KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

祝々と

いやー、昨日はすごかったですね。もうテレビに釘付けでした(・・;)勿論日本シリーズの事です(^^)

ダルビッシュVS山井の投げ合いで始まり、正直中日側は何とか継投継投で先行逃げ切りの形を作らないといけないなーと思っていたのですが、ところがどっこい、ダルビッシュ程の派手さはないにしろ制球の良いナイスピッチで縦に落ちるスライダーがバシバシ決まっていました。

日ハムの選手も正直平常心であればもう少し球を良く見極められたと思うのですが、敵地での背水の陣という焦りがあったのも確かだと思います。山井投手に球数少なくテンポ良く投げられ、何と8回までパーフェクトという前人未踏の大記録(××)これ以上にない大舞台でかつてじゃんけんで先発を勝ち取った男とは思えない程の大活躍でした。でも実は山井投手は2004年の西武との日本シリーズで先発した際も無失点で降板しており、超シリーズ男の称号を与えても良いのかも知れません。

最後の交代に関して賛否両論あるかと思います。心情的には確かに私も大記録達成で日本一の瞬間を見たかった。しかし私はそれでも落合監督の決断を支持します。そもそも山井投手が岩瀬投手に「岩瀬さんに投げて欲しい」と言った、また昨晩の「すぽると」でも落合監督が言っていたように「山井のマメが潰れた。そうでなければ迷ってた」という舞台裏もあったみたいなのですが、そうでなかったとしても落合監督はやはり替えていたと思うし、私が監督だったとしても替えていると思います。それにしても絶対的な守護神岩瀬が登場して、あの球場全体の落胆ぶりは初めての経験でしたね(・・;)

理由はいくらでも挙げられます。球数が少ないとはいえ、元々完投タイプではない山井投手を9回まで引っ張るのはリスクがあります。53年ぶり日本一決定の重荷、シリーズ24奪三振と絶好調のダルビッシュ投手との投げ合い、それに記録達成の精神的プレッシャーや疲労も相当なものだと思います。それまで外野に飛んだ打球は3回の鶴岡選手の打球一つだったのに、7回からは外野に3つフライが上がり始めました。芯で捉えられ始め球威の衰えが見え出したのも確かです。記録に固執し無理に引っ張って失敗した例は枚挙に暇がありません。そんな状態の中で9年間毎年50試合以上の修羅場をくぐってきた男岩瀬投手にマウンドを託すのは当然とすら思います。その分岩瀬投手にはそれ以上のプレッシャーがかかったとも思いますが。

守っている側の野手にとってもただでさえプレッシャーがきついのに、大記録がかかっているとなると相当なプレッシャーです。一人でもランナーを許してしまえば、大記録が無くなるどころか森本に打順が回り、いくらシリーズでは抑えているといえ、火を付けてしまうと同点はおろか逆転の芽さえ出てくる。1点でも取られれば流れは日ハム側に一気に傾き、昨日の名古屋で決めないと勝負は札幌に持ち込まれてしまう。いくら絶対的エース川上投手が残されているとはいえども、外野が地震並みの揺れ方をし、ボールが先行しても暖かく応援してくれる日ハムファンの占める札幌ドームの圧倒的アウェイ感の中で、相手側に流れている勢いを止めなければならなくなってくる。

もし私ならこれが2点差だったら記録にかけます。もしくは川上投手であれば同じ条件でも託していると思います。しかし落合監督は恐らく4点差以上なければ、誰が投げていたとしても替えていたのではないでしょうか。万が一名古屋での胴上げを逃したらファンは敗北を落胆し、記録達成失敗も落胆し、あまつさえ日本一すら逃しかねない状況なのです。短期決戦の怖さです。もしそうなっていたら落合監督は一斉に非難されていたのではないでしょうか?私も含めてファンは身勝手なものですから。

ここ富山では入らなかったのですが、テレ朝系の報道ステーションでノムさんこと楽天の野村監督が「監督が10人いたら10人替えない」と発言したそうですが、本気でおっしゃられているのでしょうか?むしろノムさんこそ替えそうな気もします。逆に私は結構な数の監督が替えてくるとすら思いますね。もっと言えばここで替えられる監督だからこそ優勝できたわけで、だからこそ10人中10人の監督が優勝できなかったのではないかとも思います。

私は正直言って最初落合監督が就任し、開幕戦にケガのため実線マウンドから長期間遠ざかっていた川崎投手を持ってきた時「こりゃダメだ(T△T)」と思いました(結果的にその試合はアレックスの劇的なサヨナラ満塁ホームランでしたが)。今期でさえも采配に「?」と思う戦いが何回もありました。しかし落合監督の一番優れていると思う点は、どんなに打ち込まれた投手を交代させる時でも必ず笑顔で話しかけるという点ですね。全ての責任は自分にあると口で言える責任者はいくらでもいると思いますけど、実際に態度でもそれを示せる人はそういないのではないでしょうか?

