KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

武士は食わねど爪楊枝

トップバッターの桂吉弥さんは「ちりとてちん」では一番弟子草原兄さんの役でした。なので枕(冒頭)の部分では、ひたすらその話題で攻めておられました。放送が終了してから半年近く経ちましたが、あと1年位は引っ張れそうですね(;^_^A

その後、有名な落語家さん達の演目が次々と高座にかけられていきます。私は今までテレビやラジオでしか落語を体験した事がなかったのですが、実際に寄席に足を運んで見てみると、テレビやラジオの数十倍は楽しく、そして笑えるのです(^^)

それはやはり周りの人の笑い声につられるというのもあるでしょうが、その雰囲気がまた楽しい(^^)落語家さんの芸や表情がライブで見られるのが良いですね。もし一度も見に行った事のない方は、是非見に行くべきでしょう。笑うことはストレスの解消にもなりますしね。

落語は普段の会話における話の組み立て方を勉強するにも大変参考になる教材でもあります。私はもし子供ができたら、絶対落語を見せて教育していきたいと思いますね。昔の風習や語句がわからなくとも、流れや雰囲気で笑える、その感性を養うが大事だと思います。

ところで半分位の方の高座が終わると、中入りという事で15分の休憩時間に入りました。すっかりお腹が空いて仕方ない私たちは「今だ!」とばかりに席を立って、ご飯を食べられるところがないか探しました。しかし残念ながら館内に食べ物を販売しているようなところは無いようでした(T△T)

仕方ないので当初炭酸飲料を飲んで空腹を誤魔化そうという作戦に出たのですが、これが如何ともし難く失敗に(T_T)中入り後の流れは襲名披露の口上という事でしたが「ぶっちゃけ、口上はどーでも良いんじゃん?」という話になり、食事の時間を何とか捻出する事に。一番メインの口上はそっちのけで近所のマックに走り、食べ物を調達。

それにしても近所のマックはその時間帯もあって人っ子一人おらず、店員が談笑していました。勿論我々が来るときちんと接客しましたし、私は別にそれが悪いとも思いませんが、マックホンマに大丈夫なんかなーと思いましたね。最近少し高くなりましたし。でも時折マックのポテトが無性に食いたくなります。

それはともかくダッシュで食べると、戻って残りの落語家さんの高座を。三遊亭楽太郎師匠、桂ざこば師匠の高座があって、トリは襲名したばかりの桂米團治さんの古典落語。さすがに力の入った力作で、会場は大盛り上がりでした(^^)

一緒に行った同僚は「良かったわー」「テンション上がったわー」「弟子入りしようかな?」と大絶賛(^^)私も仕事終わりに駆けつけて良かったなーと思いましたね。今度は別の日本の伝統芸能的なものも見に行きたいと思います。

さて、駆けつけて良かったなーと思いたい日経平均は本日大幅続伸。昨晩のNYダウは0.5%の利下げが決定したものの乱高下。ヘッジファンドの換金売りが引き続き、終了間際12分で300ドル近い下げとなりました。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日の買いの勢いが持続し、右肩上がりの展開。明日の日銀による利下げ期待とアジア株高が重なって、上昇率は歴代4位を記録しました。

投資判断は「中立」。本当であれば以前からお伝えしていたように本日から「買い」とするところだったのですが、なまじ一昨日から急反発してきただけに、逆に素直になれなくなってきました。明日の日銀の利下げはほぼ確定的でしょうが、個人的には難しいところやなーと思います。

確かにG20が来月に控えていますし、日本だけ協調利下げに応じないというのはまずいでしょうが、そうは言っても日本は後2回しか使えない利下げという切り札の1回を使ってしまうのです。ここまで引っ張っておきながら。ちょっと前までインフレ圧力がどうとか言っていたのにですよ(確かにインフレ圧力は円高と資源安により解消されつつあるが)。次には絶対に「これ以上利下げ余地がない事に対する不安感から下げた」と理由付けられる下げがくるに決まっています。

やはり私が1年前に強く言っていたように日銀は当時利上げすべきだったのです。そうすれば今こんな乱高下するような騒ぎにはなっていなかったはず。それは利下げをもっと簡単にできたという事と、円キャリートレードという資金調達手段によって、高レバレッジの取引をヘッジファンドがする事がなかったという点において。アメリカだけが悪者になっている感じがしている昨今の金融不安ですが、実は日本も十分悪いのです。

そんなわけで、本来であれば今日この日を底打ち宣言の日にする予定だったのですが、もう少しだけ様子を見る事にします。先延ばしにする理由の一つは政局が未だ解散を切り出さない事にあります。解散しないだけならまだしもあろうことか悪政策の名の高い「地域振興券」を持ってこようとしています。これはほとんど効果がなかった事は歴史が証明しているのに・・・。ちなみに筆者はかつて大学に講演に来たテリー伊藤氏に「政府がこんなふざけた事をしようとしているがどう思うか?」と質問をして、氏の賛同を得た事があります。余談でしたが。

例え今クーポン券を各世帯に出して消費を刺激しても、後には増税が控えているのです。ならば目先の短期的な景気刺激策は控えるべきではないのか?その反動が今後またやってきます。これは次なる政権民主党に対する負のバトンパスだと思われます。

肝心の明日の日経平均は3連休前ですし、日銀の利下げは既に織り込んでいると思われますから、例え今晩のNYが高かったとしても昨今の急騰の反動もあって下げると思われます。丁度テクニカル的にも短期的な戻りの極に来ていますし。ただ本日の流れや月末のドレッシング買いの観測も無視できず、売り買い交錯して乱高下の展開となるでしょうね。非常に難しい局面です。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共にプラス。日経平均がこれだけ上げているのでつられて上げたという面が強いですが、いかんせん売買代金が膨らんできません。新興市場の雄楽天(4755)に至っては軟調推移。市場の目がすっかりと大型株のリバウンド相場に戻った証左でもありました。

ソネットエンタテイメント(3789)は反発。本日子会社DeNA(2432)が全株一致で下げ止まり、十字線を示現した事からようやくの下げ止まり感が出ている感じ。ネット株の雄DeNAがこの様ですから、周囲のネット関連株や新興株に悪影響が出ていました。同社の持ち分株式も相当毀損しましたが、1から出直しという感じです。一方で本業は好調なため心配はないでしょう。

ソフトバンク(9984)は連日のストップ高。昨日急遽発表した決算によると、CDOによる損失750億円が発生する可能性があるものの、資金繰りを含めた財務内容は極めて順調に改善しつつあるとのこと。10年後には世代交代をするつもりで、2.5兆円の借金を0に持っていくとまで宣言しています。ソフトバンクにしては珍しく来期の業績見通しも開示し、決算発表予定日も繰り上げ、投資家の不安払拭に向けて頑張っている様子が見て取れました。市場もそれに応えて急速な戻りを演じています。それでも株価は一時2ヶ月前の1/4の水準になっていたわけですし、まだまだ上値は狙えます。

SEH&I(9478)は続伸。昨日業績予想の下方修正と自社株買いを発表。ただ反応はその割に薄く、本日は全体相場に何とか引っ張られたという格好。正直がっかりでしたね。子会社イージーユーズ(2495)のマイナス幅は縮小してきているものの、まだ黒字転換できないのが痛いところ。株価反転にはまだまだ時間がかかりそうです。

そして明日は多分更新できないと思いますが、次回は10月の成績発表の日とします。相当内容は悪いと思われますが、覚悟して挑みましょう。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→610円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→183100円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→850円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→103000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→775円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→244600円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8100円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→127円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→346000円 目標55万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。