KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

リタイヤル

何か最近仕事が急に忙しくなってめっきり更新できていませんでした。すみません。暑いし仕事の人間関係も煩わしいし、はよ辞めて独立したいなーと切望する筆者のiPhone購入記はそれでもまだまだ続きます。

iPhone発売日前日。ソフトバンクショップから電話がかかってきて「明日いよいよiPhoneの発売ですが、こちらでも何台入ってくるのかわからない状態なので何とも言えません。明日の昼頃、お客様が買えるかどうかご連絡差し上げます」という事でした。

発売は当日の正午から全国一斉発売。しかし私は仕事があって正午に並んで買いに行くなんてできません( ̄Д ̄;;「ご心配なさらなくても、買える方の分は取り置きしておきますので」という話だったので、一応並ばなくて良いという事に。私にしてみればここ最近こんなに発売がワクワクするようなものもなかったので、テンションが上がりっ放しでした。

発売日当日。運命の電話は昼にかかってきました。しかし仕事中の私は出る事ができませんでした(・・;)
「やばい、これで次の人に購入権が回ったらどうしよう( ̄Д ̄;;」
私はトイレに行くふりをして、トイレでリダイヤル。しかし通じません。多分次の人にすぐ電話をしているのでしょう(T_T)

15分後位にまたトイレに行くふりをしてリダイヤル。何てトイレの近い奴だと思われたかも知れません(・・;)しかしその甲斐あってようやくソフトバンクショップと接続成功!
「もしもし、てけてけですけど\(;゚∇゚)/」
「あー、てけてけさん、申し訳ないのですがiPhone8Gモデルは全く入ってこなかったのです」
「えぇっ!?(××)」
「多分生産がそんなにされなかったようでして・・・16Gの方はそこそこ入ってきたんですが」
「16Gでも良いです!(><)」
「ただそちらも予約の方でいっぱいでして・・・次の入荷待ちという事になります」
ガガーン!( ̄Д ̄;;買、買えなかった・・・ショックの私はしばしトイレに立ちつくすのでした。(続く)

※ところでまたここで私の友人・知人に対するプライベートな連絡です。よーやくiPhone用のメアドをきちんと取得しました。何とか「私の姓@i.softbank.jp」という非常にわかり易いものをゲット。随時変更完了メールは送っていきますが、パソコンからのメールを受信拒否にしている場合に届かないので注意してください。

さて、立ち往生の日経平均は金曜反落。NY市場が復活してきた事を契機に朝方こそ買いが集まりましたが長続きせず。グーグルやメリルリンチの決算が予想よりも悪かった事を受けてGLOBEXで売りが先行。それを受けた日本株も後場からマイナスに転じ、結局はそのままマイナスで終了。13000円にギリギリ届かなかった事、また3連休前にして手仕舞いムードが高まった事が背景にあるようです。

投資判断は「中立」。個人的には13000円近辺で推移すると思っていましたが、先週は一時12800円を割り込むところまで下落し、かなり売り圧力が極まった感じでした。一方、火種となっているアメリカの方では政府系住宅金融機関を救済するという事で、政府は事態の沈静化を図っています。加えて規制の大嫌いな資本主義の権化である国アメリカで、遂に空売り規制の措置まで取られました(ただ現在のところ期間も1週間、銘柄も限定されているため、報道で捉えられている程なりふり構わぬ・・・という感じではない)。

よくサブプラ問題発覚から今日までの流れは日本の住専問題や、りそな救済と比較して捉えられますが、何と言っても規模が桁違いで状況も異なります。フレディマックファニーメイだけで住宅担保証券・債務の額は5兆ドルと日本のGDPに匹敵。そしてその債権を元に作成した証券化商品は世界中に散らばり、国内の大手・地方銀行などの保有総額は10兆円規模とみられています。果たして本当にアメリカ政府だけで御し得る事ができるのでしょうか?「アメリカ政府だけで」となると、その答えは完全にNOとなるでしょう。最早国際経済は網の目のように世界の末端にまでリンクしているからです。

ただ大元のアメリカでこれ以上燃え広がらないように、ガス栓を閉めてしまう必要はあります。そうしないと全世界で頑張って沈静化させたとしても、また再燃してくるからです(事実年始からのサブプラ問題は一旦沈静化したように見えたが、ここに来て再燃している)。だから今回のFRBを始めとするアメリカ政府の大がかりな対策には一定の評価をすべきだと思っています。ようやくアメリカも日本らしい(?)対策を講じる事ができました。日本はこういった不良債権処理の先達ですから、是非今まで日本が打ってきた手を参考にして欲しいものです(しかし当時は「問題の先送りだ」と散々国際社会に非難されましたが)。

原油市況は完全に終わったと認定して良いでしょう。7/9のブログにも書いたように私は年内100ドル割れを予想しています。これから150ドルを目指す事はないでしょう。原油は明らかに高過ぎる。需要はアメリカでも減少し、在庫も積み上がり、逆にこれ以上原油価格が上がる要素は見出せません。強いて上がる要因を挙げればアメリカのドル安懸念ですが、それだけでは本来の上昇の強さ(現物需要の逼迫)を裏付けできません。一旦下がり始めたら早く、資金は今まで反比例に売られてきた株式市場や債券市場に回帰するでしょう。

