KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

祝!一周月!!

あー、だいぶ風邪も良くなってきた感はありますが、ここで気を抜くとまたウィルスの猛攻に晒されてしまうので油断はできません。窓を開けると結構冷たい風が入ってきます。もう秋なんですねー。

そしてふと気づいたのですが、よーやくブログも開設から一ヶ月経過したのですねヽ(^◇^*)/祝電が小泉首相やビルゲイツなど各界の著名人から届く・・・わけがありません(・・;)

開設当初はもっと色々なことを書いて、株に興味のない人も少しでも株に興味を持っていただけたら・・・と思ってたんですが、結局ほぼ株の話だけになってますね(・・;)良いのか悪いのかわからないですけど・・・。また感想なんかを書いていただけるとありがたいです。

とりあえず試行錯誤しながら今後も2ヶ月、3ヶ月と続けて行ければ良いなと思っていますので、今後とも宜しくお願い致しますm( _ _ )mペコリ

そして今日は唯一といって良い程株以外の話の日、小説の日です。何かアクセス数は小説の日の方が多かったりするのが実は微妙な心理です(・・;)株の成績も悪くないんですけどねー。ちなみに明日は1ヶ月の株の成績をまとめてみようと思います。

というわけで以下は小説連載3回目です。前回、前々回分は4日、11日のブログにありますので、興味のある方はお読みください。

             台風一過

第三節 悪夢であれば救われる

一度電車の乗り換えをすれば我が家の最寄駅に辿り着く。我が家とはいってもマンションともアパートとも呼べるような1ルームで所詮待ってくれている女性もいない、しがない一人やもめだ。やはりいつも通りに夜間営業をやってくれている駅前のスーパーに寄り、多少の空腹感を埋めてくれる惣菜なんぞを買い込む。街はどんどん便利になり、御陰様で一人で生活していくのに苦労はしないが、そのせいで結婚率は低くなっているという有識者の言もうなずける。

そんな愛しの我が家に辿り着く。一人暮らしで2DKといえば結構な広さのはずなのだが、荷物が無駄に多いせいか随分手狭に感じる。必要のないものまで捨てきれず、溜め込んでおくのが悪い癖だ。

寂しさを紛らわすために部屋の電気と同時にテレビをつける。最近はあまり面白い番組がなくなった・・・とは年寄り臭い発言であるが、専らニュース番組しか見なくなったのは事実だ。ニュースの話題はやはり台風がトップだった。関東を通過し、勢力は弱めつつあるとはいえ、今から台風が訪れる地域にしてみれば油断は禁物だ。次は日本人宇宙飛行士を乗せたスペースシャトルが無事に周回衛星軌道上に乗ったという話題。

3番目に届いたトピックスはいささか奇妙なものだった。今日の夜、東京都内だけで10件にものぼる電車による人身事故があったということだった。そのうちの1件は私に直接影響したものだ。飛び込み自殺は月曜が一番多いという。理由はよくわからないが、休日明けの仕事に嫌気がさしてふっと・・・ということだろう。ところが今日は水曜だ。別に統計学の統計通り人が死を選ぶわけではないが、一晩に10件、しかも東京だけでというのは異常であろう。少なくとも私は聞いたことがない。

そしてこれは事故ではなく事件であった。その10件の被害者は全員帰り支度を整えた人々でごった返す駅のホームから誰かに突き落とされたというのであった。発生箇所も全てバラバラだ。特に規則性はない。突き落とした犯人の大半は既に現場で周りにいた乗客に取り押さえられ捕まっているようであるが動機は不明らしい。

その後ニュースは通り魔事件のニュースに続く。しかもこれも東京の主要地域で今晩に限って同時多発したらしい。死亡者も出ているようだ。4件発生したうち3件は警官に取り押さえられ、1件は未だ犯人が逃亡中であるとのこと。嫌な事件ばかりだ。こんなニュースばかり見続けていても精神衛生上宜しくない。リモコンを探し、電源を消した。

犯罪グループの組織的な犯行だろうか?今のご時世やれ自殺サイトだのやれ痴漢・盗撮サイトだの犯罪の温床と良識派から糾弾されているサイトはたくさんある。殺人サイトがあったとしても驚きはしないだろう。そこで知り合った見知らぬ輩同士が殺人を実行する。何の目的で?自分にとって不利益な相手を殺すきっかけを得るために、正に背を押してくれるサイトということか?いや、全員の殺人対象者が水曜の夜に駅のホームに立っている保証はない。または目的の人物以外を斬りつける必要もない。

新しいテロか?交通機関を麻痺させれば日本の交通、流通は甚大な被害を被ることになる。アルカイダか?いや、アルカイダがこんなせこいやり方をするだろうか?彼らなら爆弾等を用いてしばらく復旧できなくなる程のダメージを与えにかかるだろう。やはり単に世間を騒がせる目的の愉快犯?・・・そんなことを考えながら名探偵殿はいつの間にやら寝てしまっていたようだった。(つづく)