KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

亀山車中

今週のお題

ここ富山は大雪のピークを過ぎました。全国各地より「富山はどう?」と心配メールをいただいておりますが、こちらは正直それ程ではありません。今日も晴れていますし、だいぶ溶けました。今のトコ(;^_^A

しかし日本海側はとにかく大雪。実は昨日うちの嫁が実家の埼玉へ帰るのに昼前発の電車で向かいました・・・が、直江津までたどり着いたところで電車がストップ(××)そのまま立ち往生となり、5時間、6時間が過ぎて、遂に車中泊となってしまいました( ̄Д ̄;;

嫁情報によると、除雪車が出て一生懸命除雪しているらしいのですが、その除雪車も時速5km位が精一杯とのこと。直江津から新幹線乗り換えの越後湯沢まで30km以上あるので、どんなに頑張っても6時間以上かかる計算になります。一方で新幹線はある程度雪に強いようですから、越後湯沢まで何とか辿り着ければ・・・という一歩手前で力尽きた感じのようでした。

何とかパンとお茶は支給されたようですが、丸一日電車の中で過ごして棒に振ったような形です。よくニュースなどでは様々なトラブルで車中泊という状態が報道されていましたけど、実際に身内が体験したのは初めて。未だに人類は自然の力に抗えないようです。

さて、ゆっくりと動き出して欲しい日経平均は金曜続伸。前日のNYダウは景気の先行きに対して楽観的な見通しが強かった事からハイテク株を中心に上昇。連日の高値更新となりました。

それを受けた日経平均も全般的には強い動き。後場からまた外国人投資家の買いと見られる注文が集まると、少しずつ上値を取りに行く動きで高値引け。11000円まではもう少しというところまで迫りました。

投資判断は「買い」に。金曜のNYダウは消費者信頼感指数が予想よりも悪かったことや、JPモルガンの決算は悪くなかったものの、ローン債権の損失拡大により売られ反落となりました。日米共にこの辺りが良い利食い売りのきっかけになってくるであろう事から、来週一週間は全体的に調整ムードが支配してくると予想しています。前回述べた「11000円に到達→来週は一服」というシナリオに概ね沿った形と言えます。そんなわけで投資判断を一段階下げました。

とはいえ、株式市場全体を覆っている超楽観ムードは相当強いものでしょう。最近は日米共に、多少の指標の悪さは十分に跳ね返すだけの力を持っています。例えば日本だけでも木曜の機械受注の数字の悪さも跳ね返しました。中国の投資抑制策も跳ね返しました。為替の円高基調も跳ね返しました。JAL(9205)という事実上の大型倒産も跳ね返しています。確変突入という状況でしょうか(小沢氏逮捕への動きは株価にとってプラスマイナス何とも言えませんが、どちらかというと政権安定運営への阻害要因となって外国人投資家の嫌気を誘い、やはりマイナスではないでしょうか)。

テクニカル的にはひとまず目標達成感が出てきそうです。ただ実際に11000円に到達していないという事実は、一旦の調整の後で再度上値を狙ってくる原動力となります。三本足はずっと陽線を続け、パラボリックも強気を示し続けています。これらは一旦暗転すると、かなり上値の重石要因となりそうです。平時ならば。今のようなイケイケの状況であれば、一週間程度の調整で元の上昇軌道に戻しそうです。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に上昇。金曜の上昇でマザーズ指数も75日線を抜いてきており、3指数共に上値が少し軽くなったようです。来週一週間は上記のように東証1部銘柄が調整と見ているので、代替的に出遅れ感の強い新興市場が買われる可能性が強いと見ています。

それにしてもライブドアショックから丁度丸4年の今日、今度は小沢氏を地検が狙っています。何かの因縁でしょうか?地検のやっている事は正義かも知れませんが、株式市場にとってはとかく迷惑なタイミングで仕掛けてくるように感じます。

ソフトバンク(9984)は小動き。前日に大幅上昇をした分、一時2400円に迫ったものの、金曜は相対的に弱い動きでした。前回お伝えしたように、予定通り強弱感の対立した動きに。

