KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

南の波照間まで 中の後編

家々を抜けて海岸沿いに向かうと少し背の高い塔がある施設が見えてきます。これが波照間島の水を供給する淡水施設。波照間島は周りは海に囲まれて水資源は豊富ですが、川がなく、飲料水そのものを確保するのが難しいところです。

波照間島の住所は「沖縄県竹富町波照間島」ということで、竹富島グループという括りなのですが、他にも西表島竹富町という住所です。西表島は島の面積が大きくて川もあるため飲み水が確保できます。だから西表島の周りの小さな島々には送水管が海底を通って水を供給しているらしいのですが、波照間島までは30km近くの距離があり、また海底400mとなる海域もあって送水管を通すのが難しいそうなのです。

なので波照間島には海水の淡水化施設があって、島民の飲み水を確保してるそうです。ただ処理費用が高く付くので、長期的に見れば送水管ができる方が良いらしく、送水管の敷設は島民の悲願のようです。

そこを抜けると一面の農地。人口600人の島ですから、ガイドさんは島民全員の顔と名前、家族構成までも把握しています。「あぁ、○○さんが畑してらぁ」と独り言のように言いながら案内してくれます。車自体も少ないため、誰がどの車種に乗っているかもわかるようですが、ところで車はどこで買ってどうやって運んでくるのでしょう?(多分石垣で買ってフェリーで運ぶのでしょうが。)

草むらの中には山羊がいました。「島民の数よりも山羊の数の方が多いのがこの波照間島の特徴。もし良かったら連れて行って(^^)」とはガイドさんのお約束ジョーク。山羊があちこちにいるっていうのも、なかなかオツなもの・・・かな?夜道とか歩いていていきなり「メー」とか聞こえてくるとかなり驚かされることでしょう(××)

↓さて、この中に何匹の山羊が隠れているでしょう?

そこを過ぎると我々は波照間空港に到着。そこではヘリがバラバラと音を立てて離着陸訓練をしていました。「空港はほとんど使われなくて暇だから、あーやって訓練だけしているんだよ。燃料が高い時期に勿体ない事だ」とはガイドさんの弁。確かに当時はガソリンも170円台で、波照間島などの離島になると本州より20円増という料金設定になっています(以前書いたように沖縄本島は逆に安いのですが)。でも日本最南端の島という特性もあって、色々な観測などにもヘリが使われるでしょうから、日頃の訓練は怠れません。

そんな我々の会話も届かない上空で、パイロットの方は熱心に訓練されていました。(つづく)

さて、日頃の訓練も怠れない日経平均は本日反落。前日のNYダウはナスダック元会長の巨額詐欺事件が企業業績に影響を与えるとの懸念から金融株を中心に下落。それを受けた日経平均も朝方から軟調推移。一方今晩からのアメリカでのFOMCの動向を見極めたいとの向きから売りも限定的。下げ渋って8500円台は維持して引けました。

投資判断は「買い」。為替がアメリカの利下げを織り込んで円高に振れやすくなっており、90円台の攻防となっていますが、日経平均の方は意外に底堅いという印象です。正直だいぶ市場も耐性が付いてきたと言え、個人的にはもう今回の10月から続く下落波動で8000円を割る事はないと見ています。つまり今後4年位は7000円台になることはないと思っています。

いよいよ日米の金利差が逆転する時が近づいているようです。アメリカがもし今回FFレートを0.75%下げてきた場合、政策金利を0.3%としている日本の方が高くなります。となると、理論上より一層円買い・ドル売りが進むという事になるのですが、実際には逆の動きが起こると思われます。すなわち「日本はより一層金利を下げてくるだろう」「アメリカはこれ以上下げることはないだろう」という思惑が働いて、トレンドはやや円安に向かう事になるのではないでしょうか。ともあれFRBの発表に注目です。

それにしてもこんな時期にナスダック元会長の巨額詐欺事件が発覚というのも世界の株式市場にとって泣きっ面に蜂というところですね。逆にこんな時期(大幅下落な時期)だからこそ発覚し易かったのでしょうけど。いずれにせよその地位・知名度を利用しての詐欺は卑怯だと思います。日本の金融機関も野村HD(8604)が275億円分投資残高があるとしており、今回の事件がミニサブプラ問題化してこない事を祈るばかりです。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に堅調。本日上場のショーエイコーポ(9385)はフィルム包装資材メーカーという事で、正直人気が薄いところですが、それでも初値は公開価格を5%近く上回ってきました。猫も杓子も買われるIPO相場に少しずつ戻りつつあるのかも知れません。そして明日はいよいよ大本命グリー(3632)が上場します。初日値付かずにでもなれば、かつての新興市場らしさが戻ってくるか(正直そこまでは無理な気がしますが)。

ソフトバンク(9984)は続伸。この相場の中、ひたすら強い動きが続いています。本日発表の信用倍率はいよいよ1倍割れの0.85。昨年3月以来の低水準となりました。昨日「携帯電話事業で個人への貸し倒れが増加」と弱気材料が伝えられても売りのきっかけとはならず、相当程度に強い相場と言えます。ちなみに本日ソフトバンク契約者宛に「不正契約防止に取り組んでいます」というSMSが届きました。かなり気にしているようです。

ダイハツ(7262)は反落。引き続き海外動向や為替相場に左右される自動車業界ですが、本日のところは円高が重しに。ただ昨日発売の四季報を見ても自動車メーカーの中で今期・来期と売上が伸びていくは同社だけ。経常利益への影響率もマシな方で、何故他の自動車株同様に売り込まれているのか全く理解に苦しみます。信用倍率で見る需給も圧倒的な売り長で、今の水準が絶対的な買い水準である事には引き続き変わりません。

みずほFG(8411)も反落。本日はムーディーズによる格下げ検討が報じられ、朝方から売られる動き。ただその割には下げなかったという印象が強いです。テクニカル的には25日線に頭を抑えられ、ストキャスも暗転。来週の売買停止期間を控えて、売り圧力が強まり易い環境か。

三井海洋開発(6269)は続伸。こちらも信用倍率で見る需給が良好で、本日発表の信用倍率が0.4倍と売り長。直近高値を超えて売り方の買い戻しが急がれる展開に。目先一目均衡表の巨大な雲が待っていますから簡単には上がらないかも知れませんが、ゆっくりと雲を侵食していく形になると思います。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→633円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→231000円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1459円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→96000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→821円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→230100円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→9000円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→116円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→407000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→96円 目標140円

三井海洋開発(6269) 11月22日より 1300円→1471円 目標1700円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。