KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

リバイバル

たまには音楽の話題でも。今年になって突然あのユニコーンが再結成ということで、シングル「WAO!」に続いてアルバム「シャンブル」が発売されました。今年の正月に公式サイトで再結成を発表してからもうアルバムを発売。よく「再結成して欲しいバンドランキング」で1位になっていましたが、あれから15年も過ぎて、もうユニコーンとしての活動は無いんだろーなーと思っていたのですが、よもやの活動再開に個人的には大変驚いています(××)

ユニコーンは私の中学時代に流行ったバンドで、彼らの曲を聴く度に若かりし青春時代を思い出します。当時大好きだったテレビ「夢で逢えたら」のオープニングにもよく使われていて、深夜に眠い目をこすりながら見ていた私にとっては甘酸っぱい思い出(?)です。ビートルズ的なテイストを持ちつつ、独特な雰囲気やノリの良い曲調と歌詞で存在感があり、人気絶頂の内での突然の解散は、ファンに強烈な衝撃を放ちました。

そんなユニコーンが先日、私の第二の地元とも言える横須賀の芸術劇場でシークレットライブを開催し復活をアピール。彼らの特徴的な部分はバンドメンバー5人それぞれが作詞作曲し、メインボーカルを張れること。それぞれがそれぞれの個性を発揮して、楽しく演奏できているところが今のアラサー〜アラフォー世代のハートをがっちり掴んでいるのではないでしょうか。

今回のアルバムではやはり「WAO!」が一番ノリノリでお勧めですね。阿部義晴さんの15年前と変わらないノリで作曲され歌われており、奥田民生さんだけではないというバンドとしての深みを見せ付けられます。我々世代の音楽シーンではサザンやチャゲアスといったビッグネームの活動休止が相次いでいて残念でしたが、こういう嬉しくなるニュースもあるわけで、まさに「人生は上々だ」といったところです。

さて、上々といきたい日経平均は本日続伸。前日のNYダウは小幅ながら反落。寄り後は引き続き堅調に推移したものの、アメックスの発表した貸し倒れ増加が嫌気され、金融株に売りが入る状況に。それを受けた日経平均でしたが、朝方やや売りに押される場面があったものの、その後は下値を切り上げる形で上昇。先物主導で本日の高値圏で引けました。

投資判断は「買い」に。株価の好調さもさることながら、出来高が少しずつ増えてきているのが好材料。しかしさすがに一週間で10%以上上げてきた過熱感や8000円という節目への意識、75日線と一目均衡表の雲という様々なハードルが目先待ちかまえており、これらは簡単に突破出来そうにはありません。特に75日線は昨年6月以降上回れない堅牢な関所です。なので一旦調整はやむなしと見て、一段階だけ投資判断を引き下げました。ここは外部環境の改善という後押しや為替、日柄といった条件が幾重にも重なって、初めて出来高も増えて突破できるような気がします。

ただ基調は変わらず上昇トレンドです。特に先日のメジャーSQで算出されたSQ値7491円、節目の7500円といったところが最高の下支えとなって、これより下にはそう簡単に下がらないと思います。もし下がるとしたら余程政府の失策が失望を呼ぶ(株価対策が余程にひどい内容とか)場合くらいで、市場や景気は既にほとんどの悪材料を織り込んだと言って良いでしょう。

例えば今出ている「地デジ促進のためアナログ2万円買取」の話は一件良さそうに見えて、実施時期を誤れば買い控えが発生します。この辺り概要も実施時期も具体的に決まっていないのに発表が早過ぎだと思うのですが、果たして与党に機動的に政策を実行できるのでしょうか?こういうところで上手く国民の購買意欲をかきたてる事ができればそれは政府の好プレーですし、好プレーを狙い過ぎてシングルヒットを二塁打にしてしまう失策ということもあり得るでしょう。全てはタイミングの勝負で、今の政府が上手く気流を掴めるかどうかは甚だ不安です。余談ですが、早めに地デジ対応テレビを購入した筆者は不公平感を禁じ得ませんが・・・

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。個人的には日経平均が8000円手前でしばらくウロウロするのであれば、新興市場株や低位株にもチャンスがあると見ています。ただ今は配当や優待取りの動きも買い方を後押しする要素であり、それらのメリットが少ない新興市場株の人気化はもう少し時間を要すると思います。

ダイハツ(7262)は続伸。昨日、本日の上げで昨年11/14、今年1/8、1/29、2/25の高値を結んだ上値抵抗ラインを上抜けてきています。ただ親会社トヨタ(7203)が3250円どころの壁を突破できず、現在も株式市場がこれだけリバウンドを見せている中でイマイチ波に乗れずにいる事が、今の全体相場の危うさを垣間見せるところ。金融株は反発を見せてきています。しかし残る片輪の自動車関連銘柄が上げてこないと、日米の株価は本格反発とは言えないでしょう。

みずほFG(8411)も続伸で200円回復。日銀による劣後ローン買取案が浮上しており、自己資本強化に繋がる動きで銀行株には支援材料に。ひとまず出来高を伴いつつテクニカル的には25日線を超えてきており強い動き。空売りも増えてきている事から、まずは200円台キープが目標。

コニカミノルタHD(4902)も続伸。前回「伸び率は鈍化か」と書きましたが、あれよあれよと900円台突破となっています。こちらも空売りの買い戻しを巻き込んで、力強い上昇を実現。ただ1000円手前で一旦の調整はやむなしか。800円前半までの戻りは覚悟しておくべき水準。ただし上昇トレンドは継続中なのでホールドで。

光通信(9435)も続伸。ベンチャーリンク(9609)、USEN(4842)に続いてフルキャスト(4848)の第三者割当増資引き受けにより資金支援。正直怪しいところにどんどん投資して、この売られ過ぎの株式環境で一儲けたくらんでいるようです。SFCGみたいな結果にならなければ良いですが、ともかくITバブル時代に株で名を馳せた同社ですから、こういう相場環境には手を出さないと気が済まないのでしょう。資金的には余裕があるみたいですから、多少の冒険は許容できそうです。

ただ個人的には確かにそれらの企業も売られ過ぎであり、一定の投資成果は見込めると思いますが、それぞれの事業に対して一貫性がないため、有機的な効果は見込み辛いものがあります。テクニカル的には再度1800円突破をトライ。空売りも増えてきて、逆日歩は0.55円と高水準に。1800円突破が成れば、2000円はすぐそこです。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→658円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→171100円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1215円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→106000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→809円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→200円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8250円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→72円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→349000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→66円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→924円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→88円 目標120円

光通信(9435) 3月5日より 1709円→1779円 目標2000円

売り銘柄

セブン銀行(8410) 2月12日より 266600円→230000円 目標20万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。