KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

9月の成績発表

今日は9月の成績発表です。ご存知のようにアメリカ市場は混迷の度合いを増し、日本も連れて年初来安値を更新する動きでした。それに合わせて私のポートフォリオも散々でした。敗軍の将は多くを語らず。早速成績発表へと移りましょう。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 
2005年12月2日後場より 3470円→865円(先月)→744円(23営業日保有 下落率14.0%)
新興市場安に併せてまたまた最安値を更新、一時700円に迫る場面も。毎回のように二桁の下落ですが、買値が夢の又夢の金額になってきました。PBR1倍割れの割安銘柄ですが、これ以上下がってしまうと浮動株の金額が5億円を下回ってしまい、上場廃止基準に抵触してしまいます。もっともこの基準だとほとんどのヘラクレス銘柄は撤退を迫られそうですが。ともかく現在の株価は完全に市場の雰囲気だけで形成されており、実態には程遠いものです。信用買い残も減ってきたようですから、一度反転すれば手が付けられないでしょう。

ソネットエンターテイメント(3789)
2006年1月20日より 390000円→311000円(先月)→248900円(23営業日保有 下落率20.0%)
こちらもひどい下落です。親会社ソニー(6758)もPBR1倍割れ、子会社DeNA(2432)、エムスリー(2413)も極めて厳しい株価推移となっています。ただそれはあくまで株価推移だけの話。ソニーグループだけが苦しいわけじゃないのは周知の通りでしょう。全体相場の復帰が期待されます。恒例の上場株式のみで評価した一株当たりの株価は34.8万円。DeNAの下落が尾を引いて、割安感は以前程ではなくなってきましたがまだまだ割安には違いありません。

ソフトバンク(9984)
10月5日より 2400円→1816円(先月)→1355円(23営業日保有 下落率25.4%)
大きい有利子負債(2.5兆円)と、信用倍率で見る需給面、それに加えて保有株の評価激減がマイナス材料となって急落。ただ最近は下げ過ぎ局面からアナリストの格上げが相次ぎ、昨日も日興シティの格上げによって徐々に勢いを取り戻しつつあります。まだまだ安心できるレベルではありませんが、光は差してきたか。

メディカルシステムネットワーク(4350)
10月15日より 117000円→95000円(先月)→120000円(23営業日保有 上昇率26.3%)
今月のMVP銘柄。東証2部上場と記念配により復活。乱高下しながらも10万円は超えています。こちらはもともと長期保有で見ている銘柄。ゆっくりとトレンドを変えていければ大丈夫。流動性も少しずつ確保。

ダイハツ(7262)
3月25日より 1141円→1350円(先月)→1009円(23営業日保有 下落率25.3%)
なまじ前回の成績発表時に目標株価を引き上げてしまったがために、高値で逃げるタイミングを逸してしまいました。結果論で言えば反省ですが、中身を見ればここまで売り込まれる筋合いはありません。昨日は遂に1000円を割り込んでしまいましたが、1000円割れは絶対的な買い水準。

みずほFG(8411)
4月15日より 433000円→470000円(先月)→436000円(23営業日保有 下落率7.2%)
金融株は今台風の目とも言える存在ですが、だからこそ中心は無風状態で意外に値動きはしっかりしており、全体相場に比べると値持ちは良い印象です。背景にはメガバンクの海外金融機関への攻勢が挙げられますが、相次ぐ国内不動産銘柄破綻の引き金を引く非情とも言える融資の引きあげで資金が余っているからとも言えます。「自国の産業を切り捨てて、海外の企業を支援するのか」という非難も日に日に高まってくるでしょうが、その辺りの批判は甘んじて受けながら大きくなっていくしかないのかも知れません。昔から金貸しは非情な程儲けがあるものです。

SEH&I(9478)
5月28日より 13000円→10800円(先月)→9110円(23営業日保有 下落率15.6%)
新興市場の雰囲気は最悪で、この銘柄も再度9000円台にまで戻ってきました。加えて先日の大阪個室ビデオ火災の悪影響で、ネットカフェの客足も遠のいている様子。モバイル・アフィリエイトを完全子会社化し、相変わらず弱い子会社を集めていますが、投資が報われる日はいつくるのでしょうか?

USEN(4842)
7月15日より 300円→298円(先月)→152円(23営業日保有 下落率49.0%)
よもやの大幅下落で、多分当ブログ始まって以来月間ワースト下落率です。いくらなんでもここまで下げるとは思っていませんでしたが、インテリジェンス株式交換による株式総数増加で、売買停止期間から売るに売れなかった元同株主が一気に売ってきたようです。一方で売り買いが交錯しており、今週の出来高は大きく膨らみました。150円に到達した事で一つの下げ止まり感は出ていますが・・・。

学情(2301)
7月20日より 570円→440円(先月)→357円(11営業日保有 下落率18.9%)
急落に耐えきれず損切りとしましたが、よりによって最安値近辺での損切りとなってしまいました。無念。ただ新卒を取り巻く採用環境はさすがに景気低迷で悪化しており、まだ売り手市場は続くものの、成長鈍化は避けられないようです。求人フリーペーパーのシェアも既存の人材登録会社を侵食しているようで、目先苦しい展開は続きそうです。