勿論気持ちとしては完全試合で日本一という瞬間を見たかったですし、落合監督もそうだと思います。失望した方々の気持ちは痛い程わかりますし、私ももう少し打線が打ってくれて完全試合のチャンスを作ってくれれば・・・とも思います。しかし何より53年ぶり日本一の瞬間を見たかった。それはファンであれば共通の心理だと思います。とにかく昨日は球史に残るナイスゲームでした。選手の皆さんは本当にお疲れ様でした。来年も是非宜しくお願い致します。

さて、上昇の勢いを中国と交代させたい日経平均は本日反落。昨晩のNYダウは金融大手のシティグループが投資評価を引き下げられ、金融株を中心に売りが集まる状況。先週一週間の上げ幅を打ち消すような値動きです。その流れを受けた日本株も売り先行のスタート。16500円割れ近辺では下げ渋る動きもありましたが、それも続かず本日の安値圏で引けました。

投資判断は「売り」。昨日もお伝えしたように、早くも利下げによる景気浮揚感が剥げ落ち、米国経済の先行きに悲観論が先行する形となっています。利下げが皮肉にも原油・商品市況に過熱感を持たせ、景気の先行き不安感が加速しています。前回0.5%の利下げを行ったFOMCはさすが思い切った事をやるなと評価しましたが、今回ばかりは二匹目のどうじょうを狙い過ぎたのではと思います。この舵取りが世界経済にどのような影響を及ぼすか。そして目先は今晩の雇用統計がどう出るかに注目です。

日経平均日足のテクニカル的にはストキャスの暗転、MACDの好転目前での失速、一目均衡表の雲の中へ再突入、と下に向かうような雰囲気がありありと出ています。TOPIXも折角超えた長期線の束をまとめて下回ってしまっています。来週はSQ前の思惑含みの展開になりそうですから、下がり過ぎる局面では先物主導の買いが入って来るものと思われますが、基調は年末に向けて下向きであると考えています。

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチながらもマザーズ指数が気合いの切り返し。本日から早くも底堅い動きをするとは思いませんでしたが、やはり基調は強いです。上値を取りに行く勢いは以前に比べるとやや削がれているとは思うものの、大型株が軟調になってくると、為替・商品市況の影響をダイレクトには受け辛い新興市場株が見直されてくるのは時間の問題であると思われます。

ソフトクリエイト(3371)は反発。自社株買いの結果が発表され、10月は2万株以上自社で買っていた事が発覚。予想外に今回の自社株買いは真剣だったようです。一方で先月の出来高が6万株弱ですから、その1/3以上を自社株買いが占めていたという状況。そうなってくると買い主体が消えた今となっては心細い限り。

ソネットエンタテイメント(3789)は続落。一時朝安局面から何とか切り返してきましたが、引けにかけては売り直される展開。やはり45万円での攻防になりそうです。ただお陰で随分調整できていますから、ここからの持ち直しに期待大。

ソフトバンク(9984)は続伸。この相場展開の中強いの一言です。引き続き需給の良さやアリババ上場に伴う材料性が評価されている模様。本日の新興市場の底堅さは同社が牽引していると言っても過言ではありません。目標株価まであと少し。

イー・ギャランティ(8771)も続落。直近の急落が痛いですが、それでも9/10から始まった上昇は下値を徐々に切り上げており、下値トレンドラインに何とかサポートされている格好。業績も順調に伸び、ニッシン債権(8426)、JPN債権(8774)と共に新興金融リスク管理株といった流行を作り出していて下値不安は少ないです。同じ金融という枠で捉えれば山田債権(4351)もだいぶ出遅れていると思うのですが・・・

ここで幾つかお知らせがあります。まず明日は10月の成績発表の日です。今回は新興市場の急回復により、かなり良い中身をお伝えできると思います。ご期待ください。

そして来週の月曜はお休みします。それにも少し関係しているのですが、実は来週からようやく仕事を始める事になりまして、長らく引け直後に更新出来ていたのですが、今後は帰宅してからの更新になりますから、基本夜の更新になるかと思います。また、忙しくて更新できない日も増えてくるかと思います。

正直以前の職場は仕事中にも相場動向を見ることができ(というかそれも仕事の一つだった)、私にとっては天国のような環境だったのですが、今回の仕事は残念ながら金融に近い仕事ながらも証券関係からは随分離れてしまった転職となりました。富山には残念ながらあまり金融専門職がなく、個人的にも苦汁の転職でもありましたが、一方で今まで経験したことのない新しい仕事ですから面白そうでもあります。数年間はその職場で経験を積んで、やがて独立したいなーとか考えています。

そんなわけで今後ブログの規模をやや縮小する事になりそうです。今までもクオリティがあったのかどうかは謎ですが、分析や情報収集に時間を割けない状況になるのは間違いありません。その結果皆さんの満足のいくような情報を提供できなくなるかも知れませんが、出来る限り頑張ってみたいと思いますので、今後とも変わらぬ応援宜しくお願い致します。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1920円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→455000円 目標75万円

USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1010円 目標1500円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→41円 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→2820円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→144000円 目標20万円

イー・ギャランティー(8771) 10月29日より 323000円→306000円 目標40万円

売り銘柄

JT(2914) 10月24日より 65万円→669000円 目標62万円

新光証券(8606) 10月24日より 549円→584円 目標450円

新日鐵(5401) 10月30日より 771円→743円 目標700円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。