KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

私はコレで会社を辞めました その7

三才ブックス様から発売された「ゲームラボ7月号」の特集記事「ゲーム業界は死ぬのか?」において、私てけてけが先日発表された3月期決算からゲーム業界の動向分析のページを担当しました。宜しかったら読んでやってくださいm( _ _ )mペコリ

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上司に「もう少し頑張れ」と言われて少し気が楽になった私でしたが、そうは言ってもやっぱりこの事務所に残るのは嫌でした。真剣に一日たりとも早く辞めたいと思っていました。毎朝お客さんの事を考えて朝早くに目覚めてしまい、眠れなかったりもしました(お陰で今はすこぶる健康な生活をしています(;^_^A)。

何より所長が嫌。トップがあんな感じでは、現場の上司や同僚が良くても続きません。土日に考えて結論を出すとは応えましたが、まあ考えたところで変わらないだろう、と自身の決意は固いつもりでした。なのでどちらかと言うとそう応えることで、とにかくあの車中から抜け出したかったというのが本音でした。

事務所に戻ると結局所長も他の皆もとっくに帰っていて、私の直属の上司だけが一人残っていました。お客さんの説得に失敗したことを報告すると「残念だったね」とだけ言われました。やがてお客さんのところへ一緒に行った隣の部署の上司は先に帰って行って、我々二人だけが残っていました。

多分上司は私の帰りを待っていたのだと思います。いつもさりげなさを装う人だったので。それで私の結論を聞き出したかったのでしょう。私がしばらく後処理だけして「じゃあ今日は帰ります」と挨拶すると呼び止められ「この前の話、どうするの?」と聞かれました。

「この土日に考えて、まあ結局は来週の月曜には辞めると所長に言おうと思います」
「何で?」
何で?ときたか、と思いました。それはやはり所長が私に対する嫌悪感を露わにしていること、そして私自身も所長という人を信用できないから、もう互いの関係修復不可能だと答えました。
「まあ、確かに今までも所長とウマが合わなくて辞めていった人はいっぱいいるからね・・・」

所長と喧嘩して辞めていった人は過去にも大勢いるそうで、特に男が多いそうです。事実うちは少人数の事務所ながら、毎年一人ずつ辞めていっていました。私の社員番号は100に近い数字になっていましたが、それが示すところは今まで100人近い人間がこの事務所を去っていったという事実でした。

実際私が入ってから2年半で既に3人辞めており、そのうち二人は男。共に所長とウマが合わずに辞めていきました。そして実際に職場に残っている2/3が女性。だから「所長と上手く付き合っていかなければいけないよ」といつも言われていましたが、私も辞める時はこういう結果になるのだろうと密かに思っていました。

もう時計の針は夜8時を回り、辺りはパソコンとコピー機の音以外は聞こえませんでした。お互い次の言葉を探りながら、相手の出方を窺っているようでもありました。(つづく)


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ようやく少しずつ更新を進めています。今ようやくブログ開始当初の2005年分までまとめました。遅々とした進捗ですが、時々覗いてやってください。少しずつアップグレードしていきますm( _ _ )mペコリ

さて、出方を窺いたい日経平均は本日反落。前日のNYダウは中国の人民元切り上げを受けて輸出関連株中心に上昇していたものの、そうなると人民元維持のための中国による米国債買いが減少するという見方から米国債金利が上昇し、強弱感が対立する形で下落。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。既に前日大幅高した反動もありましたが、為替がドル・ユーロ共にやや円高に振れた事も重石に。薄商いの中でジリジリと売りに押される形となり、本日の安値圏で引けました。

投資判断は「強気の買い」。テクニカル的には200日移動平均線が上値の重石要因として意識されているようですが、突破は時間の問題と見ています。正直あまりテクニカル的な面は役に立たない相場展開が続いており、引き続き外部要因と需給が相場を決めている格好です。

個人的には週末に出た中国の人民元弾力化報道はものすごい日本株にとって強い材料になると見ています。その一番の恩恵は中国企業による日本株買い。日本の技術を狙って日本株の買いが増えてくるものと思われます。

連想としては2005年の過剰流動性相場。アラブの石油王達がこぞって日本株を買ってきました。その際出来高を伴って日経平均は力強く上昇。鉄鋼株を中心としたオールドエコノミーの超大型株が買われ、金融危機に陥った日本株の立て直し要因となりました。

ただしその頃と全く同じ事が起こるわけではありません。目的が中国とアラブでは異なるからです。アラブは純投資として日本株を選好しました。一方の中国は企業買収対象として日本株を選んでくる事になると思います。

