KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

春一番

うちの職場に新入社員が二人4月から入ってきます。・・・なのですが、実は4月1日の入社式の前にバイトという形で入ってくるのがうちの慣例となっており、早速昨日から二人入ってきました。男女一人ずつの新卒さん達。

男性の方は大人しめな感じで、対して女性の方は社交的な印象。ちなみにうちの職場は男女比が1:2なのですが、概ね既存の社員も男女それぞれそんな感じです。私は例外ですけど(;^_^A

というわけで昨日はまず自己紹介があったり。その後は仕事を覚えてもらう必要があるんですけど、今の時期我々は忙しいですし、まだバイトだという事もあって、雑用オンリーの若干ほったらかしの状態になります。それも我が社の慣例(;^_^A

そうこうしている間にお昼のチャイムが。お昼のチャイムが鳴っても皆仕事していますから、気兼ねして新人さんはなかなかお昼を食べられません。私も最初はそんな事があったなー、うんうん。

そんなわけで私ともう一人の男性社員で新人男子バイト君を誘ってお昼にしました。そこで色々と話をして少しでもうち解けようと。この会社の事とか彼の事とか小一時間位色々と話ししました。

新卒だという事で、実は私と干支が同じウサギ年という事が発覚。我等ウサギ団!ぴょーん!!です(;^_^Aそれにしても遂に一回り下の人間が入ってきたか・・・軽くショックを受けました(-。−;)丁度社内での年齢は中央値にいた私でしたが、二人入ってきた事によって、中央値より上に追いやられてしまいました(T△T)

まあまあそれはともかくとして、無事一日が過ぎた・・・かに見えました。が、何か私的に「なんだかなー」と思うような話がこのあとに続いてくるのです(つづく)

さて、なんだかなーな日経平均は本日反落。前日のNYダウはバーナンキさんの議長発言を控えて様子見ムードが漂い小幅安。それを受けた日経平均は昨日の大幅高の反動もあって弱いスタート。為替が90円台に押し戻されて、輸出株中心に利益確定売りが散見される展開に。前引けは安値となったものの、それでも昨日折角越えてきた25日線を意識した買い等が入って底堅さが見られ、少しずつ下げ幅を縮める展開に。プラス転とはなりませんでしたが、雰囲気の良さは感じ取れる内容でした。

投資判断は「買い」。先週末から出来高が薄い中で海外要因に振り回されて乱高下していますが、基本海外も含めて雰囲気は改善されてきています。私はこのまましばらくは上昇基調に乗ってスルスルと上を目指していけるものと考えています。3月のSQを過ぎた辺りから、年初来高値更新も視野に入る水準になってくるでしょう。

テクニカル的には随分と変わった足の形になってしまいましたが、MACDが好転しているため、素直に上昇が裏付けられる格好になると見ています。週足もストキャスが好転し「これから」の上昇を印象付けています。安定的な上昇となるでしょう。

ところで昨日は第一生命の上場が無事4月に承認されました。株主数はNTT(9432)を抜いて最多の株主数に達する見込みだそうで。想定公開価格も15万円辺りという事で、保険契約者にとっては正に棚ぼたの給付金となる事でしょう。羨ましい限りです。

ただ株価は最初かなり売られて始まると見ています。大体どう考えても株式で受け取る個人の大部分は素人で「最初に売ってしまおう」と考えておられる方が多いように見受けられます。実際に筆者の周りにも「新規公開株って最初上がるんでしょ?だから初日に売っちゃおうと思ってる」という今まで株の経験の無い人もいます。これが恐らく大半の株主の気持ちを代弁しているでしょう。

今回初値は久しぶりに登場する「ダッチ方式」、すなわち初日取引は値が一本需給の一致するところで付いて終わり、というかつてジャスダックIPOで行われていた方式が採用される見込みです。そうしないと大量の注文をさばききれないかも知れないからという事だそうですが、ダッチ方式の場合、最初の一撃で勝負を決めないといけなくなりますから、すごく高く付くかすごく安く付くかの両極端になります。

であれば、買い需要は機関投資家を除いて他に無い今回の場合、圧倒的な売りに押される事になりそうです。そのように想定されるのなら、初日にわざわざ買いに行く機関投資家はインデックス連動タイプの資産を運用する機関投資家に限られ、となると益々買い手は限られてくる、という事になります。であれば、少なくとも初日は手を出さず、しっかりと反転してくるまでは触らないのが吉と見ます。

よく参考として上げられるのがNTTの上場時の株価。NTTは上場して5ヶ月位は上昇を続け、その後下降トレンドとなり、1/6近くまで下落する事になりました。しかしこの株価推移は今回全く当てはまらないものと考えられます。

というのはまず株式の売り出し方が違います。NTTの場合は政府の保有株を5回に分けて少しずつ売り出されました。ですから当初は株式の需給が逼迫していた事もあって、最初の数ヶ月は買えなかった投資家の買いを集めて上昇する事になりました。

