KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

しょうがなくない

先日嫁の勤務先で客が暴れ従業員を蹴り、警察がやってくるという傷害事件があったようです。幸い従業員に大きな怪我は無かったようでホッと一安心。

犯人は60過ぎの男で蹴られたのが30代の女性。しかも発端は結局男性のワガママだそうで、最初は従業員が応対していたようですが、次第にヒートアップしてきたようで、責任者が出ていってなだめるも収まらず、二人とも蹴られたとのこと。近くにあった棚も蹴り壊されたそうです。自分の娘程の他人を、しかも自我が通らないために蹴るなんて、全く言語道断です\(*`∧´)/

その日の嫁は午後からの出勤で、事件は午前中に起こったので嫁は現場には居合わせなかったのですが、実は嫁も責任者の一人。もしその日嫁が午前のシフトだったら、蹴られていたのは嫁だったのかも知れません。その後奥さんが謝りに来たそうですが、今回の話の登場人物の女性は皆その男性一人のせいで迷惑を被っています。なんだかなぁ┐( ̄ヘ ̄)┌

それにしても最近感じるのは「年老いていく男性の幼児化現象」。うちの社長もそうですが、なんでこんな常識外れのワガママばかり言うのか、と呆れる事多し。翌日には機嫌が治ったなーと思ったら「歯医者に行って虫歯が治ったから」だそうで(-。−;)

よく「最近の若者は・・・」なんて言われますけど、私に言わせれば「最近の年寄りは・・・」と感じる事が多々あります。こういう大人にはなりたくないものです┐( ̄ヘ ̄)┌

さて、最近の日経平均は金曜続伸。前日のNYダウはEUによるギリシャ支援観測を受けて大幅高。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。SQ値が10099円に決まると上値の重い展開となったものの、引けにかけては切り返し、徐々にSQ値に向かう展開。あと13銭のところまでいきましたが惜しくも超えられず、それでも高値圏で引けました。

投資判断は「買い」。金曜のNYダウは中国の預金準備率引き上げを受けて朝方は売られたものの、ギリシャ支援に対する期待感が浮上して下げ渋る展開に。ナスダックはプラス引けとなっています。この辺り明らかに先日とは状況が異なり、雰囲気は好転してきていると言えます。ちょっと前までならこのままズルズルと下げていくところでした。

ただ来週はアメリカが月曜はお休み、中国もブラジルもお祭りで当分お休み・・・と中抜けの週になってしまいます。なのでイマイチポジションの取り辛い週になるでしょう。金曜もSQの割には出来高・売買代金が薄く、上昇幅の割には盛り上がりに欠ける一日でした。

ポジションが取り辛い・・・という事は、低位・材料株が跋扈する週になると思われます。無論好業績の銘柄もきちんと買われるとは思いますが、指数や市場全体の出来高的には面白味の無い週になりそうです。オリンピックも始まってしまいましたしね。

テクニカル的にも一目均衡表の雲の中に入ってしまったので、SQ値10099円を挟んでフワフワと動く感じになるかと思います。なので無理せずに様子見や押し目買いの機会をゆったりと見極める姿勢で大丈夫だと思います。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に上昇。こちらはようやく下げ止まりの動きが見えつつあるというところです。金曜は楽天(4755)の決算が出て、過去最高益更新の安定した中身でした。同社株は材料出尽くしの調整が入るかも知れませんが、新興市場株全体にとっては安心感に繋がるものと言えます。もう少しで新興市場も決算が出そろい、比較的好決算が多かった中で、安定した上昇トレンドに回帰できるものと思われます。

みずほFG(8411)は続落。上げ相場の中で前場こそ買われて始まったものの、メガバンクそれぞれイマイチ。一部には4/1に上場を控える第一生命株のための換金売りが出始めている・・・という観測も聞かれましたが、いくらなんでもそれは無いだろうと思われます。早過ぎますし、何もメガバンクだけが換金売りの対象にはならないでしょうし。

それだけ金曜の値動きを説明できる理由も無かったという事でしょうが、個人的には信用買い残高の多さが上値の重石要因になっていると見られます。特に同社は3.5億株の買い残高が残っており、金曜の出来高の4倍の売り圧力が残っていると言えます。であればわざわざ材料も出ていないのに上値の重い銘柄を買う理由は無いでしょう。

それでも金曜は日証金ベースで差し引き1300万株の需給改善が確認できました。全体ではもう少し改善されているでしょう。そうやって少しずつ改善していく他ありません。テクニカル的にはもう少し日柄調整を必要としていますが、新生銀行(8303)とあおぞら銀行(8304)の合併破談もあって、他行にとっては業界再編も絡んだプラス要因になってくるのではないかと思われます。

