KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

11月の成績発表

本日は11月の成績発表の日です。先月調子が良かった分、今月はちょっと苦しかったようです。さて結果はどうなったでしょうか?

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371)2005年12月2日後場より3470円→1920円(先月)→1740円(19営業日保有 下落率9.4%)
遂に明日でポートフォリオ入れから丸2年が経とうとしていますが、残念ながら株価は半減したままです。何故損切りしないか?と思われそうですが、逆に私はこの株を買わないのか理由を教えて欲しい位です。業績は上場以来ずっと2桁の増益を維持し、配当も増えています。なのに株価は上場来見事な右肩下がり。それは偏に流動性から株価の下落までを含めた総合的な人気の無さが低迷の原因だと思います。なのでそれ以外に明確に損切りする理由がないというのがここまで引っ張っている理由。ところで先日は上場してから既に6度目となる自社株買いが期間満了前に終了となりました。昨年末にも同様に途中打ち切りがありましたが、その後出たニュースは増配、そして新会社設立でした。今回もまたそういう良いニュースが控えたための打ち切りと期待したいところです。

ソネットエンターテイメント(3789)
2006年1月20日より 390000円→455000円(先月)→470000円(19営業日保有 上昇率3.3%)
今月は新興市場の反動安の影響を受けて安くなる場面もありましたが、結局は月末にかけて値を戻してきました。しかし私はまだまだ同社の実力はこんなものではないと思っています。同社保有の上場株式時価のみで評価した一株辺りの株価は現在53.2万円。最近になってからようやく色々なアナリストがこの点に注目し出して推奨を開始していますが、はっきり言って私はポートフォリオ入れ当初から子会社の優良性を訴え(2006年2/17のブログ参照。当時はSCNという名前だった)、そして株価が十分下落してからはその保有株による割安感を訴え続けています(同4/26参照)。こちらもポートフォリオ入れから来月で丸2年となりそうですが、卒業は少しずつ見えてきています。

USEN(4842)
1月16日後場より 1251円→1010円(先月)→987円(19営業日保有 下落率2.3%)
個人的には今週出たシンジケートローン組成のニュースはここ最近で一番大きなプラスのIRだと思われます。同社の最大の弱点は有利子負債の金利負担です。ところが何とかシンジケートローンを組成する事によってその弱点を克服しようとしています。それは丁度ソフトバンク(9984)がボーダフォンを買収して、その負債を証券化する事によって金利負担を抑えた事に類似します。一方日銀は未だ利上げに踏み切れずに、日本は少なくとも政策的には未だ低金利政策が採られていますから、同社にとってこの辺りの問題は少し前に流行った言葉でソフトランディングできそうな感じがします。

オプトロム(7824)
5月25日より 59円→41円(先月)→36円(19営業日保有 下落率12.2%)
この株に関しては基本ノーコメントでいきたいところです。損切りのタイミングを逸して結局ズルズル1ヶ月間持ち続けてしまいました。ある日突然噴き上がる事もあるでしょうから、その時を待って損切りしたいと思っています。

ソフトバンク(9984)
10月5日より 2400円→2820円(先月)→2545円(19営業日保有 上昇率下落率9.8%)
先月の結果発表時に「アリババ株上場日前後に注意」としましたが、結果的にその日が直近のピークとなりました。結果論で言えば一旦あの時点でポートフォリオから外しておくべきだったと思いますが、まあ仕方ないですね。現在はまた戻りを試す段階に来ていますが、残念ながらまた当面は上値の重い展開を想定しています。ただ業績は悪くないですから、結局またホールドで対応します。

メディカルシステムネットワーク(4350)
10月15日より 117000円→144000円(先月)→131000円(19営業日保有 下落率9.0%)
折角業績予想発表で急騰したのに、業績発表で売られてしまいました。しかし最近では徐々に株価は戻りを見せています。業績的にはより一層の安定感が増してきて、割安感が一層高まる状況。株価はこのまま回復軌道に乗せると睨んでいます。月足は少しいびつになりましたが、まだまだ理想的な月足チャートを見せています。長期的視野で。

イー・ギャランティー(8771)
10月29日より 323000円→306000円(先月)→216000円(19営業日保有 下落率5.3%)
先々月末から株価は急落。勢いよく上がった分の反動が出ている様子です。業績は良いのですが、残念ながらテクニカル的には微妙なところになってしまいました。最近はそれでも下値トレンドラインでの踏ん張りが見えますが、万が一20万円を割ったら損切りとします。

メック(4971) 
11月13日より 1330円→1164円(19営業日保有 下落率12.5%)
業績の好調さを背景に大幅高したところから買いポートフォリオ入れしましたが、結局そのタイミングで材料出尽くし感が台頭してしまったようです。どちらかというとテクニカル面での良さを理由にポートフォリオ入れしたのですが、当初からほとんど上がりませんでした。残念ながら来週月曜の寄りで損切りとします。

