KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

[[今週のお題]]

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もう夜中の12時手前の時間になって、私はようやく帰宅できました(-。−;)ただ心の中では仕事を続けてみよう、そして所長とぶつかってでも自分らしく仕事をしていこう。ダメだったらその時に辞めれば良い・・・と前向きな気持ちになったので、随分と気が楽になっていました。

所長との対立もあったのですが、それのせいで私の中で仕事に対する情熱が無くなって、引いては担当しているお客さんに申し訳ないなと思っていたのも辞めようと思っていた一因でした。ならば所長が反対してもお客さんのためになると思う事はやって、自分のモチベーションを高めようと思ったのです。そうすればお客さんにも喜んで貰えて相乗効果で良い方向に向くかも知れない、と。まあ本来組織に汲みする者としては、多分所長に従うのが正解なんでしょうけど。

一方で、冷静に考えると良い事ばかりでも無いなと。今後かなりエネルギーを要することになりそうですから、ものすごく大変な日が続くと思います。結果必ずしも上手くいく保証は無いですし、むしろ事態の先延ばしになるだけかも知れません。でもその間に自分の事業の話も進めれば少なくとも自分にとって悪い方には転ばないと思いました。

そして家に帰って嫁にその話をしました。やっぱりもう少し続けてみると。自分の思う通りにやってみてダメなら辞める、と。これで嫁も少しは安心してくれる・・・と思いきや
「何で?」
とまたしても言われました(-。−;)

「何で一度決めた事を変えるの?\(*`∧´)/」
「いや、上司二人にもそう言われたし、気持ち的にもすっきりしたし(・・;)それに次に何かするにしても、下準備しながらの方がリスクが少ないし・・・」
「私は嫌!!\(*`∧´)/」

私は大きな誤解をしていたのです。今回の話が出る以前から嫁には「仕事を辞めたい」「起業したい」と日頃から口にし、嫁からは「やりたいようにやったら良い」とは言われていました。ところが実際に「所長に進退について考えろ」と言われた事を告げた時に「えー」と言われ、少し衝撃を受けた様子でしたから「あぁ、嫁は口ではそう言っていても、日々の生活が心配なんだろうな。自分は我慢してでも家庭を守るべきなんだろうな」と思って悩んでいたのです。

ところが嫁が反対しています。その理由を聞いて、私は大きな衝撃を受けたのでした(××)(つづく)

さて、大きな衝撃を受けている日経平均は本日大幅続落。前日のNYダウはADP雇用者数の数字が市場予想を大きく下回った事を受けて朝方売られる展開となったものの、比較的値を保っていました。しかし引けにかけてムーディーズのスペイン国債引き下げ報道を受けて売られ、終値ベースでは年初来安値更新。昨日で終わった四半期の動きはリーマンショック直後以来の悪さで、欧州懸念に対する市場心理の悪化を顕著に示しています。

それにしてもスペイン国債の引き下げなんてS&Pが4月末に、フィッチが5月末にとっくに引き下げていて、毎月末の恒例行事に合わせただけなのに反応するなんて、市場のセンチメントが悪い時には何でも過剰に反応されるものです。特に今までムーディーズが最上位に格付けしていたところが不可解な位です。雇用回復の鈍化を受けて寄り段階から売られるならまだちょっとわかるのですが、反応は何かおかしいですね。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行し、一気に年初来安値更新。一時200円安となって2日連続の年初来安値更新となりました。昨年11月のドバイショック以来の水準となり、為替もユーロ円が直近高値の107円台に迫り、全く良いところがありません。

投資判断は「中立」に。テクニカル的には逆三尊完成ならず、一気呵成に売られてしまった事が需給の悪さを印象付けています。致し方なく投資判断を一段階下げました。

本心は買いを継続したいところで、積極的に買いで向かっていく場面であるという認識には変わりはありません。ところが市場環境があまりにも悪過ぎる。何か怒りに近いというか、げんなりというか、そんな心境です。

今朝出された日銀短観は非常に良い内容のものでした。前回調査から大企業製造業のDIはプラス転換と、マイナス8を予想していた事前予想から大幅に改善。欧州懸念が噴出している時の数字なのにプラス転換した事は非常に心強いものがあります。次回短観見通しは一転減速を織り込んでいますが、それらは安値更新にも現れているように既に十分株価に織り込み済みなはずです。

また昨日は年金資金の昨年の運用成績が3年ぶりに大幅改善の黒字転換という報道がありました。これは勿論株式だけで運用しているわけではないものの、逆バリ投資が長期的には大きな利益を生んだという証左になっているものと思われます。そしてしこれによって下値では年金資金が引き続き買いを入れてくる、という期待が需給不安緩和に繋がってくる好材料です。

ところが国内にこれだけの好材料が揃っていながらも、本日も中国のPMIが52と事前予想53を少し下回った事を受けて下げ幅を広げる。全くこの国は主体性がありません。「悪材料はどこにあるかな・・・あっ、あった!」というような感じで好んで小さな悪材料を見つけに行って、売っている状況です。それが最近相場を見ていてうんざりするという感想です。本日も前場までの売られ方なら我慢できましたが、後場一段と売り込まれたところが「何でやねん!」という感じです。

