KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

2割3割は当たり前

早くも嫁さんが実家に帰ってしまいました(T△T)・・・と言っても習い事の関係で毎月帰る事になっていて、来週には戻ってくるんですけどね。そんなわけで一時的に独身に戻った筆者のレンタルハウス話はまだまだ続きます。

「6万円で」という価格設定は甘い夢を見ていた我々にとってはショッキングな数字でした。それは結局毎月の給料が6万円下がると言われているようなものですから。毎月6万円なら年間72万円。3万円でも36万円。確かに都会に比べれば全然安いですよ。安くても特段親戚割引も感じられず、お得感はありません。

しかしここで私は思いました。相手はまだ断言していないじゃないか、ここで逆撃を加えればまだ一発逆転のチャンスはある、と。
娘婿「・・・だからね。まあこの辺りで6万円・・・」
私 「この辺りが6万円なら半額の3万円でお願いします!」
娘婿「えっ!?(××)」
私 「ですから3万円でお願いします!!\(*`∧´)/」

ここは押しの一手。言うだけタダなら恥も外聞もへったくれもありゃしません。言った瞬間娘婿さんは目をパチクリ。まさに鳩が豆鉄砲を食らったとはこのこと。嫁さんや母は「あーあ、言っちゃった(-。−;)」というような表情。しばらく時が止まりました。

娘婿「うーん、ま、まあ3万円というのはね・・・(;^_^A」
私 「何とか3万円で!\(*`∧´)/」
娘婿「でもねぇ(;^_^A」
私 「3万円で!\(*`∧´)/」
娘婿「いや・・・(-。−;)」
私 「3万円!\(*`∧´)/」

娘婿さんは奇襲で崩れてしまった態勢を立て直したいらしく「一旦家に持ち帰ってから検討してみるよ(;^_^A」とのことでその日はお開きとなりました。色よい返事を貰えなかった我々は「これで借りられなかったら、これから部屋を急いで探さないといけない・・・」と不安を抱えて家路についたのでした。それにしてもこんな強引な交渉も滅多にないだろうな(・・;)(これを交渉と呼べるかどうかは別として続く)

さて、不安を抱えたくない日経平均は本日反発。昨晩のNYダウは原油高の影響を受けて一時弱含んだものの何とかプラスで終了。金融セクターが未だサブプラ問題の亡霊に苦しめられ、アメリカ経済は不振の波から脱却し得ずにいるような雰囲気です。そんな中メジャーSQを迎えた日本株は朝高で始まりましたが次第に失速。SQ値が14053円という事で、その水準に近づくと売りに押される格好に。引けにかけては買い戻されたものの、結局はSQ値を超える事無く引けました。

投資判断は「買い」。本日のSQ値が上値を抑える要因になりそうですが、来週は基本的にイベント通過後の堅調な推移を予想します。テクニカル的にはMACDパラボリックが暗転しているものの、ストキャスの好転、そして下値には一目均衡表の厚い雲があり短期的には反発が期待できる場面です。14500円辺りが壁となって上昇を阻んでいる格好ですが、ここは間もなく突破できるでしょう。

しかし個人的には次に控える15000円の壁こそ越すに越せない箱根の関のような感じがします。そこには丁度52週線と昨年7月・10月高値を結んだ上値抵抗ラインが鎮座し、万が一そこを超え損なうとまた数年間日本株は下落局面を辿る事になる極めて重要なポイントです。その前に日本は政局の安定・回復を図らないといけないのですが、とりあえず洞爺湖サミットが終わるまでは内閣も大人しくしているのでしょうね。

ところで前回もお話した原油ですが相変わらず勢いが衰えない感じです。あれよあれよという間に140ドルまで行ってますから。個人的にはそろそろバブルも終わるんじゃないかなーと思っているのですが、なかなか下落のきっかけが見当たらない状況です。やはり米ドル高とアメリカでのガソリン需要減が明確になってこないと落ち着かないでしょう。商品相場に対する規制の話もありますが、資本主義の根元であるアメリカではなかなか受け入れられないでしょう。

