KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

悩み相談

今週のお題
今回は前フリ部分が愚痴なので、興味の無い方は読み飛ばしてください。

というのも、最近本気で仕事を辞めようかと考えています。今の仕事はどうも性に合わないというか、結局社長とウマが合わないというか。多分業務内容自体は性分とまあまあ合っていて、忙しいのが嫌ではありますけれど、もう少し続けても良いとは思っています。まだ入って2年とちょっとしか経っていませんしね。

給料は正社員ですけど全然安いです。世間の30代が貰う平均よりはずっと下かも知れません。公開したら皆ひくと思います。前職に比べて年収は半減。結婚したからと言って手当も付かないし、今度就職が決まった新卒のうちの姪の初任給よりもずっと下の金額です。

それでも今の仕事を選んだのは、自分が今まで体験した事のない業務を通じて、己をレベルアップできると思ったからです。その思惑は概ね達成されており、まだまだ未知の部分もありますから、更なる向上も期待できるとは思います。

給料が安い分は、己の投資力で補おうと考えており、今まで給料に対する不満を口に出した事はありません。前職の時もそうでした。しかし何故だかうちの社長は私に対して「株を辞めろ」と言ってきます。

断っておきますが、うちの会社は金融関係ではありません。世間一般的にコンプライアンス上株が禁止されるような立ち位置の会社では全く無いのです。だから従業員の財産権に口を出される筋合いはありません。

もっと言えば私もわざわざ「株をやっている」と言わなくても良かったのですが、当初入社面接の際に「前職で証券会社に居たのなら、株をやっているの?」と聞かれ「はい、やっています」と素直に応え、それでも入社してきた経緯があります。それなのに今更「株を止めるか、うちを辞めるかどっちか選べ」と言われるのは全く合点がいきません。(ちょっと冷静になるために続き物にします)

さて、合点がいかない日経平均は本日続落。前日のNYダウは急落の反動もあって小反発。それを受けた日経平均は朝方こそ堅調に推移したものの、後場に入ると中国の一段の金融抑制策に対する懸念から、ヘッジファンドと見られる売りが膨らみ一気に急落。為替も一気に90円を割り込んで、非常にお寒い一日となりました。

投資判断は「中立」。本来であれば今週から反発に転じてくるという予想だったのですが、外部環境の急速な冷え込みで、ここ最近好調だった日本株すらも売られる展開になってきました。この辺り、リスク資産に対する投資家の許容度が一気に収縮してきているのでしょう。

テクニカル的に中期上昇トレンドは崩れていないものの、短期的にはまだ底を探る展開になっています。18日〜20日にかけて現れた「三羽カラス」は、翌日の陽線までも含めて、見事にチャートのセオリー通り下落転換を示唆していました。

ここから先は単純に見て75日線の10150円辺りで下げ止まってくれればもうけものですが、外部環境や心理面での影響が強いでしょうから、今回の下落に関してはテクニカル的なものはあまり役に立たないかも知れません。あくまで投資家心理が改善するような材料が出るかどうかにかかっています。

バフェットさんはバーナンキ議長が再任されなかったら株を売ると公言されていますから、万が一バーナンキ議長再任が否決されたら今年の上昇ムードは一気に吹き飛んでしまうかも知れません。頑張れ、バーナンキ議長!

ただ大発会の株価よりも下げてきましたから、とりあえず週末にかけてはドレッシング買いも期待できそうな感じにはなってきました。また、ここまでの調整が既に起きてしまったのであれば、決算発表後は好調な各企業決算を好感する買いも入って来るでしょう。先んじての暴落のため、以前から口酸っぱく言っていた3月危機は逆に回避されたと見ています。喉元過ぎれば後は上がるだけでしょう。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。それでも東証1部銘柄よりはマシな下落でした。この辺り、今回の株式市場全体の売りの主導は大口投資家だという事を示しており、個人投資家は割安株を少しずつ拾っている事が読みとれるかと思います。為替に対する円高耐性が新興市場全体としてあることも、一つの要因でしょう。

ソネットエンタテインメント(3789)は反落。本日発表の決算を控えて様子見ムードが漂った感じですが、出た四半期決算は正直イマイチな内容。前期に比べてDeNA(2432)が持ち分から外れたせいとは言え、そもそも営業利益率が悪化している事から、内容が悪くなったのはそれのせいだけではないという事でしょう。

短期的には20万円割れまで押す可能性が高いと見ています。ただし信用倍率も少しずつ改善してきていること、来期見通しは増益には変わり無いことから、それ程決算に対する悲観は高まらないでしょう。引き続き押し目では積極的に買っていくべき局面と見ています。上昇トレンド維持へ。

ソフトバンク(9984)は続落。UBSによる投資判断引き下げを受けて、利益確定の売りが勢いを得る状況に。直近2500円付近まで高値を付けたという事から、少し目標達成感も出ているようです。短期的には苦しい場面ですが、来週発表予定の決算により、再度騰勢を強める可能性も否定できません。

みずほFG(8411)も続落。最近は海外投資家による出遅れ銀行株買いに乗って、下落相場の中でも案外下げ渋っていましたが、本日は遂にパワー切れという感じ。上記のようにヘッジファンドの売りが散見される状況において、一転海外投資家による売りがメガバンクの株価を押し下げているという観測もされています。テクニカル的にはMACD暗転が間近に迫っている事から、短期的にも上値の重い展開が続きそう。

ただ同社は週末に決算を控えており、それを機に大きく動く可能性も否定できません。ある程度悪い内容は織り込み済み、ポジティブなものが出たら大きく買われる展開だと見ています。ただし同時に減配が発表されると、こちらもある程度織り込まれているとは言え、株価にとっては大きなマイナス要因です。逆に維持されれば大きなプラス要因でしょう。焦点は業績よりも配当政策にあると見ています。

東芝(6502)も続落。第三四半期の営業損益は100億円程度の黒字になった模様と観測報道が伝わったものの、市場コンセンサスは200〜300億円程度の黒字と見られている事から、黒字転換よりも失望の方が大きかった様子。決算が週末に実際に出てきた時にはまた別の反応が見られると思いますが、足下では週足で見た場合に昨年2月・7月・11月安値をそれぞれ結んだ下値支持線の延長線近くまで下落してきており、現在の段階では480円がそのラインにあたります。

万が一ここを割り込んでくるようと、昨年2月から約1年続いてきた上昇トレンドは一旦終了と見るべきでしょう。というわけで480円を割り込んだら、480円で一旦利益確定の売りとします。

ザッパラス(3770)は大幅反落。折角出来高を伴った3本の陽線「三羽白鳥(勝手に命名しました)」が出たのですが、本日は東海東京の投資判断格下げにより、一転大反落となりました。これは痛いですね。直近底を形成していた14万円を割り込んでしまって、12/1に開けた窓を埋める動きに傾いてしまいました。東海東京証券が恨めしいですが、ここは明日の寄り付きで大人しく今年最初の損切りとします。これからというところだったのですが、全く残念です。

コメリ(8218)は続落。こちらも本日引け後に決算が発表され、前期比順調な増収増益を確保しています。こちらに関しては素直に好感されて良いのではないでしょうか。進捗率はそれぞれ75%を大きく上回っており、上方修正は確実な様子です。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→856円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→208800円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2305円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→690円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→914円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→183円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→9780円 目標2万円

東芝(6502) 8月18日より 455円→494円 目標700円

ザッパラス(3770) 12月7日より 157100円→140600円

ナイガイ(8013) 12月20日より 51円→45円 目標70円

コメリ(8218) 1月4日より 2579円→2411円 目標2800円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。