なので現在は明らかに過度に売られ過ぎであると見ています。売られ過ぎだけれども需給環境が悪過ぎて、なかなか反発しそうな気配が見られないところ。ただ株価が下がる事によって需給は次第に均衡点を見つけ出しに行きます。一昨日よりは昨日、昨日よりは今日と全体相場こそ下がっているけれど、最悪期は脱して少しずつ環境が改善してきている印象は受けます。そこが唯一の救い。

指標面では東証全体のPBRは約1.05倍と解散価値に急接近。配当利回りも約2%という事で、ここで買わないといつ買うのか?丁度1年前の春頃(4、5月頃)にも同じような事を話題として取り上げられていたと思います。こういうところで大金を持って買える年金基金やさわかみファンドのような存在は、そりゃ儲かるだろうという感じですね。損切りせずに持ち続ける事ができる強みを持っている人にとっては、垂涎の状態だと思います。

それで反転のタイミングは・・・という事ですが、まずは需給の好転の場所を探る事が第一目標になりそうです。本日の短観、また下半期入りということで反発のきっかけとなっても良かったはずですが失敗。次はカレンダー順で行けば7月のSQ(9日)、参院選(11日)、みずほFG(8411)の公募価格決定(13日の予定)、中国農業銀行の上場(15日)というイベントの順なので、恐らくタイミングは参院選後位が妥当なところになりそうです。ですから再来週まではボヤボヤしていても問題なさそう。でも水準的にはいつでも買っても良い状況だと思います。

新興市場は「強気の買い」。昨日はマザーズ指数のみ反発し、その他の指数も下髭を形作る契機となりましたが、本日はまた揃って下落となっています。ミクシィ(2121)やサイバーエージェント(4751)といったネット関連大方株が牽引役となりましたが、本日はその反動が出ました。さすがにこんな地合では個人投資家もやる気をなくすでしょう。普段の地合であればネット関連株に買いが波及する流れだったのに・・・東証1部銘柄の落ち着きを待つ段階。

ところで全く四方山話ですが、楽天(4755)が社内公用語を英語にするということで、12年末までに全社員喋れるようにする、会議もメールも全て英語にする、という事でしたが、皆さんどう思われます?確かにグローバルな展開を一層強めるにあたって、社員も外国人が増えてくるし、英語が重要なのはわかりますよ。外国人がいる会議であれば、意志の疎通を円滑にするという事で悪くないかも知れません。

しかし原則全てを英語にするって一体どうなの?と思います。ちょっとしたニュアンスの違いやが思わぬ誤解を招いて意志の疎通が図れなかったり、英語が苦手な人はコミュニケーションが取れなくなったり。すごい有能な人でも英語が苦手だったりしたら、有能な人よりも英語ができる人の方が活躍できる場になったり、と私が株主だったら大反対しますね。

私はそこまでナショナリズムの塊では無いですけれど、日本の言語って様々な感情やニュアンスを伝えられ、他の言語に無い長所があると思います。例えば日本語で伝え辛い事でも、横文字(まさに「ニュアンス」という言葉がそうですが)を取り入れて、柔軟に対応できる言語だと思っています。こんな良い伝達手段を放棄してまで英語に固執する必要はあるのでしょうか?

私も英語の重要性は認識して、時間的に余裕があれば少しずつ英語を勉強はしています。使える言語が増えれば仕事の幅も何倍にも広がると思いますよ。でも私が社員だったら何か会社に強制されてやるのって嫌だなー。それなら楽天さん、頑張って完璧な翻訳機を作ってくださいよ、とも思いますね。株主でも社員でも無い者の希望でした。

ソネットエンタテインメント(3789)は反落。4月高値から下落基調が続いています。大家会社ソニー(6758)がユーロ高で売られている事に加え、大株主であるDeNA(2432)もドイツ証券の投資判断引き下げにより大きく売られる展開に。外堀が埋められているような印象です。

同業のIIJ(3774)は伸びていて、事業環境は悪く無いはずです。ただ長期的に見ても週足のトレンドがやや崩れ気味。52週線で踏みとどまれないと、折角年初に三角持ち合いを上放れしたところからの上昇トレンドが無くなってしまいます。内需銘柄として踏ん張りどころ。

ソフトバンク(9984)は大幅続落。同社の下げが日経平均の下落を大きくしています。今まで先行して上げていた反動に加えて、子会社ヤフー(4689)が国税庁から540億円の申告漏れの指摘を受けているという事が売りのきっかけに繋がる動き。ソフトバンクからヤフーに売却されたデータセンター事業の株式譲渡に関わるもので、ヤフーは抗議しているものの、通らなかった場合はソフトバンクの最終損益に約250億の特別損失を計上するとのこと。

ただテクニカル的にはこの二日間で2つ窓を開けて大きく下落しています。そして下値では75日線で一応下げ止まりのそぶりは見せました。万一そこを抜けたとしても、次には200日線が2200円強の水準で控えています。更に下には一目均衡表の雲も控え、ストキャスも割安反転の兆し。素直に考えれば、リバウンド狙いの買いで積極的に攻めていけるタイミングでしょう。

・・・とか何とか書いているうちにまたしても文字数がいっぱいになりましたので、今日はこの辺で。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。