KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

借家哲

まああっさり結論から申し上げますと、私の親戚が空き家を一軒所有しておりまして、そこを借りようという事になったのです。事情を説明すると長くなるので割愛しますが、その家は新築後2、3年使われてから10年近く誰も住んでいなかったのでした。そこならきっと安く借してもらえるだろう、と。

その家の何よりの長所は大きな公園の傍であるという事。地元で最も大きな公園であり、お堀に面したところに建っています。窓からはカルガモや鯉が泳いでいるのが見え、木々が立ち並び、春には桜が全面に満開で花見の席取りなんてしなくても良いという街の中でかつ自然に囲まれた好立地。地元では超一等地であると言えるでしょう。庭は狭いのですが、ある意味最高にブルジョワな庭を保有しているとも言えます。

お隣が大家の伯母さんの家。比較的大きめの土地に離れを建てたという格好になっています。伯母さんはご主人が最近亡くなり現在は一人暮らし。少し身体が弱ってきて一人にさせておくのは何かと不安だという事で、東京の息子夫婦が週末になると交代で様子を見に来ています。そんな状態の伯母の近くに親類が居てくれたらいざという時に心強いものでしょう。

今まで空き家だった家・親戚・身体の弱い伯母の世話役・・・という条件が整っているので、これはかなり家賃的に良い条件で借りれるはず(^^)伯母さんはもう歳なので物件の管理は娘婿さんが行っています。交渉は直接娘婿さんと行う事になりました。

事前に電話でその旨を打診して、二つ返事で了解していただきました。それは良いとして気になる家賃なのですが・・・
私 「あのー・・・、それでお家賃の話なのですが(-。−;)」
娘婿「それに関しては親戚だからね。もう大舟に乗った気でいてくれて大丈夫だよ(^^)」
私 「あ、ありがとうございます(^^)」

母や姉にその話をすると
姉「どうせ空き家にしておくだけ無駄だし、人が住んでいないというのは家をダメにするから、管理人的な感じで固定資産税分だけで貸してくれるんじゃない?」
母「何ならタダで貸してくれるんじゃない!?(^^)」
私「えっ、そうかな!?」
勝手に大盛り上がりする3人。しかし流れは大方の人が予想する通りの展開へと続いていくのです。(続く)

さて、大方の人が予想する通りの展開になって欲しい日経平均は金曜反発。前日のNYダウが久しぶりにスカッと上昇した事を受けて、朝方から買いが先行。そのまま高値圏を維持していましたが、引けにかけては週末の手じまい売りに押される展開。少し値を消して14500円は割り込みましたがプラス圏で引けました。

投資判断は「買い」。最近アメリカ株との連動が薄れ、日本株買いの動きが強まってきているとは言うものの、金曜のNYダウは失業率の大幅悪化と140ドル近辺まで進んだ原油の大幅な伸長を受けて大暴落。シカゴ日経先物は500円以上の下落と月曜は悪化ムードを避けられない状況。特に来週末にはメジャーSQが控えているという事もあり、波乱含みな一週間となるのは確実でしょう。テクニカル的に見て来週一週間の下値は13700円程度になるのではないかと思いますが、そこを乗り切ればまた14500円を目指しながら伸長していけるのではないでしょうか。年初から3月の最悪期に比べれば今の状況なんて可愛らしいものです。

ところで原油高が止まりません。バブルであることは100ドルに近づいた時から明かなのですが、バブルというのは厄介なもので、まともな高値予想なんてできないものです。バブル崩壊のきっかけは必ず存在するものですが、そのきっかけが起こる前に「いくらまで上がる」なんて正確に予想する事は、神でもない限りできないでしょう。それがバブルですから。

一方下値はまだ暴騰時に比べて予想が付き易いものでして、それは単純に「上値は無制限だが、下値は0円までだから」という大原則があるからです。何か言い訳を言っているみたいで申し訳ないですが、私は原油がこの先いくらまで上がるかわかりません。ただとにかく今の値は実態を伴わないバブルであると思っています。やがて崩壊するでしょう。

となると我々や経営者にできるのは「原油が上がった場合の対応・準備」なのですが、それにもやがて限界が来ます。ってか既に限界とも言えるでしょう。何とか来月の洞爺湖サミットで新エネルギーに対する論議が進み、少なくとも表面上だけでも「脱原油」の姿勢を各国一致で表明できれば、原産国に対する牽制位にはなるのかも知れません。

今後原油が高止まりし続けると仮定しますと、物価面で一般消費に多大な影響を与えるのは間違いないのですが、そうなってくると何より物流面、人的コスト面での影響が大きくなってくるでしょう。物流コストは物価に転嫁せざるを得なくなり、物価高は新興国の賃金上昇圧力に変わるでしょう。これは日本だけの問題ではありません。

そうなってくると今まで以上に世界的規模で「地産地消」が大きくクローズアップされてくる状況になると思われます。それは実は日本の生産者にとってはせめてものプラスに働くのかも知れません。一般農家や地方の中小企業にとって「国際」という勝ち目のない相手と戦う競争力の差が僅かながらでも埋める事ができます。もっとも原油高によって被るマイナスの方が明らかに大きいのですけれど・・・

一方大企業は新興国の賃金上昇により収益率が下がり、国際戦略・配置を見直さなければなららない事態に陥るでしょう。実は原油高によるコストの上昇というのは、今までの流通システムを根幹から覆す転機になるかも知れない、という認識を持っておいた方が良いと思います。

新興市場は「強気の買い」。金曜はまた日経ジャスダック平均のみプラス。相次ぐ新興企業の不祥事に、投資家からNOを突きつけられている格好です。いつになったら膿出しが終わるのか。投資家があきれ果ててしまう前に、経営者はきちんと襟元を質すべきです。悪い状況の時に更に悪い形で誤魔化そうとする悪循環を断ち切らない限り、新興市場の負のスパイラルはなかなか抜け出せそうにありません。

オプトロム(7824)は小動き。しかし最近の電池関連株物色の流れをこっそり受けて、年初来高値更新までもう少しのところまで来ています。週足で見た場合にも底打ち感が明確です。かつて40円台で2ヶ月近く揉み合った過去がありますから、ここからは簡単には上抜けないかも知れませんが、10日に予定されている説明会を契機にまた暴騰する可能性もあります。目立たない今のうちに要チェック。

ソフトバンク(9984)は反落。携帯純増数13ヶ月連続トップのニュースも今更目新しさがなく、前日に開けてしまった窓を埋めに行く動き。残念ながらiPhone販売の話題は一過性に終わってしまう模様。年内にiPhoneが発売されるという事であれば、それまでの買い控えの影響も考えておかないといけないというジレンマが一方には存在します。ちなみに筆者もその口。月曜の全体相場大幅下落の影響は避けられそうになく、メジャーSQ通過までは我慢の展開が続くか。

アクセル(6730)は反発。SANKYO(6417)、フィールズ(2767)といったパチンコ業界での勝ち組は堅調な株価推移を続けており、同社も上放れのタイミングを今か今かと待っている状態。煮詰まり感は相当程度高まっており、一度上抜ければ後は早いと思われます。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→950円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→412000円 目標75万円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→42円 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1897円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→123000円 目標20万円

新光証券(8606) 3月24日より 325円→397円 目標450円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1240円 目標1400円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→577000円 目標75万円

任天堂(7974) 4月20日より 56800円→58300円 目標7万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13300円→14500円 目標2万円

アクセル(6730) 6月4日より 410000円→412000円 目標45万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。