KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

1月の成績発表

今日は1月の成績発表の日です。本来は昨日発表の予定でしたが、仕事があまりにも忙しすぎて家に戻ってきたらバタンキューでした(T△T)なので一日遅れてしまいました。言い訳は程々に早速検証してみましょう。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 
2005年12月2日後場より 3470円→1615円(先月)→1159円(20営業日保有 下落率28.2%)
毎回この銘柄の情けないところから報告するのも嫌なのですが、同時株安も手伝って上場来安値を一気に更新。夢の1000円台にまで突入しました。配当利回りは3%に近づき、PERも10倍割れ。それでもイマイチ買い手が現れないのが末期的なところ。先日発表した決算は好決算ながらも通期計画達成には微妙なライン。同盟関係の後述するセプテーニ住商情報(9719)も順調に業績を伸ばし、ECサイトという市場規模はこれからも成長過程にあり、順調に業績を伸ばしていけるのは確かだと思うのですが、投資家の期待成長率は過大要求。純粋にバリュー株として見なせる水準に。2月こそ再評価される月と期待したいところ。

ソネットエンターテイメント(3789)
2006年1月20日より 390000円→322000円(先月)→366000円(20営業日保有 上昇率13.7%)
先月既に大きく下落していた事もあり、今月は市場全体が安くなる中逆行高。子会社DeNA(2432)、エムスリー(2413)共に業績が良く、増配を発表。純粋に持株会社として配当の受取だけを考えても同社の業績は伸びる格好に。同社自体も好決算・増配を発表し、それぞれ東証一部に上場した記念配もありますが、配当政策を重視し出すスタンス。同社の上場持ち株で評価した一株あたりの株価は47万円と、今の水準より相変わらず高水準に位置します。

USEN(4842)
1月16日後場より 1251円→933円(先月)→778円(6営業日保有 下落率16.6%)
1月15日より 598円→690円(13営業日保有 上昇率15.4%)
業績悪化からストップ安連発。ヘラクレス指数をアセット・マネージャーズ共々ヘラクレス指数を一気に押し下げる要因となりました。損切り後、リバウンド狙いから再度買いエントリー。お陰で何とか損失を相殺する感じにできました。明日の寄り付きで利益確定売りとし、しばらくは推移を見守りたいところです。

オプトロム(7824)
5月25日より 59円→30円(先月)→31円(20営業日保有 上昇率3.3%)
一応まともにコメントすればテクニカル的には25日線を随分と久しぶりに上抜け、底打ち感がわずかに出てきたというところ。ただ例年1、2月に見られる低位株物色の一貫と捉えれば、引き続き手出しは無用。

ソフトバンク(9984)
10月5日より 2400円→2310円(先月)→1904円(20営業日保有 下落率17.6%)
同時株安の影響がモロに出ていますが、子会社ヤフー(4689)は業績好調、そしてマイクロソフトのアメリカヤフー買収提案により再評価の雰囲気が出てきています。来週発表予定の同社決算は保有株の評価損こそ膨らんでいるものの、攻勢に出ている携帯電話事業が順調であることから悪い評価ではないと思われ、1900円割れ水準はヒストリカル的にも大底水準ですから、ここからは積極的に見て大丈夫だと思われます。ただ需給が悪くなっているところが難点。

メディカルシステムネットワーク(4350)
10月15日より 117000円→127000円(先月)→117000円(20営業日保有 下落率7.9%)
地味な銘柄ですが、やはり同時株安の影響は避けて通れないところ。ただ長期的には買いシグナルが出ていますから、ここは泰然と構えたいところ。

武富士(8564)
12月21日より 2650円→2715円→2500円(8営業日保有 下落率7.9%)
1月26日より 2680円→3000円(3営業日保有 上昇率11.9%)
金融株人気が同社にも波及し、上昇局面に。消費者金融株各社の決算では業績底打ち感も出て、強い動きが目立っています。高配当利回りにも注目される地合で、比較的予想通り上手くいった銘柄でした。

JR東海(9022)
1月9日より 965000円→994000円(16営業日保有 上昇率3.0%)
リニア建設で株価が暴落したところでエントリー。市場が混乱している中で出遅れディフェンシブ銘柄として注目され、目標達成までもう少しというところ。ちなみに同社が自力で建設するなんて言ったものだから、地方新幹線も自力でやれと政府の意見もあって、JR各社は猛反発。物議を醸し出しています。

