KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ぶらり金沢旅情 後編の中編

おじいさんに紹介された近隣のランドマークの一つに宝泉寺というところがあり、そこの御神木に五本松という立派な松の木がそびえていました。ただ傍の立書を見ると「この松を侮辱したら祟りが」と書いてありました( ̄Д ̄;;

↓宝泉寺HP
http://www.gohonmatsu.or.jp/

「この橋渡るべからず」と書いてあれば渡りたくなるのが人情。だから思いつく限りの罵詈雑言で侮辱していこう・・・かと一瞬脳裏をよぎりましたが、やはり祟りが怖いので「ははぁ、さすがしっかりした御幹でいらっしゃる(;^_^A」等と心にも無い(?)事を言って立ち去りました。

その後例の北大路魯山人が修行したと言われる料亭「山乃尾」でご飯を食べる・・・には例のハントンライスでお腹がいっぱいですし、何と言っても我々若造には敷居が高過ぎます(・・;)なので、料亭を外から覗くだけにしよう・・・と思ったのですが、玄関から建物まで距離がありすぎて、全然料亭の容貌は掴めませんでした(-。−;)ちなみに私が入社する2年程前に、うちの会社で山乃尾にご飯を食べに行った事があるそうです。あぁ羨ましい。

↓山乃尾HP
http://www.yamanoo.co.jp/

それから東茶屋町に戻ると「懐華樓」でお茶でもしていこうという事になりました。ここはかつての遊郭で、あのミシュランから観光地として一つ星を獲得しているというところ。入館料もしっかり取られます(;^_^A

↓懐華樓HP
http://www.kaikaro.jp/

中は昔ながらの女郎部屋と、現代のモダンアーティストがパンクチックに襖に色々絵を描いたものがあり、奇妙なマッチングを見せています。また女郎小屋らしく卑猥ながらも皮肉めいた掛け軸もありました(・・;)そのコラボが多分ミシュランの外人調査員の心を刺激したのでしょう(;^_^A

他にもガラスの置物が並べられている日本庭園や黄金の茶室まであり、さすが文化財に指定されているだけの貫禄は持ち合わせています。それらをひとしきり見学し、最後は抹茶を飲んで締めよう・・・と思ったのですが、閉館間際だったので諦めました。うーん、残念。もう少し早く入るべきでしたね(T_T)

そして我々は隣のお店でお茶をして、東茶屋街を跡にするのでした。(もう少しつづく)

さて、諦めきれない日経平均は金曜続伸。前日のNYダウは大幅高。米銀大手ウェルズ・ファーゴは1―3月期の最終利益が約30億ドルと四半期として過去最高水準になったようだと発表。住宅ローン事業なども好調とのことで、金融機関の過度の業績懸念が和らぐ形となり金融株中心に大幅高。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行したものの、そのせいもあってSQ値が9140円という高値で決定してしまい、徐々に上値が重くなる展開に。更に三井住友(8316)の増資報道が嫌気されて、アメリカの金融株高に反し、日本のメガバンクは大きく値を下げる展開。加えて外国市場がイースター休暇でお休みであることと、週末要因が重なって様子見ムードが蔓延。一時マイナス圏に沈む場面もあったものの、最終的には何とか切り返して引けました。

投資判断は「強気の買い」。先日述べたようにSQ値がこの先の流れを決める要因となりそうで、上値で付いた事が重石になり少し上昇ペースは鈍るものと思われます。ただそれでも一瞬とはいえ日経平均は9000円、TOPIXも850ポイントを回復し直近高値を更新しています。上昇トレンドは継続中であり、目標達成感以外に弱気材料は見当たりません。ASEANが中止となったことも、特段市場に影響はないでしょう。

特に注目したいのは市場の出来高です。30億株を超えてきたのは、金曜はSQだったとはいえSQに関わる出来高は1億5千万株程度といわれており、差し引いてもかなり立派な数字だと思います。このまま出来高が増え続ければ、2005年夏のあの大相場再現も期待できそうですが、正直そこまで望むのは難しいか。ただ何はともあれ、相場にエネルギーが戻ってくることは何よりも大きなプラス材料。株主の入れ替えにより、上値の重石要因が少しずつ取れていくことになります。

