KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

奈良ならでは その11

カナカナという人気のお店を諦めた我々は、お腹を空かせたままフラフラと別のお店を探します。折角奈良に来たのですから、できれば富山では食べられないようなものを食べさせてくれるお店を、と。

ただ他の店と言っても連休中の観光地ですから混んでいます。既にお昼の2時半頃になっていますが、どこもいっぱい。お腹が空いた我々は正直「どこでも良いからご飯食べたい(T_T)」という感じになっています。

猿沢池辺りまで戻ってきた我々は、何となく良さそうな店を発見。しかしそこもやはり満員でお店の人に「ごめんないさいね」と言われてしまいました。ただし待っている人は居なくてちょっと待てば入れそうな感じ。店の中で待つことはできないようなので「よし、これくらいなら待っていよう」と、店の外で待っている事にしました。

そこに我々の後から初老の夫婦がやってきて、店内に入り様子を伺っていました。やはり店内がいっぱいなのを見て「あーあ」という様子。

するとそのタイミングで丁度食事を終えて席を立つ人が。よし、ようやく昼にありつけるぞ(^_^)/・・・あれあれ、我々じゃなくてその初老の夫婦が案内されていきましたよ(・・;)どうやら店の人は我々が店の外で待っている事を知らずに、タイミング良く後から来た初老の夫婦を案内してしまったのです( ̄Д ̄;;

「えー\(*`∧´)/」と抗議の視線を店員に送ると、店員は我々の視線に気付いたらしく、手を垂直に顔の前に持ってきて「ごめんないさい」というジェスチャーを我々に送りました。

ちょっとイラッとしましたが、こうなっては致し方ありません。縁がなかったとその店も諦めて「ひょっとしたらそうこうしている間にカナカナが空いているんじゃないか?」と思って戻ってみました。するとさっきまで一緒に行列を並んでいた人達の顔ぶれが一新。彼らは一気に案内されて店内に入っていったようでした(・・;)

それで順番待ちのために書いた名簿を見てみると、我々の名前が消してありました( ̄Д ̄;;呼んでも我々が居なかったので、キャンセル扱いにされたようです(T_T)二兎追う者は一兎も得ずとは正にこのこと。志半ばにして見知らぬ土地で我々は餓死してしまうのだろうか?走馬燈のように人生の出来事が去来する中で、我々は絶望の淵に沈み込んでいるのでした。(つづく)

さて、絶望の淵に沈み込んでいる日経平均は金曜大幅続落。前日のNYダウは新規失業保険申請者数が増加した事や引き続きユーロ問題を懸念して大幅安。376ドル安と誤発注とも言われた5/6の終値ベースの下げ幅すら超え、今年最大の下げ幅を記録。今までアメリカ国債への資金回帰の動きもあってドル高圧力が強まっており、比較的ドル円相場は落ち着いていましたが、一気に90円を割り込んでしまう円高水準となりました。

それを受けた日経平均は当然のように朝方から売りが先行。一気に300円以上の下落となって年初来安値を更新。その後はさすがに下げ過ぎ感や年金筋の買い観測、またこれだけ全世界下げたら週末に何らかの解決策が持ち上がってくるだろうとの思惑から下げ渋る動き。ただこのまま持ち越すのはリスクが伴うという向きも当然多く、戻りの鈍さが感じられる引けとなりました。

投資判断は「買い」に。前回「中立」としましたが、かなり暴力的な調整が続いた事からさすがのリバウンドを期待して投資判断を戻しました。テクニカル的には節目を割り込んでしまって底が見えない状態ですが、来週からは市場ムードがガラリと一変すると見ています。

金曜のNYダウは1万ドル割れの場面もあったものの、ユーロ圏支援策がドイツ上院で承認され、ユーロが反発に転じたことからプラ転。誤発注時の安値手前で何とか切り返し、一息はついた状態です。水準的にはもう十分割安な状態になっていますから、後は日柄をこなす段階と言えます。

対応策としては個別銘柄狙い撃ち、これしかありません。PER・PBRといった典型的な指標で割安株を狙う、もしくは信用買い残高が多くて追証によるパニック売りが多くて急落した銘柄(日々の出来高に対して、日証金の融資残が特に多く減っているような銘柄)を選別していくべきでしょう。ここから入れば短期間で高いリターンが得られると見ています。

来週のアメリカ市場は25日〜27日にかけて国債の入札が立て続けに入っています。それを通過すれば国債価格も落ち着いて、余剰資金が割安となったリスク資産へと少しずつ向かってくるでしょう。雰囲気が異常なのも今週までで、5月末から6月にかけては買い戻しの動きが強まってくるものと思われます。まだはもうなりでしょう。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に軟調。さすがに東証1部がこれだけ下がってしまうと新興市場もお手上げです。一応一番下げているマザーズ指数もまだ年初来安値更新とはなっておらず、一縷の望みを繋いでいます。正直このパニック相場ではあまりテクニカル的な事は意味を持たないのかも知れませんが、東証1部銘柄などに比べれば、新興市場株の動きはよっぽど「マシ」と言えそうです。来週は東証1部の反発機運を背景に、新興市場も怒濤の切り返しを見せると見ています。