また市場環境も異なります。当時はバブルで日経平均もNTT上場時の2万円から最高値38957円に駆け上がる途中でした。「財テク」が流行語となって、猫も杓子も投資に夢中になった時代でもありました。今と真逆の環境にあると言えます。

ですから、私は第一生命の株を買うべきではないと見ています。そして株式として受け取らず、換金した人が正解だったと思っています。まあ今更詮無い事ですが。

ただ、一つNTT上場時を参考にできる点があると思います。それは昨日の記事とかにも書かれていましたが、これを機に株を初めてみようと考える個人投資家の裾野が増える事です。

NTTの上場において財テクに火が付いたというのは先ほども書きましたが、今回の場合はそれよりも更に垣根が低くなっています。何故ならIPOなどに申し込む事必要が無く、大勢の一般人に株式が振る舞われたのですから。しかも無償で(少し語弊がありますが)。これ、多分定額給付金や子供手当なんかより、よっぽど経済効果がある埋蔵金だと思います。

今までニュースで「日経平均が・・・」と流れていてもほとんど気にも留めなかった主婦が、一斉に気になりだすトピックに格上げされました。実際に自分も投資家として、日々変動する株価の世界に身を投じる事になるのですから。

またこれを売却するためにも野村證券に口座を開かなければいけません。開いて実際に株式を売却する、これをきっかけにあんなに敷居の高かった株式投資というものに初めて触れ、とっつき易くなる。売却した代金がMRFに振り込まれる。これでまた株を買ってみようか・・・という気になる、と。

これは野村證券大儲かりですね。売却手数料だけでも100万人×2730円(対面の最低手数料)=27億3000万円を見込めます。口座管理料も1575円取ったりしますから、もっと稼げるんでしょうね。

それはともかく、そんな流れで個人投資家層はかなり厚くなってくるものと思われます。丁度最悪期を脱した株価回復局面に併せて新たな「財テク」ブームが起こる可能性は十分考えられます。

これだけ個人投資家が増えてくると、民主党が優遇税制を廃止しようと躍起になっている証券税制の優遇措置の廃止(利益の10%の税金→20%に)も、無下にはできなくなってきます。結局再延長という事になってくるでしょう。そうなれば益々株式市場にとってはプラス材料になります。

なので今回の第一生命の上場は、最終的には株式市場にとって大きなプラス要因となってくるものと思います。政府がアレコレ考える経済対策よりもよっぽど効果がありそうなところは皮肉ですが。私は第三者的に歓迎しています。ただ上場手前では、機関投資家による換金売りなどが取り沙汰されて、短期的には相場全体は軟調になりそうですけどね。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に堅調。本日はDeNA(2432)を始めとするネット関連株が強く、その流れがネット関連銘柄の多い新興市場に波及してきた形となっています。為替の円高傾向が内需関連の代表格であるネット銘柄に相対的な魅力を与える形になってきたのでしょう。この流れがどれだけ続くかは微妙なところですが、個別銘柄では値の跳ねるものが目立ってきているだけに、上手く個人投資家の財布に潤いを与えているような感じです。

ソフトクリエイト(3371)は続伸。本日は上記ネット関連銘柄の上昇にも触発されて900円台回復。テクニカル的には前回の権利落ち後に急落した窓を埋めに行く動きで、ここから先は真空地帯の値の軽いゾーンになっています。来月の権利獲りまでは引き続き強い動きが続きそうで、まだまだ上昇はこれからです。

ソネットエンタテインメント(3789)は大幅続伸。三菱UFJが目標株価を24万円から32万円に引き上げていることが買い材料視される展開。三菱UFJも主にDeNAの株価上昇による資産価値の上昇を反映させ、ウィザードリィオンラインの展開に期待している模様。この辺り当ブログで随分前から口を酸っぱく言ってきたのはご承知の通りだと思いますが、ようやく世間がついてきた感じです。ただ余りにも早過ぎたため、投資効率は悪かったですが・・・

それはともかく、テクニカル的には25日線を下値支持線としての反転。週足でも上放れの動きになっています。また日証金でも貸株が増えて空売り増加、需給好転を示しています。子会社もDeNAを筆頭に絶好調で弱点はありません。

・・・とか何とか書いているうちに、既に文字数的にギリギリな感じになってきたので、今回はこの辺で。前回買いポートフォリオに入れようとしたメルコHD(6676)は買い値に達する前に上がっていってしまったので、今回のエントリーは無しとします。残念でした。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→918円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→234700円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2373円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→686円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→839円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→176円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→9600円 目標2万円

コメリ(8218) 1月4日より 2579円→2378円 目標2800円

売り銘柄

JT(2914) 2月9より 319000円→325500円 目標25万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。