KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

SPSP

いやー、ドラマ「SP」面白かったですねー(^^)完成度の高さに圧倒されて、私は毎回エンドロールが流れ終わるまでテレビの前で凍り付いていたほど(××)皆さんご覧になられました?普通こういうドラマの場合は尻すぼみでつまらなくなっていくものですが、このドラマに関しては尻上がりに更に輝きを増し、最終回もハイクオリティのままでした。まあ正確には最終回ではなく、次のSP2時間SP(?)に繋げるようなんですが、4月が待ちこがれてなりません(^_^)/実は残念ながら第一話、第二話を見逃してしまったので悔しい限りでしたが、DVDが7月に発売されるようですからその時にしっかりと最初から観たいと思います。

まあ厳しく見れば「何でそこで撃たないんだ!」とか「何でそこで突進して撃たれるんだ!」という疑問符が時々出ましたが、それらもきっと何らかの伏線のような気がして、不思議と違和感のない作りになっていました。

やはり脚本がしっかりしています。SP(セキュリティポリス)という題材は絶対に面白いのに・・・と個人的に思っていたのですが、残念ながら私に作品を作る力が無いので誰かが作ってくれるのを待っていました。しかし今までそういった作品に出会えませんでした。強いて挙げればやはりフジテレビが10年近く前に作った「動く壁」という緒形拳主演単発2時間ドラマ。それなりに面白かったのですが、リアリティや時代背景が強すぎて、私の求める完成形ではありませんでした。

申し訳ないのですが脚本の金城一紀さんという方は今まで知りませんでした。しかしこれで一気にファンになりましたね。今度同じく岡田准一さんとのタッグである「FLY,DADDY,FLY」を観てみたいと思います。

キャラも皆立ってますよね。主人公の岡田准一さん、堤真一さんの格好良さは勿論のこと、同僚SPらの個性が豊かです。そしてあのドギツイおばちゃんも(・・;)そういうエッセンスが一滴加わる事で、ストーリーのメリハリが利いて面白くなります。個人的には公安の田中一郎が好きでしたね。あの存在がかなり物語に深みを出しているような感じがします。

監督はあの踊る大捜査線本広克行さん。観る者を引きつける演出にはピカ一で、今までに無いようなアングルから撮ったり、時にはわざとハンディカメラで撮って臨場感を出したりしているみたいです。うーん、やられたという感想ばかりです。

やっぱ当たり前と言えば当たり前なんですけど、物語を面白くするのは登場人物達の様々な「葛藤」なんですよね。葛藤の無いドラマは普通に日常が過ぎて行くだけでつまらない。そこでいかに盛り上げるかが、見せる側の腕の見せ所のようです。

さて、葛藤だらけの日経平均は本日反発。昨日の大幅下落に続いての反発で、先週からのジェットコースターはスケールこそ一回り小さくなったようなものの、投資家を振り回すのには十分な値幅です。NYは今晩の利下げを織り込みに行く動き。蓋を開けてみればどうなるか。

投資判断は「買い」。明日の値動きは今晩のNYに影響されること大であると思われますが、差し当たって純粋にテクニカルを見てみるとMACDの好転からしばらくは上昇局面に入りそうです。それで肝心の今晩のNY市場ですが、0.5%の利下げでは昨日の値動きで織り込み済みのため材料出尽くし、0.75%なら上げ、という感じだと思います。しかしどちらにしてもスタグフレーション(インフレ下の景気停滞)リスクは大きいですから、中期的なアメリカの景気減速シナリオは変わらないと思います。ですから、一旦市場が好感して株価を上げたとしても、中期的な下落トレンドに変化はないものと思われます。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に上昇。3市場の売買代金は大型株同様様子見ムードが拡がり700億円と低水準。今年初めてのIPOが2/1マザーズに上場。例年であれば年初のIPOがない時期は、資金が別の新興市場銘柄に流れ込んで強い動きが見られるものでしたが、今年は遂に沈んだままでした。強いて言えばオーベン(4797)の株式交換による不正利益の捻出が、新興不信再燃にならなかったのが良かったところ。過去の負債にいつまでも縛られる時代はようやく清算できたような感じです。