一方で「ウィルコム企業再生支援機構利用を申請、同社も出資へ」と報道され、期待と不安が入り乱れている格好に。出資額がどうなるかが焦点になってきますが、個人的には良い材料だと見ています。企業再生支援機構を通じるのであれば、大部分の不利益は国が間接的に負担してくれそうな感じですから。

PHSは確かにすっかり過去の遺物かも知れません。一方でiPhoneを中心とするスマートフォン市場強化のために、PHS接続ユーザー400万人を取り込む契機にはできるかも知れません。

また私は昨年10/29のブログで書いたように通信の未来について大きな衝撃を受けましたが、広域の通信インフラは十分スマートフォンを含めた携帯回線で対応できるけれども、PHSアンテナを介した半径数百メートル程度のローカル通信がこれからは時代やビジネスに必要になってくると考えています。孫社長がどのような青写真を描いておられるかは不明ですが、PHSを従来の用途以外に使うアイデアがあれば、ものすごく可能性の大きな出資とも思います。

みずほFG(8411)は続伸。オバマ大統領は大手金融会社に対して「金融危機責任料」を徴収の意向と伝わり、今のところ日本の金融機関に対しては言及されていないものの、アメリカ金融株にとってはマイナス材料発生。間接的にはやはり日本の金融機関にも影響してくるでしょうから、少し気になる話ではあります。

しかしそんな話が出てきても、やはり出遅れ感の強い日本のメガバンクには海外投資家からの買い注文が集まっている様子。ついに12/16の大幅高時の高値を抜いて、昨年9月以来の高値水準に。ここ一ヶ月連日ずっとメガバンクの強気を示してきましたが、ようやく少し報われたような気がします。

テクニカル的には25日線と75日線のゴールデンクロスが目前に迫っており、ストキャスも高値好転。ボリンジャーバンド+2σ突破により、当面はボリンジャーバンド拡大に動く強さを見せると思います。

ただそんなテクニカル的な強気見通しなのですが、上記しているように来週は全体相場が少し調整のニュアンスが強くなる一週間だと思っています。ですから、自然とメガバンクも調整に入りそうです。三井住友(8316)の公募価格決定期間も20日からとなっており、思惑も強まりそう。それでも前回示したように225円辺りまではゆっくりと上昇していく方向でしょうから、焦らずに持ち続けていれば良いと思います。

SEH&I(9478)は続落。テクニカル的には一目均衡表の厚い雲が頭を抑える展開で、MACDも暗転に向かっています。チャート形状は良くありません。正直再度9000円を伺う水準での攻防になりそうで、下放れる可能性も否定できません。何らかの好材料が出てこないと、現在の株価水準を肯定できるのは割安感のみに。

東芝(6502)は続伸。ブルーレイディスク参入報道もあって、ようやくデジタル家電戦線の前線に出る決意をした模様。正直業績への影響も限定的ですが、遅かれ早かれ着手しないと総合ホームネットワーク構築による顧客の囲い込みはできないでしょう。この辺りはソニー(6758)やパナソニック(6752)のお家芸とも言えますが。何とか為替の円高傾向に抗って上昇し、やはり外国人買いの的になっているようです。当面は需給も安定的。

コメリ(8218)は小動き。前フリでも書いたように日本海側はとにかく大雪で、除雪用具は入荷待ちの状態です。ただなかなかその辺り市場に材料視されておらず、相場がもっと閑散としている時であれば目立った材料なのかも知れません。それでも信用倍率で見る需給動向も引き続き良好ですから、保有で間違いは無いでしょう。テクニカル的にも悪くありません。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→859円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→203800円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2370円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→729円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→936円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→193円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→9790円 目標2万円

東芝(6502) 8月18日より 455円→545円 目標700円

ザッパラス(3770) 12月7日より 157100円→143800円 目標18万円

ナイガイ(8013) 12月20日より 51円→48円 目標70円

コメリ(8218) 1月4日より 2579円→2510円 目標2800円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。