KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

サイバーエージェント(4751)のアナリストレポート

今週のお題「ついつい集めてしまうもの」
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5営業日以内で上昇率10%超の大幅高連発中!
以下12月に挙げたもののうち、10%超えをしたものの一例です
(※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)
★12/6  BBT(3776)      71500円→80000円 上昇率11.9%
★12/7  アクセル(6730)    1998円→2240円   上昇率12.1%
★12/14 日本触媒(4114)   814円→900円   上昇率10.6%
★12/15 田淵電機(6624)   104円→120円   上昇率15.4%
★12/16 fonfun(2323)    285円→329円   上昇率15.4%
★12/27 ダイト(4577)    780円→900円   上昇率15.4%
★12/30 メディア工房(3815) 62000円→68700円 上昇率10.8%
この他、もうすぐ10%高達成も含めて絶好調!成果は随時ブログ上で報告致します。

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3ヶ月以内投資判断 「やや買い」
買いのタイミング  現在(高値陰線が確認された後であれば21万円前半まで押し目待ち)
3ヶ月以内株価予想 265000円

要点
・アメーバピグの好調により、今期も好スタートを切った。第二四半期以降も高成長が持続の見込み。今後はアメピグ会員数の月次動向が株価に直接影響を与えそう。
・足元は好取り組みが続いており、このまま上昇の手を緩めずに高値を取りに行く流れも想定される。目先の目標は09年安値〜10年高値までの倍返し水準である266800円。
・利益水準は同業他社に比べて高め。
・常にクリエイティブな進歩が求められるため、人材の育成は体系化し、教育に重点を置いた経営をしていく必要がある。


【企業概要】
ネット広告代理が主体。メディア・FX・VCなど幅広く手がける。芸能人ブログを広告塔とし、足元ではアメーバピクが流行。アイテム販売などの課金が、新しい収益の柱に。マザーズ時価総額首位。


【業績】
前期実績は増収増益の過去最高益。今期も27日に出した第一四半期決算はアメピグの好調等により好発進。前年同期に比べて営業利益で約7割増となり、経常利益も約35億とアナリスト予想を5億円上回った。Ameba事業のみで売上は前期比2.2倍。主力の広告事業も増益となり、FX事業の減少を補って余りある。各事業共に堅調な成長を見せて隙がない。

引き続きこれらの事業が成長していく見込みであることに加えて、やがてFX事業も底打ちを見せるであろうことから、今期は最高益更新の期待が高まる。先日にはミクシィ(2121)と合弁でソーシャルアプリ事業の会社設立を発表。今期中に5億の売上を目指す。足元のトレンドを積極的に追い掛け、作り上げていく公算だ。

今後はアメピグをTVCMなどを通じて強力にプッシュ。スマートフォンの普及によるモバイル版の増加を見込む。今後は月次の会員数の動向が今まで以上に神経質に見られる展開となり、株価に直接影響を与える可能性が高くなる。

11年3月中間期予想(KA.Blog)単位:百万円
売上   61000
営業利益 7900
経常利益 7800
当期純益 3800

第二四半期も景況感の回復による広告需要の増大、特にネット広告は年々シェアを伸ばしつつあり、更により広告効率の高い企業に集中する傾向があるため、アメピクの成長は加速度的に同社の直接的な広告売上に貢献する可能性がある。

有利子負債は46.5億円。有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)は15.3%。ネット企業らしく有利子負債は小さめ。前期末に比べて36億円以上増えてきたが、同社の売上規模に比べれば大した額ではない。

フリーキャッシュフローは19.2億円の赤字。1Q特有の法人税支払いが31億あったためで、実質的には黒字と捉えられる。流動比率(流動資産÷流動負債 ×100)は 145%と前期とほぼ変化していない。概ね安全圏内といえる。ファイナンスリスクはほぼ皆無に等しいだろう。


【第一四半期決算を受けたアナリストの評価】
JPモルガン:「オーバーウェイト」 今後1年間の目標株価30万円
オンライン広告の持続的成長、アメーバとソーシャルアプリの拡大により、まだまだ成長余地が大きい。

野村:「1」 目標株価31万円
今期営業利益予想を155億円(前期比66%増)へと上方修正。Ameba事業の収益が大幅に拡大することで、会社計画を大幅に上回ると予想している。

GS:「中立」 目標株価196000円
ただし個人的は新年早々に目標株価168000円でカバレッジを開始してしまった手前、極端に目標株価を修正できないという事情もあると邪推する。

アナリストの見方も概ね強気に見られ、同社に対する成長期待が高いことが読みとれる。


【株価推移】
ITバブルが終焉を迎えつつあった2000年に上場し、間もなくバブル崩壊。株価は底這いを見せた。その後は新興バブルに乗って株価は2年半で約40倍に。しかし2006年のライブドアショック後は1/10近くまで減少。新興市場の代表銘柄らしい乱高下を辿る。