個人的には前回も言ったように具体的に原油がいくらまで上がると予想する事はできないのですが、もういい加減良い頃合いだとは思っています。いくら新興国の需要が伸びている、産油国の安定供給に問題がある、投機マネーの行き場が商品市況にしかない、と言っても実需に裏打ちされない価格形成は絶対どこかで破綻します。個人的には実需レベルでは80ドル程度が適正価格であると考えています。ですから一度歯車が逆回転し出せば、原油相場も今の半値となることは比較的高い確率で起こりえると考えています。ポストBRICsと言われ海外からの資金がドッと流入したベトナム株も26日間下落という事態に陥りました。やはり背景にはファンダメンタルが必要なのです。

それにしても株に生きる者としてあまり言いたくはないのですが、資本主義はやはり不完全な制度であると言わざるを得ないですね。石油や穀物等の商品市況は投機マネーの対象とすべきではないでしょう。そうなってきた場合、実は一番被害を被るのは先進国よりもむしろ後進国の方なのです。まだ資源が取れる国であるなら少しはマシでしょうが、どの国も全ての食料・エネルギーを自給自足できるわけではなく、輸入に頼らざる得ない資源は高くて手に入らなくなり、輸出に回していた資源は国内での需要に応じるためにも輸出に回せなくなってくるからです。そういう国は節約やエコと言う技術を持ち合わせていないため、資源高の影響をモロに受けてしまいます。

元々はヘッジ目的で作られた商品市場は結局単なる金儲けのためのツールに成り下がってしまいます。結局は金持ちが資金をより効率良く集められるシステムになってしまったわけです。貧しい国は益々貧しくなり、金持ちの国で上手く立ち回っているところが巨万の富を得る。1人の圧倒的な勝者を作るために1万人が泣く。ちょっと度が過ぎている感じがします。

最も主義や市場、制度自体が悪いのではなく、それを扱う人間が悪いという事になるのでしょう。包丁と同じで使い用によっては便利な道具ですが、使う人間が悪ければ殺人の道具になってしまう。陳腐な例えですがつくづく最近はそう感じます。

新興市場は「強気の買い」。本日はヘラクレス指数のみ下落。新興市場の上場企業数が減少との報道もあり引き続き新興市場の不人気ぶりが続いていますが、来週月曜は会社四季報の発売日。3月期決算銘柄の来期予想が出る号でもありますから、高成長を維持できる銘柄には注目が集まる展開も期待できるでしょう。そろそろ原油高の影響を受け辛い市場として消去法的に選ばれても良さそうな感じです。

ソフトクリエイト(3371)は続落。900円手前での攻防に。ようやく3月に開けたチャート上の窓(920円〜932円)を埋めてきたため、後は反転上昇しても良さそうなところですがイマイチきっかけ感に乏しく。むしろ膨らむ信用買い残が重しになってきそうな展開に。日足のパラボリックは4月以来ずっと下落となっており、歯車が逆回転するのはいつの日か。個人的にはそろそろ買いに向かっても良い頃合いだと思っていますが・・・

オプトロム(7824)も続落。急速な調整で一気に41円まで逆戻り。その後買い戻されて下髭を付けた格好にはなっていますが、正直嘘くさいチャートだなとも思います。来週はもう少しこの辺りで日柄調整を経る週となりそうですが、40円台をキープできれば次の波を期待できそうです。引き続き要チェック。

新光証券(8606)は反発。5営業日ぶりの反発となりましたが、5/28の安値を下回ってしまったため今の水準が正念場。本日の反発でストキャス好転、一目均衡表雲下支えとなりましたが、果たして反発の持続力がどの程度のものか。弱さが目立つようであれば一旦撤退も検討します。

SEH&I(9478)は続落。少しずつボラティリティは弱まってきているものの、14000円台はキープ。この動きが次に来る第二波動の準備段階のような感じがしています。来週頭にも大きく動き出しそうな予感。こちらも要チェックです。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→915円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→398000円 目標75万円

オプトロム(7824) 2007年5月25日より 59円→44円 目標80円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1853円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→124000円 目標20万円

新光証券(8606) 3月24日より 325円→355円 目標450円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1202円 目標1400円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→547000円 目標75万円

任天堂(7974) 4月20日より 56800円→57500円 目標7万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→14110円 目標2万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。