KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

早逝児

暗い話をしていると暗い話が続くものでして、先週私の中学時代の同級生が亡くなりました。心筋梗塞ということで突然死だったようです。私の中学の同級生で亡くなったのはこれで二人目。まだ30代前半ですから、早過ぎる死です。

ところで奇妙な事に亡くなった二人には共通点があります。二人とも双子の兄弟のお兄さんであり、二人とも心筋梗塞による突然死だという事。前兆も無く突然居なくなった兄に、残された弟の気持ちは推して知るべし。

実はかつて双子の一人目(A)が亡くなった後、今回兄を亡くした双子の弟の方(B')と同窓会で話をしました。
「Aが亡くなったのは聞いたよ。俺にも双子のBが居るけれど、Bがいなくなることなんて考えられないよ」
しかし、今回そのBが亡くなってしまいました。

私は実は同級生とはいえ、Bとは一度も話したこと無い程だったので、亡くなったのも葬式が終わった一昨日人伝えで聞いたのですが、お通夜の最後の最後でB'は叫びながら泣いていたそうです。双子とは普通の兄弟とは異なり特別で、今までの人生二人で一人として一緒に歩んできたでしょうに。いわば半身をもぎ取られたような気持ちになるのでしょう。

とにかく若すぎる死は残念でなりません。最近そんな話ばっかりで嫌になります(T_T)

さて、半身をもぎ取られたような日経平均は本日続落。前日のNYダウは引き続き先行きの不透明感から方向感が定まらず売られる展開。それを受けた日経平均は前日の先物が7000円を切っていた事から、朝方から7000円を巡る攻防。しかし売り方もこれ以上の売りにはリスクが伴うと見て積極的には売り込めず、一時プラス圏に戻す強さも。しかし薄商いの中で上値も重く、結局終値ベースでバブル後最安値を更新しました。

投資判断は「買い」。今日はよく踏ん張ったという感じの動きでした。TOPIXもギリギリ700ポイントを死守しており、何とか命脈を保っています。これは結構意味のある動きで、もしこれらの節目を割り込んでしまうとタガが外れ、アメリカのように均衡点は更に500円程度下の水準まで一気に下落する事になります。

当然の事ながら、現在の株価水準の500円安は、遂1年前にあった14000円で言うところの1000円安水準に相当するわけで、安穏とはしていられません。ましてや底が見えなくなるという点が一番痛いところです。

政府高官も何のリスクもない、お金もかからない「リップサービス」で株式市場に対する憂慮を一応表現し、売り方の勢いを減じています。それは一方で単なる延命に過ぎないのですが、メジャーSQを控えて7000円が攻防ラインになりそうで、金曜まで7000円台を保ってさえくれれば、後は何とか挽回のチャンスがありそうなので個人的には有り難い事だと思っています。

とはいうものの瞬間的にも7000円を割り込んで、昨年10/28安値6995円を更新する事は十分想定されます。今日の引け後にはパシフィックHD(8902)が破綻し、先日のSFCGに続く大型破綻となりました。今年に入って一ヶ月に5件のペースで上場企業が破綻していますが、正直来月まではこの動きも続きそうです。株価の低迷によって資金調達が苦しくなり、持ちこたえられなくなる企業が続出しています。

いずれにせよ目先は今週いっぱい乗り切れば、3月は何とか乗り切れると見ています。ただ7000円割れが一瞬で終わらずに、数日ウロウロするような事になれば一気に下げは加速し、7000円回復にまた長期間かかるような事態が想定されます。

幸い先ほど始まったアメリカ市場は久しぶりの大幅反発となっています。もしここから反発ができれば、先日の6500ドル割れが一つのアク抜けに繋がったと言えるのでしょうが、ともあれ明日の朝目覚めるまでにこの勢いが続いている事を期待したいです。

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。しかし日経ジャスダック平均は遂に1000円を割り込んでしまいました。新興不動産銘柄の多いヘラクレス指数も本日はプラスとなりましたが、前述したパシフィックHDの破綻が尾を引きそうで、まだまだ不動産銘柄は触らない方が良いようです。

ダイハツ(7262)は続落。本日はJPモルガンの目標株価引き下げもあり軟調推移。富士重工(7270)が下方修正を発表し、自動車業界の暗さを引き続き示していますが、ホンダ(7267)のインサイトは更に受注台数を1万8000台と伸ばして好調。少し明るさも見えてきている自動車業界ですが、高速道路料金引き下げも支援材料。自動車使用量が増える事によって、耐久財の買い換えにも繋がります。これで自動車購入に対する国の補助などが決まれば、一気に自動車業界を取り巻く環境は変わってくるでしょう。

みずほFG(8411)も続落で年初来安値更新。前日のNYでは金融株が堅調でしたが、日本の方はイマイチでした。やはり昨今の株安が自己資本を毀損する形になっており、なかなか銀行へ投資資金が向かい辛いのも事実。ただ何度も言っているように相場の戻り局面では金融株が中心になって戻すでしょうから、下値はチャンスと見るべきでしょう。

日本リテールファンド(8953)は反発。しかし前述したパシフィックHDの破綻が明日以降のREIT市場に大きな影響を与えそうです。不動産関連はまだまだ予断を許さない状況ですが、生き残ったファンドにとっては有利な条件で物件を集める好機が生まれるとも捉えられます。

光通信(9435)は大幅反落。昨日までこの相場展開の中健闘していましたが、それ故に反動も大きいようです。昨日はセレブリックスHD(2444)への出資を発表しましたが反応薄。ともあれこの株安相場の中で積極的に動いている同社のフットワークは評価できると思います。本日発表の信用倍率は0.34倍と一層の売り長を確認。株価はまだまだ上を目指せそうです。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→644円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→184300円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1182円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→96300円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→730円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→167円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8100円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→74円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→314000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→60円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→735円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→82円 目標120円

光通信(9435) 3月5日より 1709円→1627円 目標2000円

売り銘柄

セブン銀行(8410) 2月12日より 266600円→228500円 目標20万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。