KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

4月の成績発表

何だか暑いGWの最中ではありますが、今日は4月の成績発表の日です。成績もホットとなったかどうか、結果はCMのあとに!(嘘)。←暑さでやられてます( ̄Д ̄;;

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 
2005年12月2日後場より 3470円→1100円(先月)→1020円(19営業日保有 下落率7.3%)
はい、今月もトップバッターは全体相場の戻りに乗れない同社からです。ヘラクレス市場はここにきて明るさが出てきているのに対し、同社はまたもや1000円台での攻防。一目均衡表の雲から下抜けしてしまい、なかなか上方転換を図れません。ただ先週金曜には出来高がこの銘柄にしては盛り上がり、今週はいよいよ運命の決算発表です。好決算は間違いないと思いますが、市場がそれをどう受け取るか、これで需給が好転してくるかが見物です。

ソネットエンターテイメント(3789)
2006年1月20日より 390000円→407000円(先月)→424000円(19営業日保有 上昇率4.2%)
先月の下落から徐々に見直し買いが入り、再度上昇局面へ。昨今同社へ一番影響を及ぼしていた子会社DeNA(2432)への規制導入は、徐々に問題視するレベルの話ではないという認識が浸透。それに連れて同社に対する空売りを巻き込みながら、上値を取りに行く雰囲気が強まっています。毎月恒例上場持ち株で評価した一株あたりの同社の株価は54.9万円。ここから見てもまだまだ割安感が高い事がわかると思います。来週の決算発表にも期待。

オプトロム(7824)
5月25日より 59円→26円(先月)→31円(19営業日保有 上昇率19.2%)
2日引け後に業績見通しの下方修正を発表。ただ同時に「香港のGTPIという車載用節鉛長寿命バッテリー製造会社の実質親会社となる」と発表。丁度先月ここのコメント欄で「この銘柄に残されている希望は新規事業にチャレンジするスピリットのみ。DVD以外に稼げる柱を作る事ができれば、株価は一発逆転に一縷の望みを託せます」としましたが、今話題のエネルギー関連と捉えられれば、ものすごい材料になる可能性があります。ただ事業規模が小さく、実際問題としてはとるに足らないレベルの話。それでも低位株にとって十分過ぎる「材料」。そもそも新規事業への挑戦は債権者にとってはマイナスかも知れませんが、株主にとっては大きなプラスとなるもので、コレきっかけで株価は大きく動くと思います。ここにきて一番ホットな銘柄になってきました。ただザラ場を見られない人は引き続き手出し無用と思われます。

ソフトバンク(9984)
10月5日より 2400円→1863円(先月)→2130円(19営業日保有 上昇率14.3%)
先週中国のSNS大手OPIを傘下に収める事で話題に。しかし連休中にはマイクロソフトのアメリカヤフーに対する買収提案が撤回という報道を受けて、海外市場ではアメリカヤフー株が大幅安。その影響は避けられそうにありませんが、今週発表の決算で挽回か。

メディカルシステムネットワーク(4350)
10月15日より 117000円→104000円(先月)→119000円(19営業日保有 上昇率14.4%)
地味に戻りを試しつつあり、底打ちは決定的に。加えて2日引け後には決算予想を上方修正。今週のスタートは良い形で切れそうです。長期でじっくり見ていきたい銘柄ですが、特に月足の形、割安感に注目。

不二製油(2607)
2月17日より 968円→942円(先月)→950円(13営業日保有 上昇率0.9%)
予定通り1000円超えは達成したものの、その後踏みとどまる気配もなくズルズル下がってしまったために損切りとしました。ここにきて再度上昇の機運が高まっており、もう一度1000円超えを目指してくるものと思われます。非常にゆっくりと上値を切り上げていけそうですから、再度買ってみても良さそうですが、値動きの緩さがこれからの大巻き戻し相場の派手さに比べるとやや色落ちするのかなという気もします。

新光証券(8606)
3月24日より 325円→336円(先月)→355円(19営業日保有 上昇率5.7%)
決算内容は悪かったものの、株式市場の活性化と金融株の復権を背景に株価は戻り局面に。また先月はみずほ証券との再度合併延期を発表。とにかくこの辺りは石橋を叩いて叩いて合併を決めるのが同社にとっては良いと思います。

ダイハツ(7262)
3月25日より 1141円→1120円(先月)→1261円(19営業日保有 上昇率3.5%)
先月はトヨタ(7203)、富士重(7270)との三社連合を発表。同社を取り巻く環境は厚みを増してきました。株価的にも需給が逼迫している事を背景に、年初来高値1255円を突破。ここから上はかなり軽いのではないかと思います。

