KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

南の波照間まで 後の中編

そんな蛇の道を通り抜けるといよいよお待ちかね、日本最南端の碑があります。「厳密に言えばここは最南端ではないんだけどね」とはガイドのおじさんの夢を壊す発言(-。−;)まあこういうのはランドマークに意味があるというか(;^_^A

その碑の近くに「波照間中学○○期卒業生」と手書きで掘られた石版のようなものがいくつかありました。「この島の悪ガキ達が記念に残すようになってね。まあもっとも最初にやったのはあんたの目の前にいる人物だけれど(^^)」と笑って教えてくれるガイドさん。そういうところも味があって田舎ののどかさを感じ取れます(^^)

そしてこの辺りは何よりも絶景。崖から見下ろす日本最南端の海は筆舌に尽くし難いものがあります。岸壁に当たって砕ける波しぶき。高所恐怖症の私の腰も砕いてくれました(;^_^A

ところで私、波照間島は初めてのはずなんですが、どうもこの辺りの道に見覚えがあります(・・;)サトウキビ畑が連なって、ここがこうなってああなって・・・単なるデジャブか、すわ前世が波照間人だったか!?・・・とか思いましたが、思い出してみると以前「トリビアの泉」で「日本の最南端にある標識は何か?」というのをやっていました。そしてその答えは「止まれ」なのですが、その時の放送が記憶に残っていただけなんですね(;^_^A納得しました。

そんなこんなでひとしきり南っぷりを堪能した後、バスに乗って次の目的地ニシ浜ビーチへと向かいます。ちなみに「北浜」と書いて「ニシハマ」と読み、どっちやねん!とツッコミを入れるのには最適な場所です(;^_^A確かに波照間島の北西にあるので、どっちでも良いんですけどね。

丘を下る時にガイドさんが「皆さん目を瞑ってください」と言います。「是非ビーチの美しさに驚いて欲しいので、着いたら目を開けて欲しい」とのことです。ただ折角目を瞑っていても、バスが近づいて海が見えて来ると、言いつけを守らず目を開けている人が「うわぁ」と歓声を上げてしまうため、結局は台無しになります(;^_^A多分毎回同じパターンなんでしょうが。

バスを降りて海岸に降り立つ我々。その透き通るような海、吸い込まれそうな空は絵や写真ではわからない壮大なパノラマを描いて我々を囲みます。あー、これだこれ!これでこそ南国に来たという気持ちにさせてくれます(^_^)/まさに南国天国パラダイスですね。

既に気持ち良さそうに水着姿で泳いでいる人達もいたので、我々も泳ぎたかったのですが、如何せんそんなに時間はありません(T_T)なのでとりあえず足まで浸かって南の海を体感しました。あー、これなら波照間に一泊しても良かったなー。後ろ髪を引かれながらビーチを跡にした我々でした。(つづく)

さて、後ろ髪を引かれる日経平均は金曜反落。前日のNYダウは原油の下落を受けてエネルギー関連株を中心に下落。それを受けた日経平均でしたが、日銀政策決定会合の結果待ちで様子見ムード。前場は前日終値を挟んで小動きの展開でした。

2時頃利下げにより政策金利が0.1%で決着した事を受けると為替はやや円安傾向に。ただそれ程大きな反応は見られず、90円手前で落ち着き。それを受けて日経平均もプラス圏に転じる場面もありましたが、材料出尽くし感や週末要因もあって失速。結局は安値圏で引けました。

投資判断は「買い」。テクニカル的には一目均衡表の雲下限に沿った動きをしており、正念場を迎えています。このままの値を保てば自然と雲の中に入れるのですが、来週は飛び休や外国人のクリスマス休暇(今年はそんな呑気な事を言っていられるのか?)に入りますから、閑散相場はほぼ間違いないようです。加えて年末要因や売買停止銘柄も出てきて、エネルギーに乏しい相場展開となるでしょう。そんな中で今の水準を保てるかが微妙なところ。

それにしてもWTI原油は夏から下落を続け遂に35ドルを割り込んで、最も油を必要とする季節なのに高値の1/4水準となりました。OPEC減産報道も効果が無いのは、上昇時に増産報道があっても価格が落ち着かなかった事の裏返しで、実需なんてほとんど単なる動機付けでしかない事を表しています。資源輸入国の日本にとっては喜ばしい話ですが。

ただその下落が消費の落ち込みによるものというのが残念なところです。昨日の日経にも出ていましたが、WTIとドバイの原油先物の値が遂に逆転しました。これは基本中東の方が原油需要が低いため、ドバイの方が安い値が付くという事だったのですが、アメリカの需要減少が意識された価格形成になったという事です。今は折角サンタが車でプレゼントを届け易くなったのに、肝心のプレゼントが買えないという状態でしょうか。

とりあえず金曜のNYはビッグスリーへのつなぎ融資が一応の決着を見た事により寄り付きこそ高く始まったものの、引けにかけては事態の抜本的な解決策とは成り得ないという思惑から失速。結局は続落となりました。これは来週の日本市場にも材料出尽くし感として売り圧力になりそうです。ただ全体的には方向感に乏しく、材料も週末に発表される鉱工業生産指数速報値位しかなく、値動きは小幅に止まるものと思われます。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に軟調。金曜上場のIPOpaperboy&co.(3633)は初値が4000円と公開価格1900円の2倍超え。久しぶりにIPOらしい飛ばし方をして、2008年の最後を締めくくってくれました。一方その影響もあってか他の直近IPOは一服。IPOだけで新興市場全体の半分程を占める過熱ぶりはこの先どうなっていくのか、来年にかけて注目です。

ソフトクリエイト(3371)は堅調。金曜から東証2部と重複上場という事でご祝儀買いが入った様子。出来高が2市場併せて16100株と、この銘柄にしては大商いでした。ともあれ一時は上場廃止基準に抵触するかと見られていた銘柄が、廃止どころか2部昇格とあって安心感も強まるところでしょう。東証に移ればこれからアナリストのレポートも出易くなってくるでしょうし、注目さえ集まれば良い銘柄として買われる事もありそうです。

ソフトバンク(9984)は続伸。引き続き信用倍率で見る需給面の良さを手がかりに上昇ムードが続いています。金曜には25日線と75日線のゴールデンクロスも完成。遅行線も一目均衡表の雲の薄いところを突破できそうで、上昇基調はまだ続きそうです。目先止まるとしたら1800円辺りになるでしょうか。そこまではまだまだ。

ダイハツ(7262)は反落。日銀の利下げによって円安効果から自動車業界にも一瞬買いが入りましたが、本当に一瞬だけでした。結局は発表前の水準に値を戻しています。ビッグスリーへのつなぎ融資も決定し、自動車業界にとっては来週反動の売り圧力となるでしょう。ただ繰り返し言いますが、軽自動車を含む小型車は唯一前年比プラスとなっているのです。何故この事実が無視され続けるのかは甚だ疑問です。

日本リテールファンド(8953)は反発。金曜に日銀が政策金利引き下げを発表した事により不動産関連株に追い風が。特にREITの場合は一般的に配当利回りも高い事から(正直最近はそうでもないが、イメージが優先している)投資家の資金が向きやすくなり、借入金負担減少と併せて有利に働きそうです。週末にはダイア建設(8858)の破綻もあって暗い不動産業界ですが、東証REIT指数も順調に値を伸ばしており、少しずつ注目が集まってくるものと思われます。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→653円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→224900円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1570円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→93500円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→805円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→259900円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→9010円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→116円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→405000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→87円 目標140円

三井海洋開発(6269) 11月22日より 1300円→1460円 目標1700円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。