KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

記者が汽車で帰社する

新聞情報提供側の大元は何とか再編等を断行して、この新聞不況の荒波を乗り切れるかも知れません。しかし末端の販売店は大変です。私の大阪での職場の隣は某新聞社の大阪本社がありましたが、昼休み時間になると近所のお食事処は記者達で満載。彼らは報道最前線としてのやる気と活気溢れています。それは非常に幸せな事かも知れませんね。

一方販売店の方は深夜2時位には動き出して、折り込みの広告を入れて、そして販売に回らないといけません。夏はまだマシかも知れませんが、この時期特に寒い地方や過疎地域の販売はものすごく大変でしょうね。そして契約が取れないと死活問題に直結します。経済的な苦しさも背景に最近は特に新聞販売店の配達員が起こす様々な凶悪事件も眼に付くようになりました。何だか格差社会の一端がここに表れているのかも知れません。自分達の誌面で「今格差が問題」というような記事を書いているのに、何とも皮肉な話┐( ̄ヘ ̄)┌

いや、これは別に情報発信元、情報提供元のどちらも区別はないのかも知れません。それこそ何々新聞の記者が起こす犯罪も結構眼に付きます。結局はどこに所属するかが問題ではなく、どういう人間が居るのかが問題になってくるわけで、そういう意味では格差は無いという言い方もできるでしょうか。

そしてその状態はどこの業界、組織でも同じかも知れません。例えば保険、証券の勧誘だって本社は末端の営業がどれだけ苦労しているのか知らずに平気で巨額の損失を出したりします。営業が一件数千円の売上を細かく積み重ねても、投資に失敗して一気に数十億円吹っ飛ぶ事だってあります。この辺りはある種「踊る大捜査線」で言うところの現場VSキャリアの戦いでしょうか。川上の立場の人間だって川下の立場の人間の血の滲むような努力があって支えられているものなんですが、それを忘れてしまっているんじゃないかと思うような話をよく聞きます。どちらにもどちらの大変さはあるでしょうけれど、何だかやりきれない部分でもあります。

そんなわけで現場で苦労されている方には同情する一方、その苦労を歪んだ形で押しつけてくるケースも見受けられ、そんな時には当然私は大激怒です。そんなお話を明日にでも。
(続く)

さて、歪んだ形にはなって欲しくない日経平均は本日続落。昨晩のNYは相変わらずの軟調っぷりで、それを受けた日経平均も朝方から軟調推移。一時15000円にトライする場面もありましたが、何とか手前で切り返して後場一時プラ転。しかし結局は売り物に押されてマイナスで引けました。

投資判断は「中立」。15000円での反発は単なる自律反発のために、明日もこの勢いが続くかどうかは微妙なところです。個人的には明日もまた下げるのではと思いますが、今晩アメリカでGSが噂通り無茶苦茶良い決算を出してくれば金融株中心に戻りがあるかも知れません。何たってサブプラで4500億円近く儲かってるそうですから。しかし織り込み済み、もしくは思った程ではなかった場合は引き続きNYダウは軟調推移になる可能性があります。その場合、当然明日の日本市場への影響も避けられないでしょう。

新興市場は「強気の買い」。本日はマザーズ・ヘラクレス指数がようやく反発。昨日述べた下値ディフェンスライン780・1200ポイントを一時割り込んだものの、何とか反発に転じてきました。かろうじて第一波は乗り越えた感じですが、第二波、第三波と待ちかまえている可能性があり、まだまだ予断を許しません。三市場の売買代金合計額も何とか1000億円を超えてきましたが、これで反発とは言い切れない状況です。

ソネットエンタテイメント(3789)は反発。本日はDeNA(2432)にようやく買い戻しの動きが出てきて一安心。モルガンが「規制はそれ程影響ない」との見解を示し、それに応じて上昇したようですが、私も先日示したように同意見。ある種の風評被害を受けたようなものです。一方で成長路線に水をかけられたのも事実ですが、それは減益に結びつくものではないと考えています。それを受けたソネットも反発はしたものの、まだ弱い反発。また評価が戻ってくるのはDeNAに遅れてでしょうから、逆に言えば今が買い時。

ソフトバンク(9984)も反発。次世代高速無線通信免許をKDDI(9433)に取られた事を嫌気して朝方は軟調推移だったものの、かろうじて2300円回復の動き。まだ正式決定ではないものの、後は成り行きを見守るしかない段階。テクニカル的にはストキャスが好転したので、目先ここからの盛り返しでどこまで回復できるかというところ。一目均衡表の雲の下限2400円が厳しい抵抗帯に変わってしまう前に飛び込み直したいところ。

任天堂(7974)は続落。引き続きDSやWiiの売れ行きは好調なものの、既に材料視されない段階に。大きな歯車がようやく逆回転を始めたものと思われます。テクニカル的には75日線を下抜け。今までの流れでいけばまだ安全水域とは言えませんが、年末にかけて利出しの動きは今週いっぱい続くか。本日発表の信用倍率も悪化傾向で需給悪に。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1650円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→336000円 目標75万円

USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→959円 目標1500円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→33円 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→2325円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→124000円 目標20万円

売り銘柄

任天堂(7974) 12月1日より 69000円→61900円 目標53000円

JT(2914) 12月4日より 676000円→667000円 目標60万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。