みずほFG(8411)
4月15日より 433000円→539000円(12営業日保有 上昇率24.5%)
金融株復権の象徴。今一番乗っている株と言えるでしょう。こちらも完全な売り長銘柄で逆日歩発生中。夢は高く、まだまだ上を目指します。

アクセル(6730)
4月15日より 369000円→400000円(12営業日保有 上昇率8.4%)
決算発表後は材料出尽くし感から勢いを弱めたものの、ここにきて再度騰勢を強めてきました。テクニカル的には今が正念場。何とか上向けてアクセル全開といきたいところ。

任天堂(7974)
4月20日より 56800円→56800円(9営業日保有 変わらず)
今まで売り一辺倒で見ていた銘柄ですが、株価動向の底堅さから一転買い銘柄としてエントリー。最近の為替動向が円安傾向により一気に上昇機運が高まるかと思いきや、イマイチ波に乗り切れていない状態。確かに今の相場は下落してきた銘柄を拾う場面であり、十分上昇してきた同社はどうしても後回しにされがち。テクニカル的にもMACDパラボリックで悪い指標が出始めています。ただ週足で見た底堅さはありますから、辛抱強く待ちましょう。

売り銘柄

富士重(7270)
4月13日より 428円→459円(14営業日保有 上昇率6.8%)
トヨタ(7203)による株式追加取得報道等で盛り上がった過熱感から売りエントリー。その後予定通り悪い決算を出してきた事で売り優勢となったものの、どうも全体相場の上昇機運、為替の円安によって堅調推移となってしまっています。テクニカル的にはそろそろ売り方が厳しい水準になってしまいました。損切りラインを金曜高値462円に設定し、それを超えたら損切りとします。

JT(2914)
5月1日より 495000円→490000円(1営業日保有 下落率1.0%)
先週の決算発表が予定通り悪かった事により再エントリーです。こちらの銘柄に関しては将来性に乏しく、そもそも何故ここまで株価が堅調に推移してきていたのかがわかりません。タスポ導入により、タバコの購入者は間違いなく減ります。私の身近でも「タバコが手に入りにくくなったらそれで止められる」という声もチラホラ(実際に止めるかどうかは微妙ですけど)。テクニカル的には良いタイミングで下落してくれました。信用倍率も少しずつ悪化しているようで、去年までの需給相場から歯車は完全に逆転してしまったようです。

以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると

結果0.48(%/営業日)という結果が出ました。
計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計13で割り(同銘柄の複数売買は一度の取引として加減)、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ちなみにその間
日経平均 4/4終値13293円→14049円(19営業日 上昇率5.7%) 0.29(%/営業日) 

TOPIX 4/4終値1288→1377(19営業日 上昇率6.9%) 0.35(%/営業日)

今月は全体相場が堅調でしたが、それ以上のパフォーマンスが上がりきちんとベンチマークに完勝できました。特にみずほFGの上昇がめざましく、成績を大きく押し上げてくれました。やはり今の相場の主役は金融株。特に銀行株・証券株というところが強いと思われ、その勢いはもうしばらく続きそうです。なんといってもここ半年で大きく下げたわけですから、ここ数ヶ月で大きく上がる事があってもバチは当たらないでしょう。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を推奨した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数203.8ポイント

となりました。何とかKA指数も200ポイントを超え、ライブドアショック直前に付けた最高値204.1ポイント更新間近というところです。純粋にブログスタートから資産が2倍となった計算になります。これで何とかデイトレーダーにならなくたって、また有料の怪しげな株情報を掴まなくたって地道に稼いでいける事の証明になっているのではないでしょうか。まあ色々な価値観はあると思いますけどね。

さて今後の展望ですが、日本株の投資判断は引き続き「買い」です。ここにきてようやく出来高も増えてきて、株式市場も盛り上がりを見せています。決算も主力どころの発表が概ね終わり、業種別のサブプラ問題の影響度が見えてきました。

今週はSQもあり、また連休中に動いている海外市況の影響を受けて、連休明けの水曜は大きく動いてスタートとなるでしょう。そしてそれは上に大きく動く可能性が高いと見ています。特に大変なのは売り方。信用倍率が大きく売り長になっている銘柄が多く見られ、そういう銘柄にはこれから大きな株価のうねりが待ちかまえていると思います。

商品市況は投機マネーの「おいた(いたずら)」が過ぎて、そろそろバブル崩壊の図式が見られる頃合いだと思われます。今の商品市況は実需という名の大風呂敷に誤魔化された過大評価相場になっています。それが真の意味での実需に収束する日もそろそろ近いでしょう。

そうなってくると資金が今まで売られていた市場、つまり株式市場に回航してくるのは自然な道理ではないでしょうか。今買わねばいつ買うのか。それが当面のキャッチコピーとなりそうです。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。