KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

私はコレで会社を辞めました その8

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なお、地道に過去のブログの内容をまとめています。現在は過去に発表した小説部分を再掲載していますので、趣味部分も付き合ってやってくださいm( _ _ )mペコリ

今までの私の職歴は、東証1部上場規模の大きな職場を2回渡ってきて、3回目にここの地方の小さな事務所に来たものですから、正直小さな会社のワンマン経営者との付き合い方を甘く見ていたのもあります。前回の職場では、職場環境改善を求めて社長に直談判した事もありました(2006/4/28のブログ参照)。それで直属の上司から嫌な顔をされたものの、今回のような退職勧告に至るまではなかったので「雇われる側の力」を過大評価していたのかも知れません。

やはり大企業の方が福利厚生や社員の権利をしっかり守っています。正直ここは残業をしても1円たりとも残業代も出ませんし、従業員の健康診断も全くありません。結婚したからと言って扶養手当も住居手当といったオプション的な手当も一切付きませんし、給料も前職に比べて本当に半分になっています。それでも新しい仕事をすることで自分に色々と勉強になるから、半分は勉強代だと思って我慢してきたのですが・・・

「何か他にやりたい事はあるの?」
辞めると言った私に上司が問いかけてきます。
「まあ、あるにはあるんですが・・・」
それは転職ではなくて自身で起業する事だ、という話を始めて打ち明けました。ある程度年も近いけれどキャリアは長く、普段から頼り甲斐のあるこの上司は、勉強熱心で尊敬できる先輩でもありました。実際に実務レベルでは所長よりも上で、この彼無しにはこの事務所は成り立たない存在。なので多少打ち明けても良いかなと思いました。

「でも今のご時世厳しいよ。転職も厳しいけれど・・・」
言われなくても重々承知している事ですが、改めて言われるとまたブルーになります。特にこの人に言われてしまったら本当にダメじゃないのか、という気にすらされてしまう程、私にしてみれば信頼できる上司でした。結構自信家な私が、この事務所では唯一勝てない相手だとも思っていました(所長には楽勝で勝てると思っていました(;^_^A)。

事業内容を説明しましたが、普通の物を売るような仕事ではないので、地方では全く理解はされません。それだけに私自身不安な部分も確かにありました。果たして本当にやっていけるのだろうか、と。

「もしてけてけ君が本当にやってみたい事があるのなら止めはしないけど、単に所長が嫌だとか言うだけなら、まだこれからこの仕事がもっと面白くなっていくかも知れないし・・・2年半で結論付けるような仕事ではないよ」
そう言われると、あと半年くらいは続けながら次の道を探す・・・と先ほど別の上司に言われた事が頭に過ぎりました。(つづく)

さて、不安な部分のある日経平均は本日反発。前日のNYダウは住宅販売統計の数字が悪かったものの、FOMCによる低金利継続声明を受けて振れ幅の大きい展開。景気回復の見通しが弱くなったこともあって結局は小幅高に止まりました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。前日終値を意識した小幅安の展開が続いていましたが、前場中頃からプラス圏に出てくると先物主導で一時1万円回復。ドル円が90円を割り込んだ割には比較的落ち着いた値動きでした。ただ1万円回復後はジリジリと売りに押される展開に。結局は小幅高で終わりました。

投資判断は「強気の買い」。売買代金は1兆円ギリギリと非常に薄商いが続きますが、当分この流れは継続するものと思われます。オーストラリアで首相が朝方突然の辞任、資源税の行方が変わるかも知れないという期待感から資源株が買われる・・・と見せかけて、あまり盛り上がらなかった点からも、相場に「熱」が感じられない不感な状況です。こういう場合、意外に明日資源株が買われたりします。

薄商いなものですから、チャートも飛び飛びな感じのローソク足で、東証2部銘柄のチャートのような感じになっています。ですので、この辺りはあまりテクニカル的に論じても仕方ありません。引き続き個別のテーマ株物色に終始する形となるでしょう。

また明日は週末という事で、薄商いのところに少し売られる展開になると思われます。この辺りは少し休んでいても良い相場かも知れません。夜更かししてデンマーク戦でも見ていられる状況かも知れないですね。ちなみにもし日本の決勝トーナメント進出が決まれば、小売り関連株中心にご祝儀も入り、抵抗できる相場になるかも知れません。

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。本来であれば東証1部銘柄がパッとしないので、もう少し盛り上がっても良さそうなものですけど、連れて冷めた感じになっています。IPO3銘柄は共に初値を付けて、その後あまり盛り上がらなかったのが一因。この先一ヶ月IPOがありませんから、何らかの材料で新興大型株が買われるようなきっかけ待ちという感じになりそうです。