駐車場綜合研究所(3251) 
11月15日より 56200円→55900円(3営業日保有 下落率11.0%)
11月21日より 53000円→53500円(6営業日保有 上昇率0.9%)
落ちてくるナイフを掴んだような感じで下落局面でポートフォリオ入れし、第一回目は討ち死に。第二回目はストップ高を付けて切り返してきましたが、万一に備えて設定しておいた損切りライン(5日線)を割り込んだため、あえなく損切りとなりました。しかし個人的にはまだいけると思っています。例えば日本駐車場開発(2352)等に比べるとPERベースでも割安感があります。成長性もあるでしょうし、まだまだ短期資金を呼び込む力があると思います。なので窓埋め水準である52000円に達したら懲りずに再度買いポートフォリオ入れとしたいと思います。下値は案外固そうです。

売り銘柄

新日鐵(5401)
10月30日より 771円→743円(先月)→700円(2営業日保有 下落率6.1%)
案外アッと言う間に株価は下落しあっさり目標株価到達。その後も日経平均15000円割れに連動するように株価は600円近くまで下がりました。栄枯盛衰、一時期ブームを迎え日本を代表するオードエコノミーたる同社ですが、今はすっかり自信を喪失している状態。株価が750円位まで戻ってきたらもう一度売りポートフォリオ入れしたいと思っています。

JT(2914)
10月24日より 650000円→669000円(先月)→620000円(15営業日保有 下落率7.9%)
ようやく目標株価に達成できてホッと一息というところですが、ディフェンシブ株という事もあってなかなかしぶといです。65万円程度まで戻ってきたらまた売りポートフォリオ入れしたいと思っています。

新光証券(8606)
10月24日より 549円→584円(先月)→508円(8営業日保有 下落率15.0%)
みずほ証券との合併延期となり、当初売り理由とした合併による不利益が少し解消される見込みとなったため、目標達成前に利益確定の買い戻しとしてしまいましたが、結果的には黙って売り持ちしていれば目標株価達成できたようです。残念。まあ十分利が取れたので由としましょう。

ところで報告ですが同社提供S-1チャンピオンシップ(1000万円を元手に5ヶ月でどれだけ資産を増やせるか、実際の株価を使った仮想ゲーム)は見事75000人中5位の結果で終わりました(^^)ワー、パチパチ。5位の賞品は松阪牛らしいのですが、4位のHDDレコーダーが一番欲しかったから上がり過ぎず下がり過ぎず照準を合わせていたのに、最後の最後で圏外から突然ひょいっと上がってきた人に60万円差で抜かれてしまいました(T△T)無茶苦茶悔しくて昨日はブログを休みました←半分嘘です。昨日は残業でした・・・(T_T)

↓証拠写真

というわけで、ゲームとはいえ少しはこのブログの有意性を証明できたのではないかと自負しています。一時期2位まで行ったのですが、1位が近づくと案外怖じ気づいてしまいました(-。−;)先々月辺りまでは新興市場の大復活で大儲けだったのですが、今月ダメだったのが痛かったですね。

以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると

結果−0.22(%/営業日)という結果が出ました。
計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計12で割り(同銘柄の売買は加減後1回の取引として集約)、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ちなみにその間
日経平均11/2終値16517円→15680円(19営業日 下落率5.1%) −0.27(%/営業日) 

TOPIX11/2終値1600→1531(19営業日 下落率4.3%) −0.23(%/営業日)

今月はベンチマークとほぼイーブンの結果に終わりました。新興市場の反動安が痛手で、市場の波乱から売りポートフォリオ銘柄で何とか踏みとどまったような感じです。来月は換金売り等も増えて益々市場は暗くなると見ていますから、より一層売りポートフォリオ銘柄を増やしていきたいと考えています。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を推奨した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数165.1ポイント

となりました。

さて、今年最後の大勝負として任天堂(7974)を再々々々度売りポートフォリオ入れしたいと思います。理由は株価の割高感、それに尽きます。最近は為替が落ち着いてきたとはいえ111円台で短期的な戻りはこの辺がピークかなと思います。そして月間販売台数でPS3に負けたというのも、実態には正直あまり影響はないと思いますが、今まで強気材料の一つだった人気という点に黒い滲みを付ける事に成功しました。なので個人的にはこの任天堂の呪縛から逃れるべく、また売り参戦しておきたいと思います。7万円前半までの踏み上げは覚悟の上です。目標株価は53000円。月曜寄りから売りポートフォリオ入れとします。

そして文字数が足りなくなってきたので今回はこの辺で。今後の見通し等は今後のブログで随時示していきます。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。