KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

人は石垣、島は島 その11

そんなこんなでサンセットクルーズの出航時刻となりました。我々の他にカップルや家族連れなど約20名程を乗せたクルーザーが出航。ただ出航といっても島からはそれ程離れず、港内で漂う感じ。少し離れたところには台湾から来たという巨大客船が錨泊していて、そこから発せられる波によって少し揺れたりしていました。

ところでまだ太陽は空にあり、サンセットクルーズと言っても辺りは明るい状況です。やがて陽が沈み正にサンセットとなるのですが、それまで間を持たせるために釣を楽しめる趣向になっていました。私も竿を持ってエイヤ!とばかりに投げ込みました。実に中学生の時に数回やった以来の釣体験。ちなみに私は過去3回だけ釣をしたことがありますが、ほとんど魚は釣れていません(-。−;)唯一の釣果は小さなフグを一匹(・・;)生まれて初めてパチンコをした時もそうでしたが、ビギナーズラックもへったくれもない私(-。−;)

周りで次々と「釣れた!」という声が上がって、各々自分の釣果を自慢していました。むむむ、ここで何か釣らないと男がすたる\(*`∧´)/意地でも釣って旦那の「どうだい?」的な表情と共に釣った魚を嫁に見せて写真を撮らねば、この先の夫婦生活に大きく影響してくることでしょう。今後イニシアチブを取れるかどうかはこの一戦にあります。興国の荒廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ!\(*`∧´)/

・・・えー、結果は坊主でした(T△T)ガイドの人から「珊瑚の影に魚が隠れているから、その辺りに餌を垂らせば簡単ですよ」と言われ、その通りやったのですが全然ダメ┐( ̄ヘ ̄)┌隣で小学生が「やったー!」と釣った魚を自慢していました(-。−;)せめてもの救いは地球を釣らないで、珊瑚を傷つけなかった事くらい。へんだ、魚が可哀想だから敢えて釣らなかったんだよ。何てエコで動物に対する慈愛に満ちた私!

そんな強がる私に対し嫁から言われるのは「釣った魚に餌をくれない人」との評。この瞬間今後の夫婦生活の勢力図に大きな禍根を残す事になったのでした(-。−;)(つづく)

さて、釣った魚に餌をくれない日経平均は本日反発。前日のNYダウはIBMの決算が市場予想よりも良かった事から、前日軟調だった金融株の反動も含めて大幅反発。それを受けた日本市場でしたが、NYで一時87円まで円高が進んで13年半ぶりの円高水準となった事もあり、寄高で一時マイナス圏にまで売り戻される展開。8000円の壁が意識される状況でしたが、後場何とか切り返し、本日の高値引けで終える事ができました。

投資判断は「売り」。現在も進んでいる円高がどうしても気になるところです。また引け後に発表したソニー(6758)の決算予想は悪く、為替水準の変更から過去最悪の2600億円の営業赤字に。多少は織り込み済みの内容としても、出尽くし感が出るような雰囲気ではありません。負のスパイラルの真っ最中という感じで、どうしても目先の悪材料とされるでしょう。

ただ過度な悲観は必要ないと思われます。日々の動きは下値で買いが入っており、為替に関してもどの程度効果があるかは不透明ですが「介入」の思惑が簡単に円高を進めさせません。利下げこそしませんでしたが、本日の政策決定会合で日銀もCPの買取3兆円を決め、事態の沈静に一応は動いています。ただ海外に比べると必死さはあまり伝わって来ず、与党の政権固執と共に、投資家の失望を買う事にもなりそうですが。

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。マザーズ・ヘラクレス指数は主力株中心に買われてしっかりした動きでした。それぞれ最悪期からはじんわりじんわり上昇してきているのですが、テクニカル的に一目均衡表の雲のねじれ部分に来週末辺りから突入していきます。ここで上抜けるか下抜けるかで目先数ヶ月の趨勢が決まってしまうのですが、現段階では正直弱気な感じがしています。それまでに全体相場がどの程度好転しているかによって、個人投資家の命運も決まってくるという事になります。

ソネットエンタテイメント(3789)は反落。ただ親会社ソニーの不振の割には底堅い動きが続いており、20万円割れ水準には割安感が漂っているようです(しかしどの銘柄も現在の株価水準には割安感がありますが)。一方ソニーで言えば最近出したポケットサイズのVAIOが品薄状態で、腐ってもソニーという感じですし、海外でIBMやアップルが市場予想よりも好業績を出しているところを見ると、ハイテク企業はそこまで悪くはないのかも知れません。本日出した見通しも蓋を開けてみれば悲観に過ぎたという事になると見ています。

みずほFG(8411)は反発。前日NYでは金融株が大幅反発し、日本のメガバンクにも一応買いが集まりましたが、インパクトとしては海外よりも弱い格好。各国の銀行の業績見通しによって振り回されている感がありますが、邦銀は比較的健全であると思われます。その証拠に同行の株価も2003年の金融危機の際に付けた5万円割れに比べると4倍以上の水準にあります。もし200円を割ってくるようであれば黙って買いでしょう。

USEN(4842)は反落。昨日は楽天(4755)と動画配信で提携というニュースで盛り上がりましたが、あっという間に期待は萎んだ格好。とりあえずまだ108円の下値はキープされており、ここで底打ちが確認されればあとは上がっていくだけです。テクニカル的にはストキャスが好転してきており、短期的には買いで見ていける場面。

日本リテールファンド(8953)は続伸。本日は日銀が不動産投資法人債も適格担保に追加するという報道から、資金繰り不安が後退してREIT全体に買いが入り、REIT指数が6%を超える大幅高。元々そこまで困っていなかった同ファンドはそこまで買い戻されませんでしたが、暗かった不動産事情に少しは薄日が差してきた格好です。

テクニカル的には2007年の高値以来ずっと上値を抑えてきた上値抵抗線を12月の大幅高で抜けて以来、今度はそこを下値抵抗線としてトレンド転換してきています。今回の上昇で一目均衡表の雲のねじれ部分も上抜け成功のようで、ボリンジャーバンド−2σを下支えとした模様。目先は明るい動きが期待できそうです。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→660円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→189000円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1325円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→85200円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→737円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→220円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8090円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→109円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→387000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→86円 目標140円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。