KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ぶらり金沢旅情 後編の前編

金沢の東茶屋街とは、かつて遊郭があった雅やかな観光地です。今でも加賀百万石の繁栄を窺い知る事ができるよう昔の街並みが保存されており、茶屋様式と言われる建物が道路の脇に軒を連ねています。特に「志摩」や「懐華樓」というかつての楼閣は江戸時代当時の雰囲気をよく伝えており、文化財にも指定されています。さながら小京都というような感じで、観光客もたくさん訪れていました。五木寛之著「朱鷺の墓」の舞台としても知られています。

我々も歩いてぶらり散策。とりあえずは様々な土産物屋をひやかし。中には金沢名物の金箔に特化した土産物屋があり、色々な商品に金箔が入っていて(金箔入り化粧水から金箔入りコーヒーまで)店内が贅沢に金ピカに輝いています(××)うーん、やはり金は魔物ですね。魅惑的な力を持っています。

正直メインストリートは100m程の短さですが、そこを通り過ぎると小高い丘に向かって道は連なっています。何気なく沿って上って行くと、見ず知らずのおじいさんに声をかけられました。

「旅の人ですか?」と聞かれ「はい」と応えると、この辺りの名所や風土、歴史の隅々まで15分程度話してくれました。「私の家はあそこだよ」と指差されたところに一軒のお家が。「子供達は家を出てしまって、あそこは我々老夫婦の棺おけだよ、はっはっは」と笑っておられました(;^_^A

彼の話によると、傍にある「山の尾」という料亭はかつてあの芸術大家の北大路魯山人が修行したと言われる名門料亭。またこの辺りは戦国時代に一向一揆が蜂起した土地で、その心の拠り所とされた蓮如上人の像が立っているとのこと。その他金沢に点在する寺院についてのアレコレなど、色々懇切丁寧に教えてくださいました。こういう地元の人とのふれあいも旅の醍醐味ですね(^^)

先ほどからすれ違う他の観光客には緑色のジャンパーを着用したボランティアスタッフのような人が付いて、あれこれ東茶屋街近辺の説明しています。我々に話かけてくれたこのおじいさんもどうやら普段はボランティアをしているようで、今日は休日のようですが、我々のような旅人を見てうずうずしてきたのでしょう。説明せずにはいられないというところだったのではないでしょうか。でないといくら地元の人でもここまで詳しく説明できないでしょう。

「ところでどこから来なさった?」
と聞かれて「富山です」と応えると、やや拍子抜けした雰囲気(-。−;)なんだ、隣の県かという感じが。まあそれは多分我々の被害妄想でしょうけど、もっと遠い県の名前を出しておけば良かったかな(;^_^A

おじいさんにお礼を言って別れると、我々は紹介された近くの神社へ行きました。しかしそこがまた、後日我々を苦しめる結果となったのです(-。−;)(つづく)

さて、被害妄想を抱きたくない日経平均は本日大幅反発。前日のNYダウは不良資産救済プログラムの対象に一部の生保も入るという話や、少しずつ出てきた企業の決算の内容が市場予想を上回った事を好感し反発。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。朝方発表された機械受注統計が市場予想を上回り5ヶ月ぶりに前月比プラスとなったこと、またアメリカの金融機関19社が健全性の審査であるストレステスト合格の見通しとなったという報道を受けて徐々に上値を拡大する展開。結局本日の高値圏での引けとなりました。

投資判断は「強気の買い」。本日の上昇は昨日までの調整の一因であったショートカバーの買戻しと、明日のSQのを控えて最後の売り方買い方のせめぎあいという形です。ただ昨晩のNYもそうでしたが、イースター休暇を明日に控えて海外勢の売買はやや閑散という感じなのですが、それでも本日の出来高26億株というのは立派な数字です。

日経平均はテクニカル的に75日線と25日線がようやくゴールデンクロスし、更なる強気シグナルが出ています。TOPIXの方もまもなくゴールデンクロスというところで、上昇ムードに加熱感はさほど感じられません。昨日までの調整が先週に引き続き前向きな良い調整になっている感があります。

明日のSQはオプションSQですから影響度は薄いですが、それでも清算値が低く決まって右肩上がりの株価推移になれば、目先の下値支えの要因となります。先月のメジャーSQで清算値を当日中に上回ったことによって、ここ一ヶ月の急激な上昇相場は形成されたと言っても過言ではありません。明日のSQによってこの先一ヶ月のトレンドが決まるかも知れません。

また、一部報道では追加経済対策に「株買い取りに使用できる資金として50兆円の政府保証枠を用意」と連日の太っ腹な話が。リップサービスかも知れませんが、政府はようやく株式市場を真剣に意識しているんだなという部分が見て取れ、市場にとっては好材料に違いありません。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に堅調。現在大型株も買われていますが、低位株相場も目立っています。その中で完全に出遅れているのが新興市場株。資金循環を考えると、そろそろ新興市場株が買われる時期がそこまで来ていると思われます。その証拠に、本日はマザーズ、ヘラクレス市場も力強い上昇。テクニカル的には上放れ開始の形となっており、このまま好回転が続いていく雰囲気があります。政府の各種景気対策の恩恵は、当然ながら新興市場の企業も与ることができ、その影響度は大型株以上のものになるでしょう。そうなると株価の変化率も当然ながら大きくなるものと考えられます。

みずほFG(8411)は大幅高。前述したようにアメリカ金融機関のストレステストの結果が良好だった事を受けて、日本の金融株も買い安心感に繋がり軒並み高。同行も10%を超える大幅高となっており、テクニカル的にもMACDを始めとする各指標が好転。再度75日線突破を目指していますが、おそらく既に赤字報道されたメガバンクに、これから悪材料として受け取られる程の悪いニュースは出てこないでしょう。

日本リテールファンド(8953)は反落。本日はUBS証券の目標株価引き下げが悪材料視されて、建設・不動産といった内需関連株が全体相場上昇の中心となっている中で疎外感。それでも週足などで見ると、明確に底打ちをしてジワジワ下値を切り上げる形となってきています。上昇トレンドは崩れておらず、ホールドで問題ありません。

JUKI(6440)は大幅反発。再度低位株物色の流れに乗る形。昨日書いた事と重複しますが、長期的に見ればこれだけの急騰でも全然小さな反発。出来高も連日膨らんでおり、日証金ベースで見ると空売りは本日も増加。あれだけ重石だった信用買い残がここまで比率的に小さくなってきており、明らかにトレンドは転換しています。

コニカミノルタ(4902)は反発。先日GSが目標株価を引き上げたにも関わらず下げ基調が続いていましたが、本日は下げ一服。まだまだ予断は許しませんが、下値は引き続き切り上げての上昇となっていますから、トレンドが崩れたわけではありません。引き続き強気で。

近畿日本ツーリスト(9726)は続伸。本日は117円まであって目標株価に急接近。直近高値更新となっていて、上昇ムードは継続中。もう少し欲張ってみましょう。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→646円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→192600円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1548円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→91900円 目標20万円

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→849円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→219円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8120円 目標2万円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→395000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→111円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→788円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→114円 目標120円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。