KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

嘘だと言って

昨日はエイプリルフールでした。毎年「世界で一番と言えるような嘘をつこう」と思うのですが、それを考えているうちに過ぎてしまうそんな一日です(;^_^A

が、そんな4月1日の朝。私がこよなく愛しているiPhoneに異変が。何とアプリケーションソフトのほとんどが消えてしまっていたのです(××)しかも消え方が中途半端で、全部消えてしまうとかいうわけではなく、2/3程のソフトがランダムに消えてしまったような格好。

当初私は「お、これはひょっとして外人さんの好きなエイプリルフール的ないたずらか?アップルもやるなー」とか思っていたのですが、どうも様子が違うみたい(・・;)ネットで検索しても、誰もそのような症状になっていない様なのです。

なので、結局大人しくバックアップから復元する事にしました。ソフト自体はそれで何とか元通りとなったのですが、各アプリケーション毎に記憶されていたcookie的なものや保存データはすっかり消えてしまって、設定などは最初からし直さなければならなくなりました(T_T)

新年度というのは色々な変化があるので楽しくもあるのですが、変化は一方で改悪という事もあります。私が愛聴しているラジオNikkeiも大幅な改編があって、ポッドキャストで毎朝楽しみに聴いていた「聴く日経」が課金制になってしまいました(T△T)課金はまだ我慢するとしても、何となく番組の雰囲気が暗くなってしまったり(バックにうっすらかかっていた音楽が流れなくなった)、ダウンロード方法が限定されてしまったりして、使い勝手が悪くなってしまいました。

またラジオNikkeiの他の番組もiPhoneで何故か聴けなくなってしまいました(T_T)他のサイトのは聴けるので、これはiPhoneのせいではない様子。多分4月になったのでラジオNikkeiサイトの仕様が変更されたのでしょうが、ラジオNikkeiを聴くためにiPhoneを買ったようなものなのに、非常にガッカリです(T△T)何でこんな事になってしまったのでしょう?一応ラジオNikkeiに問い合わせメールは送ってみましたが、どのような返答が来るのでしょうか?この辺り改善されないと、私のショックは深まるばかりです。何とか元通りになってくれないでしょうか?

さて、元通りになって欲しい日経平均は本日大幅続伸。昨晩のNYダウは発表された各経済指標が市場予想を上回り、好感されてマイナス圏から怒濤の切り返し。それを受けた日経平均は朝方から買いが優勢。GLOBEXでのアメリカ株先物が堅調推移であったこと、またアジア株も好調なスタートだったことから次第に買いに加速が付く展開に。為替が100円に接近するとそのまま右肩上がりの推移で、高値圏での引けとなりました。

投資判断は「強気の買い」。前回最上位に投資判断を引き上げてから、かなり相場に勢いが付いてきたものと思います。特に本日の出来高は29億株と、メジャーSQを含めても今年最高。概ね昨年11/5の高値9500円を付けた日、今年の高値9325円を付けた1/7と同じ程度の出来高で、それらと並ぶ盛り上がりだったという事です。

東証1部の信用倍率が金額ベースで1倍割れという話も支援材料となった模様。約7年ぶりとのことですが、1倍を割れると株価は底値圏であると言われます。相当程度空売りが溜まってきており、最近の上昇は売り方にとってかなり苦しいところでしょう。

本日の各銘柄の日証金を見ると、貸株の買い戻しが優勢でした。一般的に上昇相場では更に空売りが増えてくるものですが、そうなれば売り方の踏み上げによって更なる上昇スピードの加速が期待できたのですが残念です。

今の相場は「一般的な人間のバランス感覚」を有していれば短期的に過熱感を否定できませんし、「もうそろそろ反転下落するだろう」という意志が多ければ、更なる空売りを呼びます。

ただ本日出来高が大きく膨らんだ事は、それらの意志を打ち砕くだけの量の買いも存在することを意味しています。株価は需給によって決まるという大原則に則って、本日の大幅高は裏付けられているのです。

また需給によって株価が決まるわけですから、正直実体経済の裏付けが伴わなくても株価の上昇が正当化される事になります。もっと言えば正当化された株価を元に資産効果から実体経済が良くなっていくというシナリオも描けます。

テクニカル的には25日線との乖離率が11%という事で、教科書通りに言えば「過熱感」が意識されてくる水準です。ただ私は先日から述べているように「今までこれだけの下落を受け入れた投資家が、これからの急騰を受け入れ難く思うのはナンセンスである」と思います。

つまり、このまま日経平均1万円を目指す程の大幅高をしたとしても、何ら疑念を持つ必要はないと思っています。それだけ市場心理は明らかに好転してきたのです。ちょっと前までは多少の好材料が出ても小幅高程度で、翌日にはすぐ売られていたのに、最近は悪材料すら一日で昇華できるだけのパワーがあります。