さて、今回はポートフォリオ内で取り上げる銘柄も少なかったので、趣向を変えまして一銘柄ピックアップして考察してみたいと思います。以前から時々当ブログで取り上げているオプトロム(7824)についてです。

セグメント的に一番大きなウェイトを占めているDVDの製造販売がメインの同社。しかしこの業界はご存知のように今や成熟期を通過して衰退期となっています。名証セントレックス上場で商いも薄く、低位株で継続疑義・・・と良くない印象が付きまとっていますが、最近は「E・COOL」という名前の蛍光灯を販売し、密かに注目を浴びています。環境分野の企業へと大転換を図っている最中で、その成否が同社の命運を握っています。

「E・COOL」とは今話題のLED照明の対抗器具として販売されている次世代蛍光灯。CCFLという新型のランプを用いて省エネという昨今の話題に訴求力を持つ商品となっています。価格はLED照明の1/3、消費電力量・CO2排出量は従来の蛍光灯の40-50%カット、40,000時間・約10年使用可能とかなり力のある商品となっています。

↓E・COOL紹介ページ
http://www.finantec-net.com/csr/index.php?page=e-cool

通信回線で例えるなら、FTTHへの過渡期を繋ぐADSLみたいなもので、コストとのバランスを考えると大手の推奨するLEDよりも、現段階では同製品を導入する方がコストパフォーマンス的に良いのではないでしょうか。導入に工事が若干必要なのはどちらも同じですが。

ただイマイチ知名度が不足しているため、製品の存在を認知されていないのが現状です。同社もエコプロダクツ2009等に出品し、知名度の向上に努めています。また販売代理店契約を次々と取り付け、三菱樹脂との代理店契約まで成立させました。実際に大手の導入事例も増えてきています。

金曜に発表された四半期決算によると、バッテリー販売と併せた環境事業は売上高の1割程度を占めていますが、残念ながら販管費に費やした金額の方が大きい事から23百万のマイナスを計上しています。それでも前期に比べて大きく改善されており(前期バッテリーのみで61百万のマイナス)、同社の先行きにようやく一つの道筋が見えてきた感じを受けます。

今回発表された第三四半期によると、四半期ベースでは実に10期ぶりの最終黒字。ようやく一つの底が確認できた印象を受けます。主力のDVD販売もこの先下落は続くでしょうが、その率は縮んでいく事でしょう。最悪期は脱しつつあると思われます。

ただし同時に業績の下方修正を発表。今期2度目となり、最終利益は何とか黒字予想を守っているものの、正直下方修正癖のある同社ですから、あまり信用できる数字とは言えません。上場来基本的には下方修正のオンパレードです。

それでも同社は最終四半期に利益率の高い教育用CD・DVDの販売が集中するという季節性があります。同時に発表されたE・COOLの受注残高を見ても安定的で、その意味では最終四半期も黒字は確保できると見ています。

一応私が試算した今期予想は
売上 2783 営業利益 31 経常利益 −48 最終利益 −44(単位はそれぞれ百万円)
となり、残念ながら今回下方修正した同社の通期予想を下回るものになっています。それでも前期からの回復は間違いないと言えるでしょう。

株価は30円台と上場してからずっと低迷している同社ですが、その爆発を期待するには「継続疑義の注記解除」が一番であると言えます。その爆発力は皆さんご存知の通り、連日ストップ高を見せる程の勢いがあるでしょう。一度発表されると100円乗せも夢ではありません。ただ残念ながらその時期はもう少し先と見ています。上手くいって今年中、来年辺りには解除される見込みがあると見ています。

それの大前提には「信用のおける通期の黒字転換見通し」が必要とも言えます。オオカミ少年が信用されるには、それ相応の裏付けが必須となってきます。赤→黒転換時に株価の変化率が一番大きいのもやはり皆さんご存知の通り。リスクは大きめですが、リターン率はその割合よりも大きいものと思われます。

そんなわけで、今回は分析の結果、まだ投資対象とするには時期尚早という結論が出ましたが、折角時間をかけて読み解いてみたのでご報告だけしてみました。低位株という事で、ささいな材料で突然噴き上がる可能性もあり、また30円台から簡単には下落していかないだろうという底堅さも感じ取れるため、宝くじ感覚で持ち続けてみるのは悪くないかも知れません。次の決算が出てくる5月前には買いポートフォリオ入れしたいと思っています。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→880円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→231300円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2261円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→688円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262)
 2008年3月25日より 1141円→839円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→172円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→9620円 目標2万円

コメリ(8218) 1月4日より 2579円→2324円 目標2800円

売り銘柄

JT(2914) 2月9より 319000円→328500円 目標25万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。