KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

かんたんではない その3

今週のお題「お父さん、ありがとう」
前々回からの母の携帯機種変話の続きです。

ソフトバンクショップで手続きが終わると、私は「それじゃ」と帰ろうとしました。しかし母が「メールアドレス変わったんでしょ?まだ操作よくわからないから、皆にメールアドレス変わったってメール打って」と頼まれました。

私「あー、面倒くさい(-。−;)らくらくホン(かんたん携帯)なんだから、それくらい自分でやんなよ」
母「そんなにすぐ使い方わからんよ。向こうの人がメール送って届かなかったら嫌じゃない」
私「もう。わかったよ(-。−;)」
と、ソフトバンクショップの前で母の携帯でパパパッとメールを打つ私。

件名「メアド変更しました」
本文「ソフトバンクにしたのでメールアドレス変更しました。登録変更お願いします」
これで以前の母のメアドを知っている人々に一斉送信。えいっ。

私「はい、これで完了」
母「ありがとう(^^)」
ものの1分で完了。さすがハイテク世代の私←自画自賛。

そのまま家に帰ってからしばらくして。・・・何か引っかかるものがあります。・・・あっ!!さっきのメールに母の名前書くの忘れた!!(××)メアド変更しました、だけじゃ一体誰のメアドが変わったのかわかりません(-。−;)

急いで母に連絡してみると「あんた、さっきから「あなたは誰ですか?」というメールが方々から来るじゃない!\(*`∧´)/」。すまん、母ちゃん(-。−;)

それで母は一件一件返信が来た人に電話をして対処していたそうです。しかしその返信の嵐は翌日も続いたとのこと(-。−;)これでは埒があかないということで、母はメールの一斉送信の仕方を説明書で確認し、独力で一気にケリをつけようと試みました。

件名「昨日のメールについて」
本文「昨日のメールは私でした。メールアドレス変更登録をお願いします」
・・・その後、方々から「私って誰ですか?」というメールが矢のように届くことに(-。−;)この子にしてこの親あり。(完)

さて、矢のように突き刺さる日経平均は金曜続落。前日のNYはアメリカ版SQで、引き続き欧州株が軟調に推移する中で自律反発もあり堅調に推移しました。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。外国証券の寄り付き前注文動向は株数ベースでは買い越しながらも売買代金ベースでは若干の売り越し。アメリカ系の動向が弱かったとのこと。

ただ週末要因などからジリジリ売りに押され、ここまでのボックス圏下限の9400円を割り込むとそのまま一段安の流れに。9300円に接近するところまで下げ続け、3/29の安値で何とか下げ止まり。一方TOPIXも3/17以来の800ポイント接近。引けにかけて少し戻しましたが、嫌な感じの週末となりました。

投資判断は「中立」。今まで日本株の底堅さを訝しんでいた筋にとっては「ほらみたことか」と言わんばかりの底割れの動き。個人的にはもうしばらく踏みとどまってくれると思っていたのですが、頼みの綱の外国人投資家が売りに回っているという話もあって悲観論が優勢になっています。

ただ、私はこれだけの悲観論がありながら、数百円単位の下落にならないところに未だ相場の底堅さを感じます。日銀のETF買いも2日を最後に実施をされていない様子で、期待感の買いと国内機関投資家の買いが実際にはこれまでの相場を下支えしています。

まだ実際に日銀の買い付け余力が2/3にあたる6000億円分残っていると言われており、先々の期待感は残ります。これで外国人投資家の姿勢が完全に売りに回ったという印象はなく、あくまで一時的なものと見ています。

金曜のNYはギリシャの落ち着きを期待してダウ、S&Pは堅調だったものの、ダウは一時100ドル以上上げた上げ幅を縮小して終了。ここ最近引け90分前に値を消すクセがあり、今回もそれに当てはまった形です。ブラックベリーのRIMなどスマートフォン関連銘柄が値を崩したことでナスダックは軟調となりました。為替もやや円高に振れて再度80円割れの水準に。

シカゴ225先物は9380円ということで少し金曜終値より高い水準にきていますが、月曜は買い優勢でスタートするものの、引き続き上値の重い展開が予想されるでしょう。来週はやはり9300円前半から9400円後半までのボックス圏の横ばいになってくると思います。

新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に軟調DeNA(2432)の上方修正がSNS関連を刺激し、朝方はマザーズ主力のミクシィ(2121)、サイバーエージェント(4751)といったところの買い材料として作用しました。しかし後場には売り負けし、結局はマイナス圏に沈んでしまいました。

金曜は一服となりましたが、今週のそれ以外の曜日では東証1部銘柄に比べてパフォーマンスが良く、来週も引き続き新興市場有利の流れが続くと見ています。特に大型株が強く、相場を牽引していくものと見ています。

珍しくJASDAQの大型株であるジュピターテレコム(4817)が加入数の増加から大きめの値上がりをしており、楽天(4755)といい、ここ数年ほとんど個人投資家の興味も引かなかった新興市場の大型株の活躍をよく目にするようになってきました。これはその後の新興市場の活況を示唆しているものと見ています。

