KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

贈る言葉

最近仕事も忙しいしロクな事が無いなーと思っていたら、私の今の職場で私とほとんど同時に入った新卒の若者が会社を辞める事になりました。確かに今の職場は忙しいだけで残業代も出ず、社長は理想ばかり高くてワンマンですから、奴隷のように扱われるところです┐( ̄ヘ ̄)┌今回の退職には同意できる部分がかなり大きいのですが、何はともあれ貴重な戦力が抜けてしまうため、同僚としては残念です。

特に転職となると今のご時世大変です。また1年程度しか勤めていないとなると、採用側の評価も厳しくなるんじゃないかなーと思います。それでも決断には色々な迷いや経緯があったと思いますから、彼の意志を尊重しつつ見送りたいと思います。

ところでよく「最近の若い者はすぐ辞める」とか「忍耐力がない」とか言われますが、私はそうは思いません。後者に関しては忍耐力があるのが必ずしも善であるとも思いません。無駄な忍耐力は株で言うところの「塩漬け」に繋がりますし、精神的にもあまりに抑圧し過ぎると鬱っぽくなって良くありません。

前者に関してはそれは全てにおいて世代毎に与えられた環境が違うから。多分そう言っている人も今のご時世に生まれれば、選べる仕事もたくさんあるかわりに、覚えないといけない事がたくさんあって、その大変さがわかると思います。昔はわからないことや発見されていない事がたくさんあって、正直単純作業率が高かったのです。それが今は様々な手法や方法が発見されて、単純作業はマシンに仕事を取られ、より一層仕事が専門的に、かつ難しくなってきています。

昔の人はその単純作業からの進歩と同時進行で色々身につける事ができました。しかし今の若い人や、その職種に途中から加わる人は一からその歴史や推移を全て学んでいかないといけないのです。その点を無視して「最近の若い者は・・・」という人は、はっきりいって了見が狭いと言わざるを得ないでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

そもそもシェークスピアの時代から「最近の若い者は・・・」という言葉は使われています。いつの世代の人間もそう思うようにできているのです。それは多分皆自分ばかりが苦労してきたという思いが強いからでしょう。実際はそうではないんですけれど。

何はともあれ仕事は人生の半分近くを占める重要な要素です。その部分はやはり自分に合ったものが見つかるまで、納得いくまで探るべきです。それがまだ最近の若い者の部類に入る(と自分では思っている)先輩からのアドバイスです。

さて、人生の半分近くを占める日経平均は本日反落。前日のNYダウは続伸。シティに続きJPモルガンチェースも1、2月は黒字だったというCEOの発言を受けて堅調に推移。しかし前日の急騰の反動もあって上値の重い展開。それを受けた日経平均も前日の急騰の反動や、円高の影響もあって朝方から売られる動き。TOPIXが一時600ポイントを割り込むなどジリジリ値を下げ、MSCIのリバランスや明日のSQを控えて結局安値引けとなりました。

投資判断は「強気の買い」に。以前から書いていたように、私は明日のメジャーSQが目先の相場転換点となると思います。また前述したようにアメリカの金融株は少しずつ良いニュースが出るようになってきています。金融と自動車という二つの不安要素のうち、一つは解消されつつあります。ですからここら辺りが大底となる可能性は少なからずあり(本当にピンポイントで大底を当てる意味はあまりないと考えてはいますが)、市場に懐疑的な投資家を巻き込んで、少しずつ相場にも春が訪れてくるものと思います。

本日NYで発表された小売売上高の指標も回復傾向にあり、消費の持ち直しが見られるようになってきました。そろそろ世界総悲観の時代は終わりを告げ、少しずつ異常状態が改善されるような形になってくると思います。そうなってきた時には、株価は急騰して日和見の人は乗り遅れるということになりそうです。

新興市場は「強気の買い」。しかし本日は3指数共に軟調。日経ジャスダック平均は大型株である楽天(4755)のストップ安もあって、昨日も東証一部のリバウンドの割にはほとんど上げませんでしたし、下げ基調は変わりません。個人的にはここからは東証一部市場の盛り上がりを想定しているので、ちょっと新興市場は蚊帳の外になるかも知れないと思っています。一番良いのは両方の市場が一緒に上がっていく事ですが。

メディカルシステムネットワーク(4350)は続伸。引き続き自社株買いの動きが続いているようです。正直こんな簡単に10万円を超えてくるとは思っていませんでした。問題は自社株買いが終わった後ですが、それまでに業績に関する何らかの好材料が出れば、形作られた上昇トレンドは維持できそうです。

SEH&I(9478)は反落。引き続き薄商いの中小動きとなっています。昨日子会社のシステム・テクノロジー・アイ(2345)が復配を発表しましたが材料出尽し感から売られる展開。それでも同社には当然配当収入が見込めるわけですから、好材料には間違いありません。子会社の回復により業績の見通しも明るさを見せてきます。

USEN(4842)は反発。本日引け後に業績の下方修正を発表。経済情勢が未だ回復を見せないという理由で通期見通しの経常利益を0予想に。この辺りはやはりネガティブサプライズになるでしょうが、株価的には十分織り込んできているところか。むしろもう一つ発表された第三者割当増資の公募価格が昨日までの株価を元に77円と算出され、価格決定を有利にするために売られてきた株が買い戻されることになりそうです。80円台までの回復は目先すぐ反映されそうです。ただしその後の動きは楽観視できそうにありません。

日本リテールファンド(8953)は続伸。前回書いたようなパシフィックHDの破綻はあまりREIT市場に悪影響を与えなかったようで、ホッと一安心。ただ本日もエスグラント(8943)が破綻し、引き続き不動産銘柄の不透明感を表しています。まだまだ予断を許しませんが、一方で業績に不安の無い不動産銘柄も選別によって耐性がついてきました。

コニカミノルタ(4902)は反落。昨日急騰の反動もありますが、何度も跳ね返されている800円の壁にトライする動き。下値も切り上げてきており、各指標も好転中。今度こそ抜けそうな感じがしますが、一度抜けたら早いでしょう。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→638円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→176000円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1125円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→102000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→723円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→171円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8400円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→73円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→335000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→60円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→789円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→80円 目標120円

光通信(9435) 3月5日より 1709円→1682円 目標2000円

売り銘柄

セブン銀行(8410) 2月12日より 266600円→248400円 目標20万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。