アセット・マネージャーズ(2337)
1月16日より 78000円→63600円(6営業日保有 下落率18.5%)
リバウンド狙いでいったのですが、残念ながらエントリーを失敗。そして損切りのタイミングも逆に行ってしまい、結果大損となりました。短期狙い銘柄の難しさを実感した銘柄でした。反省。

セプテーニHD(4293)
1月19日より 161000円→171000円(10営業日保有 上昇率6.2%)
月次売上高が堅調で、業界環境の厳しい広告業界の中でも伸びているところが強み。来週月曜にも第三四半期決算発表を控えており期待されるところ。ここで余程期待が裏切られない限り、上昇トレンドははっきりしていますから、上値拡大期待が高まります。

住金(5405)
1月29日より 517円→500円(3営業日保有 下落率3.3%)
テクニカル的に上昇期待を込めてエントリーしましたが、そのタイミングに失敗。新日鐵(5401)の決算が悪かった事からも、同社の決算は悪いと読んでいましたが、市場は残念ながら織り込んでいなかった模様。素直に失敗を認め、明日の寄り付きで損切りとしています。

売り銘柄

任天堂(7974)
1月11日より 61100円→50000円(3営業日保有 下落率22.2%)
1月23日より 53700円→50200円(5営業日保有 下落率7.0%)
6度目、7度目の売り仕掛けで3連勝。長期上昇相場の終焉は顕著になりつつあります。アメリカ市場の混乱により、売上比率の高い同社の影響は少なからず出てくるところ。為替の円高傾向も業績鈍化のカタリスト。現在55000円から8度目の売り場を模索中。

JT(2914)
1月22日より 607000円→548000円(8営業日保有 下落率10.8%)
今最も話題の銘柄と言えそうです。毒餃子問題に揺れる子会社を抱え、被害拡大が嫌気されると共に通報の遅れやインサイダー疑惑まで浮上。大抵こういうモードに突入した場合は芋蔓式に悪材料が出てくるものです。任天堂同様上昇トレンドの歯車が逆回転してきたのは明らか。目標達成は早そうです。

以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると

結果−0.10(%/営業日)という結果が出ました。
計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計13で割り(同銘柄の複数売買は一度の取引として加減)、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ちなみにその間
日経平均12/28終値15307円→13497円(20営業日 下落率11.8%) −0.63(%/営業日) 

TOPIX12/28終値1475→1336(20営業日 下落率9.4%) −0.49(%/営業日)

今月は売り銘柄が好調だった他、昨年中既に下落していた銘柄のリバウンドもあり、ベンチマークよりはマシでした。しかしマイナスはマイナス。こういう地合でもプラスを目指して邁進していきたいと思います。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を推奨した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数151.7ポイント

となりました。

先月は年初早々大変な月でしたから、不当に安く売られている銘柄も多く、後半はかなり頻繁にポートフォリオ入れ替えが行われました。私の現在のイメージは各々こんな感じです。

日経平均:3〜5月までは売られる展開が続く。12000円割れが底となってくると思ってはいるものの、中国株の暴落という爆弾が不発弾として残っている以上、具体的な数値設定は難しい。本格反騰は中国株が現在の半値まで下がって資金が各国に戻る事、日本の政局の安定等がカギ。
為替:少なくとも対ドルに対しては105円が底値か。これ以上の円高は正直考え辛く、下値余地があったとしても100円割れがせいぜいだと思います。ですからドルに対してはもうしばらくこの水準でのもみ合いの後、徐々に円安に傾いてくるのではないかと思います。
原油・商品市況:原油は恐らくこれ以上高くなる事はないでしょう。あったとしても100ドルまではいかないと思います。加えて間もなく結構大きめの下落局面があり、上手くいけば年前半にも80ドル割れがあると思います。商品市況は色んな商品がありますから一括りに言うのは間違っていますが、大勢は株式市場の落ち着きに伴って下落トレンドになってくると思われます。

そんなわけで、2月は概ね現状維持かなという感じがします。ですから売り銘柄をもう少し増やして、大きく売られ過ぎている銘柄をどんどん積極的に狙っていきたいと考えています。買い銘柄に関しては業種的に自動車、金融、ディフェンシブ関連が狙い目かなと思っています。皆さんもリスク分散に心がけ、厳しい相場をチャンスと捉えていただきたいと思います。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。