NYダウのチャートを見てみると、1/28・2/9・3/26高値を結ぶ上値トレンドラインを明確に抜けてきました。これで目先8000ドル維持は約束されたようなものです。ここまできたら次は9000ドルまで上値を抑える要因がなくなり、ビッグスリー破産法云々の話が片付けば、急激に1000ドル近く上昇するのは確実でしょう。外部要因はだいぶ外堀を埋めてきた感じがあります。

国内の方も追加経済対策が出揃ってきて、実行されればかなりの景気下支え要因になると思われます。ずっと先の将来の事は置いておくとすれば、だいぶ経済にかかった霧も晴れてきたのではないでしょうか。

新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。ヘラクレス指数のみUSEN(4842)の大幅下落もあってマイナス圏に。同社はインテリジェンスのリストラと共に業績予想の上方修正を出してきましたが、この辺りは今までの報道を総合すれば十分に認識されている数字。正直今回の決算発表に合わせて色々帳尻を合わせてきたのでしょう。少し末期的な感じを受けます。

それでも3指数共にだいぶ底打ち感は出てきています。いよいよライブドアショック以降の下落の歴史に転換点を迎える時が近づいているものと思われます。個人的には大型株、低位株ときて次なる狙い目は出遅れ感の強い新興市場銘柄で、現在が買いのタイミングであると認識しています。

ソフトバンク(9984)は反落。引け後に前期営業利益の上方修正を発表。修正額は100億円とわずかでしたが、どちらかというと手元流動資産であるフリーキャッシュフローが1500億円から1700億円に増えた事がとても大きい材料であると思われます。同時に発表したCDO債務担保証券)のデフォルトによる追加損失発生もむしろプラス材料。この辺りの損失不安は前回にもだいぶ上積みしましたが、まだ投資家の奥底にはくすぶっていたマイナス材料であったものと思われますから、今回の追加計上でだいぶアク抜け感が強まったでしょう。

ダイハツ(7262)は大幅続伸。野村を始めとする各証券アナリストによる投資判断・目標株価の引き上げが相次ぎ、自動車セクターは一気に上昇。それら外部的な要因に加えて、テクニカル的にも前回から述べているように三角持合上放れが明確な形となって表れました。週足で見てもトレンド転換は明らか。特に1200円までの値幅は昨年秋に一気に下落したゾーンとなっており、需給的にはほぼ真空地帯。1000円までは時間をかけて上昇しそうですが、1000円を超えたら相当早い足になると思われます。

みずほFG(8411)は大幅反落。結局前日の上げを一気に打ち消す格好になっています。前述した三井住友(8316)のストップ安比例配分が影響しており、それに伴ってメガバンクの信用格付け引き下げ報道やGSによる売り継続の見通しが重石に。個人的には前回も書いたようにだいぶアク抜けしてきたと思っていて、今更三井住友の増資がここまで悪材料視されるとは思っていなかったので、逆にビックリでした。テクニカル的には微妙なポジションとなっており、これ以上の下落は各指標的にも容認できません。正念場。

SEH&I(9478)は続落。引き続き閑散とした相場展開が続いています。ただ子会社システム・テクノロジー・アイ(2345)はIT分野での教育関連銘柄として好調。これだけ世の中にリストラの波が押し寄せ、今までパソコンに不慣れだった人も、再就職には最低限のPCスキルを身に着ける必要性に迫られています。政府も再就職支援としてこの辺り力を入れると明言しており、この分野は次第にテーマ性を帯びてくる事でしょう。となると親会社である同社も恩恵に与れると思われます。ちなみに昨年4月頃から同社の株価は自社買い報道を契機に倍化しました。日柄的にもこの辺り意識されてくる可能性があります。

JUKI(6440)は続伸。引き続き需給が好回転している様子が見て取れます。株価は1ヶ月前に比べて倍化しており、目先目標達成と見る投資家も多いと思います。ただ週足で見ると約1年半ぶりに26週線を上回ってきました。出来高を見ても長期トレンド転換は明確であり、中期的には400円程度までの戻りすら期待できる環境にあります。決して大袈裟な話ではありません。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→649円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→194500円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1522円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→90000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→904円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→198円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8030円 目標2万円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→384000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→116円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→800円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→110円 目標120円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。