加えて来週からいよいよIPOが本格化してきます。正直来週のIPOは目玉となるような銘柄もなく、大きな値上がりもそれ程期待できないのですが、それでも新規勢力が入ってくるのとこないのとでは、新興市場自体の注目度合いが異なってきます。

やはりIPOは無いよりあった方が新興市場にとっても良いでしょう。何とかかつての新興市場のように、外国人投資家も集まって売買代金がもっと膨らめば、指数の初期値である1000ポイント回復なんてあっという間でしょう。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は大幅反発。前日は直近安値を割り込んで、TOPIXより一足先に3/17以来の安値に接近。金曜の寄り前の気配値ベースでは10万円接近の見せ板も出されましたが、それが結局最後の誘い売りを呼び寄せた格好で、その後は市場動向とは逆に逆行高の展開に。

特段大きな材料が出たわけでもないですが、金曜は同社の他にも今まで緩やかな下落トレンドを描いていた銘柄の自律反発が出易い状況でもありました。正直同社の割安感から買われた、というよりも、金曜の地合では自律反発狙いの銘柄しか安心して買えないという状況だったと言えそうです。

何はともあれその流れに乗って、何とか5日線は上抜いてきた格好。テクニカル的にはストキャスが好転してきて、週足でも52週線や一目均衡表の雲で下げ止まった格好に。来週からの反転に期待を持たせます。

木曜には日産(7201)・ルノー連合によるロシア最大手自動車会社買収話が日経の一面を飾りましたが、とにかくM&Aという文字が新聞紙上に出ない日はないほど業界環境は活発化しています。同社に対する引き合いや単価の上昇によって、まだまだ業績が上ぶれる余地は大きいと思います。

プロミス(8574)は反落。前日は全体相場が弱い中でUBSによるアコム(8572)の投資判断引き上げにより消費者金融株が堅調に推移しました。金曜はその反動も出ている様子。

それでもようやく単なる割安感だけではなく、「顧客数の増加」「残存者メリット」という前向きな材料が意識され始めました。事業環境が反転してくると、一層の割安感が意識されてくる展開になってくると思います。

日本トリム(6788)も反落。前日は同業と見られているナック(9788)の好業績観測報道によって、水関連銘柄が買われる流れに。それに触発される形で、同社も4/18以来の2100円台に乗せてきました。

ただチャート的には短期的な過熱感が見られ、窓も小窓ながら下方に二つ開けてきての上昇であることから、積極的な上値追いには二の足を踏む投資家が多い模様。一旦はこの辺りで落ち着きそうですが、3/25と5/25高値を結んで形成される上値抵抗線を抜けてきたことから、トレンドは変わっているはずです。なので日柄調整を経て後に再度高値を目指す動きになると思います。2000円を割ることはないでしょう。

メディカルシステムネットワーク(4350)は続落。15日に包み陰線に近い形を出してから天井形成めいた流れに。需給が悪くなってきました。ただ金曜は信用買いによる買い支えもあって25日線で反発し、下ヒゲを長くした格好。出来高も膨らんだことから5/30の反転相場入りと同形を期待できる感じに。週替わりの来週からの雰囲気好転を期待。


【注目銘柄】
ファーストエスコ(9514)は4万円乗せ後反落。荒っぽい値動きですが、こちらは先週有料メルマガで取り上げ、動きがイマイチだったので終わりにしてしまったのですが、結局当初想定の投資期間で目標株価を無事達成。27.3%の上昇幅を取ることができたのですが、勿体ないことをしました。

折角なので取り上げ根拠を以下に抜粋します。
「省エネ支援コンサルなどを手がけるも、業績が悪く事業再編中。3期連続の赤字で今期ようやく営業利益は黒字転換を見込むも、最終利益は赤字継続見通し。疑義注記あり。

震災の瓦礫を用いた発電などを材料に、震災後は思惑含みで株価は10倍化。業績に対する株価の裏打ちは見あたらないものの、引き続き好回転に支えられた人気が多少は継続すると見たい。

決算を受けて株価は調整を続けてきたが、足下は3万円までで下値が固まった印象。3万円は震災直後の3/15安値5190円→4/14高値55800円の半値水準であり、4/11のストップ高で開けた窓も埋めるライン。MACDもいよいよ好転に転じてきた。一目均衡表でも厚い雲の下限に支えられて安心感がある。

需給面では信用買い残が震災後高止まりしているものの、日々の出来高が多い最近では、あまり気にならないレベル」

動かない市場を見込んでマザーズ市場で、しかもテーマ株で狙ってみました。業績の悪い銘柄ほどリスクは当然高いですが、当たった時の幅は大きく取れます。損切りさえしっかりすれば、こういう株でも期待リターンを高めることは十分できると思います。

そして申し訳ないですが、明日もHP作成のためレポート作成業務はお休みさせていただきます。予めご了承ください。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。