KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

人は物事を悲観的に捉えて楽観を好む

私は学歴も一つの物差し、指標として有効であると思います。「うちは学歴で採用しないよ」という会社は、本当に自社に必要な資質を見抜く目を人事担当者が持ってるなら良いのですが、もし中途半端にカッコつけて言ってるだけなら、逆に駄目な会社だと思いますね。というのは、少なくとも受験という試練を抜けるために努力したその人を評価してやれよ、と思うのです。

一方学歴のみで採用を決めるのも間違いだと思います。まあ世の中何でもバランスですけどね。どこにどれだけの分量を配分するかが結局重要なのです。韓国のやり方が絶対正しいとは思いませんし、かといって今の日本の教育が正しいとも到底思えません┐( ̄ヘ ̄)┌

テレビ番組でよく教育問題が討論されていますが、これは全世界における永遠の課題ですね。皮肉っぽく捉えるなら、教育とはいかに子供を社会にとって都合良く洗脳するかという事なのですが、世界の国々にはその国に合ったやり方があるでしょうから、どこかの国の成功例が必ずしも当てはまりません。だからイギリスがどうだ、アメリカはこうだと例に持ってくるのは的外れだと思います。

でもとにかくしっかりした教育をしないと結局は子供が後々大変になるのです。日本の一人当たりのGDPはどんどん減少していき、特に資源も食料も持たない日本は20年後には食べ物が満足に得られなくなるという試算もあります。このままでは丁度戦後に6000万人が飢えたような時代がやってくるかも知れないのです。当時の世界の総人口は20億人でしたが、2050年には90億人に膨らむという計算がされていて、今は石油を求めて戦争が起きていますが、食料を求めて戦端を開く未来は日に日に現実味を帯びてくるでしょう。そもそも古来から戦争とは食料を求めるものでした。日本の戦国時代なんて特にそうです。隣の国の米が欲しかったから起きていたのです。

そんなところに親の庇護下で過保護に育った子供は生き残れるのか?今は飽食の時代で、子供は(大人もですが)好きなものだけ食べて嫌いな物を捨てますが、そんな事ができるのは一部の、格差社会のいわゆる「勝ち組」だけの特権になる恐れがあります。「ホームレス中学生」がベストセラーになりましたが、あれは有り得ない非日常世界を本の中に見出したからですが、あれが日常茶飯事に起きる時代がやってくるかも知れないのです。親が元気な間は大丈夫かも知れませんが、親亀こけたら皆こけたでは日本の未来は真っ暗です。

国の借金や浪費された文明を無責任に子供の世代に押しつけるのは余りにも可哀想過ぎます。しかし現実的に今更この負債をどうする事もできません。だから本当に子供を可愛く思うなら、せめて自分達の力でこの負債を乗り切る力を教育で身につけさせるというのが、我々大人の大きな義務だと思います。(次回からは話は軌道修正して続く)

さて、自分たちの力で乗り切りたい日経平均は本日大幅反発。昨晩のNYダウはインテルが予想にわずかに届かなかった決算で弱かったものの、JPモルガンの決算が予想ほど悪くなかった事から下げ渋り。その良い感じの部分をくみ取った日本市場は朝方から反発ムード。後場いつもの急落から一時マイナス圏に沈む場面もありましたが、円安と値頃感が後押しして、引けてみれば高値圏での引け。当然今年一番の上げ幅になりました。

投資判断は「中立」。私の予想は幸か不幸か外れ、力強い上昇が見られました。ただ後場寄りやはり急落したところを見ると、昨日立てた仮説自体は間違いではないのかなという感じがします。となると明日の前引けで13656円を上回ればリンク債ヘッジの先物売りは出てこない事になり、売り圧力が和らぎます。そうなると回転が効いてリバウンドの勢いは増していきそうです。まだ本日の終値と比較して120円程度余裕がありますから、今日が短期的な底認定できるのはほぼ間違いないと思います。

丁度昨年8/17の頃に形が似てきました。あの時は一日で日経平均が875円下げました。騰落レシオは56%。次の日、ほぼ半分の450円を戻してきました。昨日は470円下げて、騰落レシオは70%。本日278円上げてきています。その通り当てはまるなら明日14000円手前までの上昇があるかも知れません。もっと待てば15500円程度まで回復できるかも知れません。

しかし、口が酸っぱくなる程言っていますが、数ヶ月スパンで見れば株価は下落トレンドのままです。何より私が本当は今年の下落要因となると思っている中国株が、今回の世界同時株安でそれ程下がっていないのが気掛かりです。以前から言っているように私は中国株は今年ほぼ間違いなく暴落すると思っています。PER40倍(A株ベース)。しかも果たして本当に会計をしっかりやっているかどうかの国での40倍は、かつての日本の新興市場を彷彿とさせ、その根幹は非常に脆いものです。であるのに、そこに入っている資金の量は半端なものではありません。そこが決壊した洪水が、お隣の日本を巻き込む形での暴落、これがまだ控えています。ですから今年は特に用心が必要な年であるというのは肝に銘じていてください。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に反発。一時マザーズ指数は最安値を更新し、遂に3指数共にトレンドが下落転換してしまいました。差し当たってはリバウンドムードに包まれていますが、正直本格反騰の時期が遠のいてしまった印象です。割安感は圧倒的なのですが、これがどのタイミングで買われるかは何とも言えないところ。安いところを買ってきっかけを待つ、ただそれだけという感じです。

オプトロム(7824)は続伸。本日のようなリバウンド相場でも引き続き仕手株・低位株の買われる相場であるようで、ランキング上位にはそれ系の銘柄が名を連ねています。この銘柄はセントレックスという事で非常に買い辛いですから、こっそり上がっているという感じ。手出しは無用です。

JR東海(9022)は続落。朝方はリバウンドムードからディフェンシブ株が売られる展開で寄り付き直後急落。しかしその後は買い戻され、長い下髭を付けて5日線も回復。パラボリックも昨日から買い転換しており、基本的には強い動き。明日こそ大幅高か。

任天堂(7974)も続落。一時5万円割れとなり、見事に目標達成となりました。初めて同社株でまともに勝利した感じがして、ようやく呪縛が解き放たれた感じがしています。今日は乱高下し、方向性が見極め辛くなりましたが、恐らく他の銘柄同様戻り局面に入るでしょう。また6万円位にまで戻る場面があると思いますから、その時に再度売りとしたいと思います。

アセットマネージャーズ(2337)も続落。これは入り方に失敗しました。まさか78000円で寄ってくるとは思ってなかったものですから。きちんと7万円割れからのエントリーと条件設定しておくべきでした。反省。それはさておき何とか底打ちは示現しているような感じで、テクニカル的にもストキャスが好転していますから、数日間は単純にリバウンドを取れるのではないかと思います。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1301円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→323000円 目標75万円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→27円 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→2035円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→109000円 目標20万円

JR東海(9022) 1月9日より 965000円→960000円 目標105万円

USEN(4842) 1月15日より 598円→558円 目標850円

アセットマネージャーズ(2337) 1月16日より 78000円→74900円 目標未設定

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。