KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

大阪夏の陣

スッポンのフルコースを頼んだ我々の目の前にまず運ばれてきたのはスッポンの生き血でした。赤マムシと並んでオヤジの精力増強剤として双璧を成すものです。小さなコップに入れられて運ばれてきたそれは血の色をしていました(当たり前)。まずそれに我々は腰が引けます。
上司「い、いやー、まあ、その、あの、なんだね。臭いは思ったほどきつくないね」
私 「そ、そうですね。思った程ではないですね、ははは・・・(-。−;)」
上司「遠慮せずに飲みなよ」
私 「いやー、こういうのはやはり上司より先に口を付けるわけにはいきませんから・・・」
給仕「お客さん、早く飲まないと血が固まっちゃうよ」
実物を目の当たりにして、少しでも飲むのを遅らせ互いを牽制した我々。それを見透かしたかのようなおばちゃんの一言。

意を決して私が先陣を切ります。こういう時に特攻しないといけないのはいつの世も部下の役目。こんなのは一気にグイッと一飲みするに限る!南無三!!\(*`∧´)/
私 「・・・あ、思った程きつくない(・・;)」
給仕「赤ワインで割ってあるからねぇ」
血の色と混ざり合うように赤ワインでブレンドしてあり、味もほとんど赤ワインでした。それを確認した上司もグイッと一飲み。先入観もあってか、早くも何だか身体中がカッカしてきたような気がします。
私 「なんだ、スッポンも案外大丈夫そうですね(^^)」
上司「そうだね(^^)」
予想外にクセのない味にホッと一安心の我々。テンションはやや回復します。

まずは最初の関門を突破した我々の前に休む間もなく運ばれてきたのは刺身です。勿論普通の魚ではなく、スッポンの刺身。それも内臓系のオンパレードでした(××)
私 「これ、まだ動いてないですか?(・・;)」
上司「・・・」
皿の上に並べられた肝、心臓、その他諸々の謎の部位。それらがまだ動いているのはスッポンの鮮度を強調すると共に、スッポンの生命力の高さを象徴するものでした。その動きは我々に対して抗議の意図を示しているのか、早く食べろと言っているのか。しかし何であれもう十分よくわかったから、これ以上主張しなくていいよ(-。−;)早くもテンションダウンでスッポンを食べに来た事を後悔し出す我々(T△T)

上司「ま、まあ、てけてけ君も大阪最後だし、大阪の思い出作りとしてたくさん食べていきなさい(;^_^A」
私 「は、はぁ(・・;)」
問答無用で次々と私のポン酢に投げ入れられていく内臓の数々。当然それを拒否する術は私にありません。今まで楽しかった大阪での思い出が走馬燈のように巡って、強烈なスッポンの記憶一色に塗り替えられていくのでした。(もっかい続く)

さて、強烈な上昇ムード一色に塗り替えられつつある日経平均は本日続伸。NYダウは昨晩最高値を更新。その他の海外市場も次々と高値を更新する外部環境の良好さから、日本市場にも自然と買いが集まる格好。117円台を突破している円安も追い風に明後日のSQも睨みつつ、徐々に上値の重さを削り取るような展開となっています。しかし水準的には戻り待ちの売りが出易いところであるため、後場にかけて上げ幅を縮小する形となりました。

投資判断は「中立」。3連休明けの昨日から底堅い展開が続いていますが、本日はサブ市場の新興市場の一服感もあって上値では売りに押される状況。明日に控える大型IPOソニーフィナンシャル(8729)に備えた換金売りも上値を重くする一因となっているようです。明日同社のみで売買代金が数千億円規模になりそうですから、その圧力は相応のもの。そんな中で更に売買高、売買代金は膨らんでいません。海外投資家の姿勢は朝方の外資系証券の注文動向にも垣間見えますが、本日は1000万株強の売り越しと連日の売り越し。自国の市場が好調である中で、一方日本の政局は固まりつつあるも未だ混迷を脱したとは言い切れず、日銀も利上げの機会を窺っており、敢えて日本株を買う理由は見当たりません。

本日から日銀政策決定会合が開かれていますが、今月も利上げは見送られる公算。確かにまだサブプラ問題に決着が着いたとは言えない状況ですから、この段階での利上げは難しいと思います。しかし原油・商品市況高の余波を受け、様々な業界の様々な製品・サービスの値上げが連日報道され、日に日にインフレ圧力は体感的にも現実的にも高まりつつあります。年内利上げは待ったなしという状況だと思われます。

新興市場は「強気の買い」。本日はマチマチながらも全般的に安い展開。さすがにマザーズ、ヘラクレス指数はここまで急ピッチに値を戻し、特にマザーズ指数は昨日まで算出以来初の10連騰と勢いが付き過ぎた雰囲気があり。先行していた銘柄には反落するものも目立ちました。一服もやむなしの展開ですが、800ポイント程度まで押す事を前提として、押し目は絶好の買い場であると思います。1000ポイントまでは絶対水準で超割安水準であると認識しています。

ソフトクリエイト(3371)は続伸。出遅れ感と共に先月の急騰局面での売り物をこなしながらの上昇となっています。テクニカル的にはストキャスも好転しかかっており、上値抵抗ラインの明確な突破を試み中。明日はいよいよ2000円突破を目指す展開となるか。

ソネットエンタテイメント(3789)は反発。昨日は40万円目前で突然失速。背景には株価の達成感や明日上場のグループ会社ソニーフィナンシャルに対するリバランスが挙げられると思います。本日も朝方は売りが続きましたが、先行して下げた分底堅い展開。年初来高値更新による上げ潮ムードは未だ衰えていませんから、押し目は積極的に買いを入れていく場面であると認識します。

USEN(4842)は続伸。先週お伝えしたように、出遅れ銘柄物色から昨日は大幅高。本日も75日線を挟んだ攻防となっていますが、出来高が膨らみつつあり相場転換に向けた最後の殻破り。日足チャートでは一目均衡表の雲入りを果たして下値不安も後退。

日産自動車(7201)は続落。円安は好材料ですが、王者トヨタ(7203)が国内自動車販売目標を下方修正。業界全般を取り巻く環境の悪さを示すものになっています。テクニカル的には75日線に完全に頭を抑えられている状況。上値の重い展開が続きそうです。

ソフトバンク(9984)は続伸。どちらかというと出遅れ気味であった同社の上昇が目立っています。テクニカル的には一目均衡表の雲上限に達して、まずはやれやれ売りが出そうな水準ですが、週足で見た場合にはまだボックス圏相場の半ば。買い圧力の方が上回る局面だと思われます。本日引け後に発表予定の先週末信用残にも注目。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1890円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→370000円 目標75万円

USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→814円 目標1500円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→47円(15時10分現在) 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→2440円 目標3000円

売り銘柄

日産自動車(7201) 8月21日より 1106円→1188円 目標1000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。