ソフトバンク(9984)は反発。本日がiPhone4の発売という事で、強い動きが続いています。本日の日経平均を8円押し上げたということで、プラス引けに寄与しました。再度2500円を突破し年初来高値を更新。ただ高値更新といっても1円だけですから、10円ほど明確に抜けてくるまでは第三上昇波動入りとまでは断定できません。大丈夫とは思いますけれど、もう少し様子を見たいところ。

ところで筆者はようやくios4のアップデートに成功しましたが、実に2時間以上かかりました・・・。でも動作も軽くなって、素直に感動です!電池の減りも改善されるようですし、買い換えもしないのに日々進化していく携帯って素敵ですね。新機種開発による買い換えばかり促す日本の携帯各社にも見習ってもらいたいものです。

みずほFG(8411)は反落。総会後の増資がすぐには行われない可能性に言及されたということで、ショートカバーの買い戻しが目立つ状況。短期的には買い材料となっていますが、本日失速しました。個人的にはさっさと増資して上値の重石要因を取り払ってもらいたいなと思います。確かに株価がこれから戻ってくる事を期待すると、なるべく上がったところで増資をしたい気持ちは山々ですが、同社が早くアク抜けしないと、日本株全体がアク抜けしないと言っても過言ではないでしょう。

昨日寄り付きから買いポートフォリオ入れとなったケネディクス(4321)は続落。シンジケートローンの借り換えが無事成立したということで、財務不安感の払拭から本日の寄り付きから買いが集まりました。ただその後は売られ、変に上値にしこりを作ってしまった格好です。引けでは下値抵抗ラインである2万円を割り込んでしまって25日線に上値を抑えられる形に。

ちょっとチャートが暗転してましったので下値を割り込みそうな感じです。目先は年初来安値19460円が下値目処ですが、抵抗ラインとしては弱そう。ただ為替がグズグズといつまでも円高の水準にありますから、内需関連銘柄として不動産株物色は全般的に広がりそうです。

さて、本日も一銘柄買いポートフォリオ入れしたいと思います。プロミス(8574)です。

改正貸金業法の施行により引き続き苦しい状況の貸金業者ですが、先日完全施行によりアク抜け感が出てきたと思います。また昨日は中国で合弁会社の事業認可取得の報道を受けて大幅高する場面がありました。

古来どこの国に行っても金貸しは無くならないものですし、需要があって儲かる商売だから無くならないのです。不況のクセに一部では金余りな状況になっていて、中小の零細事業者はお金が無いミスマッチな状態が続いています。その触媒として消費者金融の存在が光ってきます。

言い方は非常に悪いですが、貸金業法が改正されても抜け道はたくさんあり、総量規制も例外規定を応用する形で貸し付ける流れが横行するでしょう。一方で規制は規制で上限金利も引き下げられてしまいましたから、以前のように派手に稼ぐ事は明らかにできなくなりました。

しかし負の遺産は段々と整理され、株価は4年前の1/20まで調整し、その収益の軟化を十分織り込んでいます。今後は筋肉質な体質になってからメガバンクの手ほどきの下、規制の緩い海外への進出拡大も期待できるでしょう。特に同社は三井住友系なのでバックがしっかりしていますから、安心感があります。

目標株価は900円。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。

そして更にもう一銘柄、こちらは売りポートフォリオに加えたいのが明光ネットワークジャパン(4668)です。

教育関連銘柄として民主党政権の子供手当関連銘柄として買われてきましたが、効果も息切れ。今月頭に支給が開始されると、材料出尽くしから売りに押される展開に。また現物支給額も満額回答は無理という話が主流になってきて、失望売りが続いています。

テクニカル的な部分が売りの要因なのですが、MACDを暗転しながら5月安値606円及び75日線を割り込んでしまった部分が手痛いところ。一目均衡表では遅行線まで雲を下抜けてしまい、25日線と75日線のデッドクロスも目前で、下落トレンドは明確化しています。

一方でストキャスが割安感を示している事から短期的なリバウンドはあると考えます。また空売りが少し大めの銘柄ですから、需給的には本来悪くありません。業績も堅実な上積みを続けています。なので本日終値から見ればわずかながらの引っ張りですが、610円まで来たら売りポートフォリオ入れとし、目標株価をひとまず550円とします。

あと前回最後にチラッと言った松竹(9601)に関しては、無事公募価格決定となったものの思ったより反発力がありません。戻るには戻るでしょうが、715円辺りまでが関の山かと思います。

今回もまた例によって書き過ぎましたのでこの辺で。最近一層文章量が増した気がします。文字数規制があるので何とか抑えられている感じですね・・・

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。