CCC(4756)
8月31日より 689円→800円(5営業日保有 上昇率16.1%)
9月7日より 790円→730円(4営業日保有 下落率7.6%)
ポートフォリオに入れた瞬間に目標達成で非常に好調でした。最初は。2度目はダイハツ同様狙いすぎて上値追いをしてしまったところ、手痛い目にあって撤退。ただこちらはまだ相場環境に左右されずに高値圏を維持していますから、全体相場が弱っている限りは上値を狙えそうです。ただ相場が戻ってくると、相対的な割高感から売られてしまうと思います。

日本リテールファンド(8953)
8月31日より 450000円→397000円(22営業日保有 下落率11.8%)
こちらも当初は順調に上昇していましたが、相次ぐ不動産会社の消滅により抗しきれず弱含み。遂に40万円を割ってしまいました。厳しい環境ではありますが、個人的にはREITはまだダメージがマシであると思います。というのは個人物件と違って、オフィスは賃料がそう簡単に下がらないですから。転出も少なく比較的安定しています。その辺りの見直し買いがいつ来るか。

売り銘柄

SBIHD(8473) 
8月31日より 19320円→18000円(3営業日保有 下落率7.3%)
控えめに売りとしてポートフォリオに組み入れましたが、あっさりと目標達成。その後も一気に値を下げて15000円まで下げましたから、ちょっと過小評価(?)でしたね。戻り局面では強そうですが、まだまだ不発弾をいっぱい抱えているでしょうから、数年は低迷が続くものと思われます。

GSユアサ(6674) 
9月28日より 374円→326円(5営業日保有 下落率14.7%)
子会社の循環取引によって最近まで大相場を作っていた同社もすっかりメッキが剥がれた感じになっています。正直直接的な業績への影響は軽微でしょうが、元々業績よりも成長性やテーマ性、仕手性という要素が強かったですから、資金の逃げ足も早いです。目標達成間近で、こちらは無難に下値を抜いてきています。

以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると

結果−0.27(%/営業日)という結果が出ました。
計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計13で割り、平均値を算出します(CCCは1回の取引にまとめて計算しました)。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ちなみにその間
日経平均 8/29終値13072円→10938円(23営業日 下落率16.3%) −0.77(%/営業日) 

TOPIX 8/29終値1254→1047(23営業日 下落率16.5%) −0.78(%/営業日)

今月は案外悪くなかった結果になっています。個々の銘柄は軒並み二桁減を記録しましたが、短期で稼いでいる銘柄あり、平均するとインデックスよりはマシだったという感じです。しかしどちらにしても大きなマイナスには変わりありません。今月も本当にダメでしたね。反省。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を推奨した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数201.3ポイント

となりました。200ポイント割れ寸前。こちらも日経平均TOPIX同様崖っぷちのポニョです。

さて、10月前半は正直まだ本格反騰とはならないでしょう。日本の政局がグズグズしているなら、当然相場もグズグズです。解散・総選挙とならないと、株式市場もさっぱりでしょう。

ただ私の相場見通しは長期的には圧倒的な買い場であるという見解を再度示しておきます。11月には主要企業の中間決算が出揃い、衆議院の解散・総選挙(遅かれ早かれ)、アメリカ大統領選挙とイベントが目白押しです。商品市況が落ち着いてきた事も好材料です。この落ち着きを機に中間決算時に公表される通期見通しが上方修正される業種も増えてくるのではないでしょうか。特に内需・食品関連銘柄を中心に。

また相場環境も十分割安な局面に来ています。配当利回りは相対的に高くなり(市場平均2%程度)、PERは割安(市場平均14倍台)。そしてPBRも割安(東証1部上場の過半数が1倍割れ)でTOBの件数も最近になって増えてきている。つまり個人投資家も機関投資家も狙い易い株価水準になってきたという事です。反転のきっかけとして十分な材料が調ってきています。ただなかなか反応してくれないのですが。

逆に言えば目先もう1ヶ月程度は海外市況に振り回される日々が続くと見ています。ということは1ヶ月程度猶予があるという事ですが、その間に資金を蓄えて相場の流れを見守るか、安いところをじっくり仕込むか。いずれにしてもピンチの後には10年に一度の大チャンスが控えていると思います。今はじっと耐える場面でしょう。

ところで私は今日から怒濤の10連休をいただきます。まずは東京で結婚式の友人へのお披露目パーティを本日行います(まだ東京行く準備全然してないのですが)。私を直接ご存知の方は、飛び入りでも結構ですのでドシドシ来て下さい。(場所は直接聞いてください)

その後いよいよ新婚旅行に行ってきます(^^)沖縄・石垣の島巡り。場所が決まった経緯は以前のブログにも書いたと思いますが、海外嫌いで日本大好きな私は国内で十分です。ドバイも失速してしまったし、あーあ、もう一生ドバイに行く事はないだろうな・・・

そんなわけで、ブログも当分お休みします。こんな混迷の株式市場の時に休むのは心苦しいですが、南国の土産話をたくさんもって復帰しますので、又会う日までごきげんよう(^_^)/(台風が来なければいいけど・・・)

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。