その際に選ばれるのは技術力をもった、中規模程度の企業。自動車部品や鉄道関連、化学分野の企業を中心に買ってくるものと見ています。敵対・友好共に買収が増えてくるものと見ていますが、敵対的な場合は日本企業も買収防衛策などがしっかりしているところは敬遠されるでしょう。また日本企業は雇用維持を条件に提示してきやすいため、買収し辛いという部分は中国にとってネックになってくるものと思われます。逆に友好的な場合は創業者一族などの支配力が強いところが買われてくると思います。

この辺りの話は丁度本日の日経朝刊にもあった「企業の現預金が過去最大規模に」という部分とぴったり当てはまってきます。すなわちPBRの低い企業が買われる可能性が高くなってくるという事です。

この動きは明日から起こる・・・というような短期的な話ではなく、これから段々とそういう世の中になってくるという事です。これから一層中国という国の性質が変わってくる事になるのでしょう。つまり世界の工場という見方は終わり、中国に対する製造過程の資本投資は減少していくでしょうし、中国はより一層世界の消費国としての側面が強くなるでしょう。資金の出し手という機能を、破綻するまで担っていただくことになりそうです。

今回の人民元切り上げ容認は、株式市場的にはここ最近で一番大きな出来事として作用してくるでしょう。これだけでも私は今年の株式市場の上昇が約束されたようなものだと考えています。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。全体相場に引っ張られる形となりましたが、東証1部銘柄よりは踏ん張った印象。ところで新興市場にも上記のような形で技術力狙いの中国資本の参入が期待でき、アラブによる過剰流動性相場の際には見向きもされなかった新興市場は、いずれ値が大きく動く事になるかと思います。きっかけは大型株に中国企業が接してきたら、という事になるでしょうか。

直近の話としては明日上場のパピレス(3641)が電子書籍という非常に今風のテーマで市場を盛り上げてくれると思います。上場が決まった際にはiPad関連銘柄に話題が波及しましたが、明日は再度iPad関連銘柄を盛り上げてくれそうな感じがします。要注目。

ソフトバンク(9984)は続落。昨日で連騰記録はストップしてしまったものの、本日は5日線を支持線として再度戻りを試しています。全体相場の割には健闘した方。岡三の新規「強気」も支援材料に。

iPhone4の予約受付一時停止ということで、販売機会の喪失と捉えられてしまいましたが、これにより一層販売前の過熱感が強まっている格好です。この辺りの仕掛け方は相変わらず上手いですね。前回2500円が調整入りのタイミングとなるとしましたが、ここを抜けてくるようだと相当強いという認識になってくるでしょう。

ところで本日よりiPhone用新OS「ios4」のアップグレードが開始されましたが、ダウンロードが集中しているようで、未だ更新できていません。そして折角のマルチタスク機能なども初代3Gでは使えないんですね。残念・・・

みずほFG(8411)は小動き。昨日はCSによる目標株価引き上げがあって上昇となったものの、本日はシティの引き下げを受けて軟化。ただそれでも「7月には銀行の反発が期待できる」とし投資判断は「1H」、CSの目標株価よりは高く250円となっています。

本日株主総会ということで、いよいよ具体的に増資に向けて動き出す準備は調った格好。金曜にも正式発表という噂もあります。ただ公募価格が決まればようやくアク抜け感が出てきて、銀行株全体、ひいては日本株の底打ちのきっかけとなると思います。

トヨタ(7203)も反落。中国のスト終結と人民元切り上げにより輸出関連株中心に昨日は値を上げましたが、本日はデンソー(6902)でストが発生したという報道でまた懸念材料に。この辺が沈静化しないと本格反転とはいかなそうです。なかなか基調が反転しない為替動向も重石要因。

さて、本日は一銘柄買いポートフォリオ入れをご紹介します。ケネディクス(4321)です。

今ご存知のように新興不動産銘柄がそれぞれ値を飛ばしています。アイディーユー(8922)、アルデプロ(8925)、セイクレスト(8900)、プロパスト(3236)・・・それぞれ個別的な要因があり、大きく売られてきた反動を伴って上昇しています。

日銀の新貸出制度も概要が決まり、お金はまた市中にジャブジャブ。不動産株全般にとっては追い風となっています。その中で完全に出遅れている不動産株として同社をピックアップします。未だ反発の兆しがないままですが、2万円というところが抵抗ラインとして機能しているようで、本日も少し悶えた場面がありました。

例によって文字数の関係で、詳細は後日またお伝えしますが、目標株価は3万円。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。

あと松竹(9601)は明日公募の値が決まりそうなので、安値で拾えば750円位までのリバウンドを狙えそうです。参考までに。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。