KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

3 銘柄推奨始めました。

本日は市場もお休みであるため、新規に推奨銘柄として挙げましたA&D(7745)について検討してみます。

↓A&DのHP(何か変な感じのアドレスですね)
http://www.aandd.co.jp/

計測機器を製造するメーカーで、血圧計や自動車向けのDSP(高速デジタル信号処理)が好調だとか。特にロシア向けの家庭用血圧計が売れているようで、売上は順調に伸びているようです。今後は得意のDSP分野を応用し、海外と医療分野のセグメントを強化し、より一層の業容拡大を目指すとのことです。

5月に今期見通しと中期経営計画を発表し、株価が倍になった経緯がありましたが、8月に第一四半期決算が発表されると計画未達懸念から逆に上げ幅の半分近くの水準まで下落しました。中間期決算発表は11月16日を予定しているようです。

確かに第一四半期決算の内容は投資家の期待を裏切るものでした。キャッシュフローを見ても法人税の支払いが原因とはいえ、営業キャッシュフローのマイナスが重くのしかかります。

ですが、8月にアメリカのMTI社からDSP事業の核となる部門を買収し、アメリカでの営業拡大の橋頭堡を手に入れました。短期的に効果は現れにくいですが、今後の成果に期待がもてます。

海外への製品の輸出比率が前期決算発表時点で全体の40%程度。これが昨今の円安によりプラスに働いてきます。中間決算は通期見通しで、進捗率が50%いくかどうかは微妙なところですが、株価は十分その線を織り込んでいると思います。うまくいけば進捗率50%越え中間決算発表時点で増配も見込めそうです。

需給面では前回もお伝えしたように、あのタワー投資顧問が純投資目的でA&D株を大量保有しています。ゴールドマンサックスが大株主ですし、株価吊り上げの動きも期待できるのではないでしょうか。ただし、こういう場合は長期戦になりますが。芝浦電子(6957)、プライム・リンク(6957)と同様のパターンになりそうです。

テクニカル的には25日線を出来高を伴いながら抜けてきて(とは言ってもタワー絡みの思惑でですが)、日柄調整をこなした今が押し目買いのタイミングとなっています。本当は前回お伝えしたように1620円〜1650円で仕込めればベストなのですが、徐々に調整ムードは終わりを告げた値動きとなっているため、大人しく月曜の寄りの段階で攻めていった方が良いように思われます。MACD、ストキャス的に申し分ありません。

株価的には中間決算を睨んだ思惑的な展開になりそうですが、徐々に上昇相場に乗っていく形を予想します。第一目標は2000円、第二目標は3000円としておきます。まあ今までの銘柄を見てもらえばわかるように、目標株価はあくまで目安で、そのうち適切なタイミングを見計らって売却をお勧めすることになると思います。

A&Dについては後日追ってコメントしていくとして、今日は休みなので色々銘柄をチェックしていたらチャート的に面白いのが見つかりました。先日株主優待をもらったとお伝えした日本オプティカル(7680)です。MACDが丁度好転し、出来高を伴って上げてきています。先日のファイナンスである100万株の公募増資後なのに、株価は下がらず、その公募増資の売り分も吸収して上昇している形です。週足も良い形です。これも推奨銘柄としていけそうです。目標株価は第一目標1250円、第二目標は2000円で。

えーい、もう一丁おまけに金曜に第三四半期業績を発表した山田債権回収管理総合事務所(4351)も推奨にします。発表によると、第三四半期までで今期通期予想の80%を達成し、中間決算発表時に引き続き、再増額修正が期待できそうです。チャート的にも無理のない上昇アーチを描きつつ、年初来高値(2020円)を更新しそうな感じです。こちらも週足も良い感じです。第一目標は昨年7月の高値2400円程度、第二目標は上場来高値を目指す3000円とします。ここまできたら一気に上場来高値を抜けそうで、そうすると新世界相場になりますが、まあそれはいくらなんでも気が早いでしょう。この銘柄の名前は長いので、略して「山さん」と呼んでいくことにします。

そんなわけで、月曜から一気に3銘柄追加してみます。ようやく市場が過熱感から落ち着きつつあり、新規に買いで見ていける銘柄が増えてきた結果ですね。後もう一銘柄売り推奨できる銘柄を見つけられればポートフォリオバランスとしては最適です。今度は売りの視点で見ていける銘柄を探してみたいと思いますのでご期待ください。そして私のパフォーマンスは毎年決算発表が集中する5月、11月が一番良いのでちょっと期待してやってください。