ただ足元ではライブドアショック前の水準に向けて時価総額を回復しつつある。特に今回は昨年3月の戻り高値を超えたところでの相次ぐ好材料を背景に、戻り高値を更新。最高値の2/3にまで回復してきた。トレンドは30万円を目指す流れに乗っていると見られる。


【テクニカル】
長期的には07・09年でダブルボトムを形成。その09年安値から10年高値までの半値押し水準である114600円を昨年8月につけてから切り返し、ボックス圏突入を拒否した格好。

足元では倍返しの266800円を目指す動き。特に月足のMACDが好転していることで、次の中間決算までの3ヶ月程度は、このまま上昇トレンドを継続できそうな形に。

過去最高益更新確度が一気に高まった事を考えると、足元の急騰にもそれ程割高感を感じる必要もなさそう。短期的には金曜の値動きが高値で陽線だったことや、足元で空売りが急増している事を考えると、このまま押し目無く上昇していく可能性もある。

ただし高値更新後に大きな陰線を付けてしまうようであれば、数日の調整はやむを得ない。今回開けた窓(202700円〜219000円)を全て埋めるところまで調整してしまうようであれば、それ程強い値動きは期待できないかも知れない。窓埋めを一部拒否する形で、買いたい投資家を置き去りに反転するようなら、上値追いの動きは一層強くなるはずだ。


【需給】
日証金ベースでは足元貸株しか無い程の圧倒的な売り長に。信用倍率も1倍割れは必至だろう。残高は日々の出来高に比べるとそれ程極端に多いわけではないものの、プラス材料であるには違いない。

また金曜に26日の年初来高値を大きく上回ってきた事で、価格帯出来高の真空地帯に一気に突入してきた。そんな中で高値陽線を付けてきたことは、ともすればそのまま先高感に通じるが、足元上下の真空地帯に挟まれた不安定な水準。月曜に陰線となった場合は急速に需給バランスが崩れ、急落する可能性も孕む。月曜の動き次第で目先一週間程度の値動きが確定しそう。


【同業他社比較】
同社の予想PERは22.6倍。また営業利益率は12.4%となっている。うち広告代理事業の営業利益率は6.4%。同業他社と比較すると、それぞれどのような位置づけだろうか。

オプト(2389)
電通(4324)系ネット広告専業代理店で業界2位。同社の売上規模の約1/3。予想PERは29.3倍。営業利益率は2.3%。同社に比べると割高感がある。

DAC(4281)
博報堂(2433)系メディアレップ。オプトと同規模の売上。予想PERは21.5倍(変則決算月数案分修正後)。営業利益率は3.0%。同社と比較すると利益率が小さい分、妥当な評価とも映る。

セプテーニHD(4293)
ヤフー(4689)も資本参加するネット広告代理。売上規模は同社の約1/5。予想PERは10.0倍。営業利益率は3.4%。株式的な割安感はあるものの、利益率はやはり同社と比べて小さい。


これらから勘案すると、同社の利益水準は規模のメリットもあり高い。収益力に関しては申し分ないものと思われる。特に予想PERは慎重に見ている会社計画を元に算出されているため、実質的な数字は更に割安になるものと見られる。


【課題】
まずは東証1部上場がいつなされるか。既に基準は満たしており、いつ指定替えされてもおかしくはない。あとは当社のやる気次第、といったところであろう。いつまでも新興市場に収まる器ではない。

M&Aも海外展開もしていない中で、これだけ業績が残せるのも立派。将来的にはそれぞれ視野に入れていく事になるだろうが、同社の事業領域はまだ国内でも伸びしろがある様子なので、無理な展開は不要かも知れない。むしろノウハウと利益を蓄積していき、足場を固めてから動いても遅くはないと思われる。他社との連携もぬかりない。

一方で既存メディアとのミックスはもう少し展開していく必要があるかも知れない。テレビCMにより爆発的に会員数が伸びているアメピグは、裏を返せばネット中心のヘビーユーザーばかりではないという事実。であるならば、ネットの世界だけに止まらないリアル世界との融合をもっと進展していくべきである。多くの芸能人を用いたアメブロは奏功しているため、アメピグでも進展させると共に、幅広いジャンルの著名人を起用していく必要がありそうだ。

また飽くなき質の向上が求められる。無数に存在する選択肢の中でアメピグを選んでもらうには常にクリエイティブな進歩が求められる。スマートフォンの拡大によりTwitterSNS、またARまで様々な試みがユーザーに支持されている。それらを総合的に統括できるようなポータルサイトとしての機能に進展していくのが自然な流れに思われる。その際にも、それぞれのメリットを掛け合わせた奇抜なサービスが求められるだろう。

それらを支えるには信用力が重要だ。昨今ネット上で起こる様々な社会問題に対し、慎重な注意を払っていかねばならない。規模が大きくなれば、加速度的に問題への対応が迫られる事になるだろう。Facebookが世界各地で暴動の温床になっていると言われているのも、その閉鎖性・影響力の大きさからだ。

それらのためには多くの人件費を要し、社員を育てていかねばならない。多くの人材の育成に重点を置いた経営が、先々の至上命題と言えるだろう。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。