そんなわけで私はアメリカ市場は大底を打ったと言えるのではないかと見ています。少なくとも目先はリバウンド相場で買い圧力が優勢でしょう。しかし一方でそれが日本株買いに繋がるかというと、なかなかそう上手くいかないでしょう。その理由は今までアメリカの下落に対して日本が底堅かったから。こちらも以前コメントしましたが、アメリカ株が買われ始めたら世界的な資金は割安感の強いアメリカ株式に流れ込む事になります。そうなってくると敢えて日本株を選ぶメリットは薄れ、日経平均は上がったとしてもすぐに売られ、13000円を挟んだ値動きが続くものと思われます。ですから目先はアメリカ「買い」、日本「中立」という投資判断になります。日本が本格的に買われるのは9月以降になるのではないでしょうか。何にせよアメリカ経済には早く安定してもらい、将来の日本株上昇の下地を作ってもらいたいところ。

新興市場は「強気の買い」。金曜は高安まちまち。折角少しだけ底打ち感は出てきたところに東証1部の不動産会社ゼファー(8882)が民事再生法手続。前回のスルガコーポ(1880)に続いて中規模不動産会社の上場廃止で、官製不況ここに極まれりという感じ。こうなってくると新興不動産企業の連鎖倒産はまだ続くのでしょう。そうなると新興不動産の影響度が多いヘラクレス市場はもう少し下を探る展開になると思います。金曜の売買代金も3市場合わせて300億円程度の低水準。マザーズ指数は500ポイントを割ってきて心理的なリバウンドも期待できそうでしたが、もうちょっとだけ待ってみる必要がありそうです。

みずほFG(8411)は反落。前日はアメリカの金融株が過去最大の値上がりを記録し、それに連れて国内の金融株も上昇を見せたものの、翌日はその反動もあり失速。アメリカ政府系住宅金融機関関連債権の保有額が1兆2000億円分あり、その事が上昇の重しになっている様子。しかし実は株価的にはテクニカル的な部分が一番影響しているようで、一目均衡表の雲上限に頭を抑えられているのが痛いところ。一旦は窓埋めのために53万円割れまで下落する可能性がありますが、その後は雲が薄くなると共に上抜けを目指す形となるでしょう。相変わらず売り残が増えている需給動向がその証左。

任天堂(7974)は続落。ここにきて勢いが失速しています。原因はアメリカ経済の停滞か。為替相場は105円を割り込む場面もありましたが、ここにきて107円台回復と荒い値動きを見せています。しかし個人的には為替は再度の100円割れも想定せねばいけない場面と見ているため、残念ですが火曜の寄り付きで一旦損切りとします。何と言ってもテクニカル的には下値抵抗線をブレイクしてしまい、週足でもほぼ限界。MACDが暗転してしまったところが痛いです。ポートフォリオ入れ以来思ったより動きが悪かったという印象。無念。

USEN(4842)は7/15に300円割れとなったためポートフォリオ入れ。ただ正直時期尚早だったかなという感じで上場来安値280円を目指す動きか。水準的には割安ですが業績の裏付けがきちんと出てこないと、新興市場安と相まってなかなか反転は難しいでしょう。一応目標は400円としておきます。

さて、火曜の寄りからまた一銘柄買いポートフォリオ入れとしたい銘柄があります。学情(2301)です。仕事内容は求人情報の提供ですが、以前に比べると同市場は低調。すっかり新卒は売り手市場になってしまい、内定が何社も貰えるような環境ですから、わざわざ求人情報会社の力を借りなくても何とかなるところがマイナス材料のようです。同社も危機感を感じ、比較的未開拓の地方での求人需要を掘り起こしているところ。

株価水準はピーク時に比べ1/8程度の水準まで下落。その後盛り返してきているのが目下の現状。週足では13週、26週を抜けて上昇転換しています。そして何と言っても信用売りが多く、売り方が悲鳴を上げている直近の上昇トレンドです。加えて現在は新規空売りが禁止されているため、新たな売り方が入ってくる状況ではありません。それでもまだ売り残は14万株近く残っており、日々の売買高の2倍程度残っていますから、売り方にしてみればたまったものではありません。

テクニカル的にはどの指標も強気をさしています。日足も週足も良好。当面は力強い上昇が続くでしょう。目標株価は1000円でも行けると思います。かつてJASDAQの時代、同社に投資してやはり2倍になりました。個人的には相性の良い銘柄。火曜の寄り付きからポートフォリオ入れとします。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→905円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→365000円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1892円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→115000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1192円 目標1400円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→541000円 目標75万円

任天堂(7974) 4月20日より 56800円→54600円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→11050円 目標2万円

バンクテック・ジャパン(3818) 7月13日より 69500円→64500円 目標76000円

日本ハム(2282) 7月13日より 1570円→1555円 目標1700円

USEN(4842) 7月15日より 300円→310円 目標400円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。