ソフトクリエイト(3371)は続落。ご多分に漏れず売られています。各移動平均線を割りこんでしまい、下落トレンド入り。ただ長年この銘柄を見てきた者としては、意外に下げ渋っている印象を受けます。PER、PBRの割安感を背景に、知る人が知る優良銘柄という感じでしょうね。ネックは何と言っても流動性の低さ。毎日1000株近く出来ている分、これでも昔に比べれば随分と良くなった方ですが。

ソネットエンタテインメント(3789)は反発。普通の相場であればものすごい好材料だった親会社ソニー(6758)と米グーグルの提携話。ネットTVや携帯端末をソニーが開発すると報じられたことで、ソニー系のインターネットプロバイダー大手である同社には恩恵があると材料視されました。同社ではオンラインゲームや各種ソフトの開発や販売などを手掛けているので、アプリケーションソフトの受注拡大に期待感が高まる格好に。ちょっと好材料を一つ損したような印象です。まあこの地合で下げなかっただけ由としましょう。

ソフトバンク(9984)は続落。ただ最近は地合の悪さの中で同社も抵抗している感を受けます。というのも為替動向に左右されない内需系銘柄の代表格であるということと、来週末に控えたiPad発売が下値を支えている様子。一方で来週辺りからその反動が来そうで恐い部分。ちょっと警戒しておく必要はありそうです。

みずほFG(8411)も続落。年初来安値水準に顔合わせの動き。ただこちらも案外下げ渋っている印象を受けます。というのも本日の日証金の貸株が一気に4000万株増えて、貸借倍率が丁度1倍まで急低下。公募増資申込のために空売し、リスクヘッジしておこうという動きでしょうが、昨年7月以来の約10ヶ月ぶりの出来事です。

結局は公募で取得→現渡される事になると思うのですが、この辺が一つ相場の転換点となる可能性が高いと思われます。来週から急反発・・・とはいかないと思いますが、需給的に上値は随分軽くなった(これ以上の空売りは入り辛くなった)はずです。

トヨタ(7203)も続落。ただ材料としてはアメリカの電気自動車ベンチャーテスラに5000万ドル出資し、提携するという話題が出ました。残念ながらあまり材料視される格好にはなっていませんが、比較的弱いとされていた電気自動車分野への強化と捉えられる強気材料と思われます。ここから日本株が戻るに連れて、同社の上昇力はなお強まることでしょう。

ファーストリテイリング(9983)は反落。ただし日経採用銘柄としてはマシな値動きが続いており、むしろ日経平均に対して相対的にプラス寄与度が高いと言えます。不安定な為替動向から内需系銘柄が物色対象として選ばれ、また先日発表された1−3月期の実質GDPから堅調な個人消費動向も確認されており、買いを集めている格好。ただ為替が反転してきたら逆にテーマ性を失って一気に売られると思います。売り持ちのままで。

ところでエフオーアイ(6253)はまさかの破産宣言。これは個人的にはビックリでした。普通このタイミングで出しますかね。最後にVCに義理立てて、全株一致の売る機会を作ってから・・・ということでしょうか。最後の最後まで不誠実な会社でしたね。そして何よりこんな経営者の下で働かされていた社員・ご家族の方々の心中をお察し致します。

にしても上場審査を厳しくしてこんな会社を上場させる東証って・・・。不祥事を起こす企業って大体マザーズですし、大証・ジャスダックの方がよっぽどしっかりしていると思います。マザーズも一緒に合併させて、真剣に日本版NASDAQ的なものを狙ってはどうでしょうか?(かつてのNASDAQ JAPANとは別の意味で)

一方前回のつぶやき銘柄のソフトウェアサービス(3733)は寄り付きから一気に値を上げて一時4%近く上昇しました。全体地合がこんな中で成功。来週頭までこんな動きが続くと思われますから、もう少し欲張っても大丈夫と思います。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→880円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→226700円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2159円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→722円 目標900円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→833円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→160円 目標500円 (1000株単元変更考慮)

トヨタ(7203) 3月4日より 3390円→3355円 目標4800円

ACCESS(4813) 4月3日より 156000円→126400円 目標18万円

セルシード(7776) 5月15日より 1260円→959円 目標2000円
 
売り銘柄

ファーストリテイリング(9983) 4月18日より 14300円→13170円 目標12000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。