確かに明日は週末ですし、ロンドンで開かれているサミットの今晩発表予定である共同声明を見極めたいというところもあるでしょう。ただサミットなんて正直各国の利害関係が対立する中で、一致団結して当たれるような対策はまとまるわけがなく、パフォーマンスの要素が幾分にも大きいものです。なのでこの辺りには過度に期待せずに、とにかく親の敵を取るかの如く、今までの損失を取り返してやるように買いに付くべきだと思います。

今晩のNYダウは現在のところ大幅高となっており堅調推移です。NYダウもテクニカル的には正念場で、1/28、2/9、3/26の高値を結んだ上値抵抗ライン(現在の水準で7900ドル)を明確に越えて来れるかどうかで、先高感がだいぶ変わってきます。ここを突破できれば8500ドルを目標にする株価推移となると見られ、アメリカの堅調は世界の株高に繋がりますから、相乗効果でよりアメリカの株高→世界の株高というスパイラルを描けると思われます。

またぞろ「3月危機は無事通り過ぎたが、今度は5月危機に気を付けろ」という声が出てきました。勿論どんな上昇相場にも踊り場は存在して然るべきなので、急騰あればどこかで急激な調整が入る可能性は否定できませんが、私は「また出たか」程度に捉えて、相場には引き続き強気で臨むべきだと思います。それでもこういう声が出ているという事が市場がまだ「暴走」していないという証明でもあり、健全性を表すものとも言えます。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に堅調。本日は現在予定されているIPOの中で一番最後のソケッツ(3634)が新規上場。公開価格の倍近い初値を付け、新興市場を活気付けるものとなりました(終値ではストップ安水準でしたが)。GWもあるので例年ここからのIPOは数が減るのですが、それでも昨今の不安定な相場から新規上場を手控える企業も多く、以後のIPOは全く予定されていません。次のIPOが決まるまでは新興市場の注目度もやや薄まるかも知れません。一方で、従来の銘柄にも資金が回るというメリットもありますが。

ソフトクリエイト(3371)軟調セプテーニHD(4293)との業務・資本提携を解消とのこと。セプテーニが放出する同社株式は市場外での自社株買いで対応するという事で、需給が悪化するという事はありませんが、あまり良いニュースではありませんでした。なお同社は無事買い付け終了した事も発表。結局セプテーニとの資本提携は損失しか生みませんでしたね。もっとも向こうもそうでしょうが。いずれにしても今回買い取った自社株を元に新たに資本提携先を探すなり、消却するなりで、次なる朗報を待つ事にします。

ダイハツ(7262)は続伸。昨日は2008年度の軽自動車販売台数が発表され、軽自動車全体で前年比4.4%の2年連続減となった模様。一方で同社は1.1%増と相対的には好調でした。ただ直近の3月は前年比12.5%減と苦しい部分が見え隠れ。それでも軽自動車の落ち込みは普通車に比べて浅く、消費者の軽嗜好が明らかになっています。

自動車株は為替の円安基調もあって全般的に高く、特に中心銘柄であるトヨタ(7203)は直近高値を抜いてきました。トヨタとメガバンクが上昇トレンドに乗れば、日本株の大幅高は約束されたようなものです。

みずほFG(8411)も大幅続伸。野村による目標株価引き下げもあったものの、メガバンクは保有の債券や融資に対して新たな信用リスク管理手法を用いる事を金融庁に申請し、それによって自己資本比率を高める事ができるようになるとの期待感から買われる展開に。個人的にはこの辺り結局会計基準の変更のようなもので、時価会計凍結のような非常時の都合の良いB/S操作のような気がするのですが。ルールを都合良く変更して、時系列的に比較できないようにし、投資家を惑わす事に対しては反対。本当にそれがより経営実態を反映しているのであれば、平時に行うべきと思います。

コニカミノルタHD(4902)は続落。昨日ドイツ証券により投資判断を引き下げられた事が引き続き嫌気材料視される展開に。ただ本日は売り買いが交錯し、下値で出来高を伴った十字線を完成させました。ストキャスにも割安感があり、短期的な調整は終わったと見て良いと思います。

そして本日はこの辺にしておきまして、次回は3月の成績発表です。今回は成績も良いでしょうが、ベンチマークである日経平均も相当パフォーマンスが良さそうですから、良い勝負だと思います。何はともあれお楽しみに。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→649円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→195700円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1380円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→98600円 目標20万円

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→794円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→208円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8200円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→93円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→383000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→90円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→791円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→94円 目標120円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。