ソフトクリエイト(3371)は反発。昨日第三四半期決算を発表。個人的には内容は悪くはないものの、通期予想をオールクリアするのはしんどいのではという感じ。同社は第四四半期に利益の3割、4割を捻出する季節性があるのですが、下方修正はないにしても、余程頑張らないと少し未達のような感じがします。最終利益は何とか捻出してくるでしょうけど。ですから今回の決算がきっかけで反発・・・というのは正直考え辛いです。また決算発表と同時に伝家の宝刀自社株買い発表かと思いましたが、今回は静観としたようです。個人的にはそれで良いと思いますけど。何にせよ上場以来絶えず増益を続けている同社には、素直に感服致します。何故か株価は反比例していますが・・・

ソネットエンタテイメント(3789)は続伸。子会社DeNA(2432)はフィルタリングサービスの概要がはっきりしてくるにつれ、影響度合いが軽微である事が確認され、値を戻してきています。それに連れて同社も順調に返り咲き。まだまだ出遅れの状態ですから、俄然強気で見ていけます。

USEN(4842)は反発。テクニカル的にはMACDが好転してきて5日線を支持線に強そうな動きが出始めています。この辺りの価格帯はストップ安で沈んだ真空地帯ですから、戻り待ちの売り圧力はそれ程大きくありません。明日にでも大幅高の動きが出てきておかしくない感じ。

セプテーニHD(4293)は大幅続伸。最近の市場の乱高下もなんのその。独歩高を続け、上放れの動きが鮮明になってきています。昨年高値189000円を抜けば値動きは一気に軽くなり20万円達成はあっと言う間。

任天堂(7974)は反発。昨日は市場の影響も受けてストップ安比例配分。本日は切り返してのスタートとなりました。個人的には昨日のストップ安は少し行きすぎた感じがします。お陰でストップ安水準で結構買いがしっかり入ってしまい、需給はやや改善してきました。よって明日5万円を回復してくるようであれば一旦利益確定の買い戻しとします。それは今晩のNYの動向にもよりますので何とも言えませんが、戻りは55000円程度まで見ておかないといけないでしょう。

昨日から買いポートフォリオに入った武富士(8564)は大幅反発。75日線を抜け、一気に上放れる展開になってきました。金融関連株が買い戻される中、同社にも買いが集まっている展開です。この分だと目標達成も早いと思われます。

さて、今日は一銘柄条件付きで買いポートフォリオ入れしたい銘柄があります。住金(5405)です。

最早説明の必要もない国内重厚長大産業の一角を担う老舗ですが、先日シームレスパイプの値上げ交渉開始の報道がなされました。原材料によるコスト高を価格転嫁できれば、現在鈍化が懸念されている業績に関しても安心感が出てきます。

明後日の決算発表に関しては、先日の新日鐵(5401)の決算発表が参考になると思われます。すなわち、第三四半期での利益率鈍化をどこまで抑えられるかによって、評価が随分変わってくるものと思われます。多少悪くても既に新日鐵の悪材料を織り込み済み、良ければサプライズになるものと思われます。

テクニカル的には現在が三角持ち合いの限界点です。結果、決算発表日を境に上下どちらかに大きく振れる事になるでしょう。その場合、上に行く可能性の方が高いものと思われます。

ところで最初に条件付きとしたのは、今晩のNYの動向を条件とするためです。FOMCによる利下げが0.75%となって、市場が好感した場合(つまり今晩のNYがプラス引けなら)買い、それ以外のケースでNYが下げたら見送りとします。やはりこの銘柄は日本を代表する銘柄ですから、良くも悪くも全体相場の影響を無視する事はできません。ですから、今回はこのような変則的な形を採りました。

目標株価は700円。条件が満たされた場合は明日の寄り付きからポートフォリオ入れとします。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1225円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→378000円 目標75万円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→27円 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1998円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→117000円 目標20万円

JR東海(9022) 1月9日より 965000円→956000円 目標105万円

USEN(4842) 1月15日より 598円→623円 目標850円

セプテーニHD(4293) 1月19日より 161000円→182000円 目標20万円

武富士(8564) 1月26日より 2680円→2865円 目標3000円

売り銘柄

JT(2914) 1月22日より 607000円→577000円 目標50万円

任天堂(7974) 1月23日より 53700円→49550円 目標45000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。