KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

今年もうぇるカメ その2

今週のお題「2011年、夏の予定」
前回のカメの産卵話の続きです。

・・・それから1時間ほど経って。私と嫁が出かけようと外に出て、亀が卵を産んでいったふと見ると、なんとその上でシマヘビがとぐろを巻いています(××)どうやら亀の産卵を見届けて、掘り起こして食べようとしているのです( ̄Д ̄;;

私は「コラー!!\(*`∧´)/」と近くに落ちていた木の枝でシマヘビを追いやりました。シマヘビは最初抵抗していましたが、やがて「チェッ、おぼえていやがれ」と吉本新喜劇のお約束のセリフのような顔つきをしてどこかに消えていきました←主観的な感想。

ふぅ。間一髪で、亀の卵は無事だったようです。油断も隙もあったもんじゃない(-。−;)まさに弱肉強食の世界。蛇だって食べて生きていかねばならない自然界の定めではありますが、やはりあんなに必死になって産卵していった親亀の頑張りを見ている以上、情が湧くのも当然でしょう。

とりあえず私は木の棒などを産卵場所の上において、シマヘビが近寄りがたい雰囲気にしておきました。本気になれば突破できるでしょうけれど、泥棒だって侵入するのに5分以上かかる家は諦めると言います。多少の抑止力にはなるでしょう←ほんまか?

それから毎日そこを通る度に蛇が居るんじゃないかと気にかかるようになりました(-。−;)今までこの辺りでそんなに蛇に遭遇しなかったのですが、この辺りは普段人間の目に触れないように色々と動物が潜んでいるものです。気を付けないと。(つづく)

さて、蛇の道は蛇の日経平均は本日反落。前日のNYはFOMCでアメリカ景気回復が鈍っているということや、QE3話が出なかったことから失望感からの下落。まあQE3に関しては、舌の根も乾かないうちに出てくるわけもなく、本気で期待していた人などはいないと思いますが、足下リバウンドが強かったために売りのきっかけとして持ち上げられた格好。

それを受けた日経平均は昨日の大幅高の反動もあって売り先行のスタート。しかし為替が少し円安に向かっていることもあって、9600円を超えて一時プラス圏に浮上する場面も。一説には既にドレッシングが入っているという声も。ただ引けにかけては力尽き、9600円を割り込んで引けました。

投資判断は「中立」。全体的に商いはまだ薄目ですが、本日も自動車部品株などの下げ過ぎ銘柄を中心にリバウンドの動きが強くなっており、結果円高水準が続く中で指数を押し上げる格好になっています。

日経225は指数影響度の強いソフトバンク(9984)の切り返しなどもあって一時75日線を越えてきましたが、TOPIXの方はまだ25日線をようやく越えてきた段階であり75日線と距離があるため、この辺りまだ先行きを楽観視できるものではありません。

ただし強気転換のタイミングは日に日に迫ってきている印象です。というのも、あと2週間もすれば震災から75日が経過します。75日が経過するということは、75日線が下落トレンドから上昇トレンドに転換するタイミングが近いということです。

一般的に下向いている平均線が下値にある時は抵抗力が弱いですが、上向いている線は強いですから(何故なら、75日間の平均的に価格帯が下方で多い可能性が高いということだから下支えとして機能する。)、全般的に底堅さが一層増す感じになります。

ただ、もう少し上の水準でないと、3/22の戻り高値から緩やかな右肩下がりのチャートですから、75日線も上向きが継続できません。TOPIXも25日線という第一関門を突破しましたが、下落している75日線を抜いてこないと、この「75日線上昇シナリオ」は完成しません。薄商いの中で、実は結構正念場のタイミングに近づいてきている印象です。

なのでとりあえず来週くらいまでは横ばいが続くと見ています。先週は外国人投資家も売り越していましたが、本日の底堅さも欧州・アジアの外国人が下支えしたという観測も出ているように、今週は再度買い越しと見られる流れになっています。需給の面からも雰囲気は少しずつ良くなっているということは言えそうです。

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。本日はハウスコム(3275)がJASDAQに、DMP(3652)がマザーズに新規上場し、前者は売られ、後者は買われと明暗分かれる展開になりました。DMPの方が3D関連ということで今風のテーマを持ち合わせていることから、相対的に人気化しました。

ただその人気が波及するような形にはならず、といったところ。DMPも結局は売られ、マザーズ指数の下落幅は大きくなりました。本来東証1部銘柄が横這う局面では新興市場が買われる傾向が強いのですが、今の相場が売られ過ぎ銘柄のリバウンド色が強いことから、今まで強かった新興市場は相対的に売られる流れとなっているようです。

しかし自律反発は根拠がないと長続きしませんから、また再度好需給の新興市場銘柄が買われる流れになると思います。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は反落。昨日は大きく上昇し、年初来高値を更新。上昇率ランキングでも上位に顔を出していましたが、本日は逆に下落率ランキングに名を連ねました。この銘柄は長い陽線を付けた翌日は売られる傾向がありますので(ex.6/1、4/11、3/7など)、その傾向に沿った形とも言えます。

ただ、それは良い押し目を形成するサインとも言えるのは、ここまでの上昇相場継続が示す事実。引き続き売り長の状態であることに変わりなく、薄商いの中では益々「閑散に売り無し」の状態が売り方を苦しめそうです。親会社ソニー(6758)のリバウンドも支援材料。

みずほFG(8411)は続伸。売られ過ぎ銘柄の自律反発、という今の相場テーマに一番合致しているのが同社を含めた金融セクターでしょう。ただし上述したように、これはあくまであや戻しと見るのが妥当ですから、これで銀行株を買うというのはまだ時期尚早かと思います。もう少し全体相場の戻りが確認できてから、が正解でしょう。

イー・ガーディアン(6050)は反落。前回「きちんと評価されて反発するとしたらこのタイミングをおいて他にない」としましたが、丁度自律反発相場にも乗る形で、昨日は出来高も伴って大きく戻しました。本日は一旦その反動が出た形ですが、この銘柄に関しては業績面でもテーマ性でも期待ができるので、きっかけさえあればリバンドを継続できると思います。

GCAサヴィアンG(2174)は大幅続伸。本日は久しぶりに強い動きが出ましたが、こちらも下げ過ぎの自律反発の動きと言えるでしょう。テクニカル的には久しぶりに25日線を越えてきたので、このまま一気に75日線回復といきたいところ。

プロミス(8574)は続伸。足下ではUFJニコス社長による「震災以後落ち込んだカード利用が急回復している」という発言が伝わって、個人消費の回復期待が高まる展開に。つまりは消費者金融業界にとっても追い風が吹きつつあると言えます。

前回も書いたように、今までとは異なり業績にとって前向きな報道が出始めたことが、今までの消費者金融株の見方を180度変える時期の到来を示しています。ここからは成長株として買いに行く場面。


【注目銘柄】
FPG(7148)は大幅高。この銘柄は今週の月曜に有料メルマガで取り上げ、買値にはわずかに到達しなかったものの「5日線を越えてきたら追いかけても良い」とした銘柄ですが、無事目標株価に到達してきました。

そんなわけで例によって取り上げ根拠を以下に抜粋します。
「会計事務所と連携し、中小企業に節税、保険、信託、M&Aなどの助言。4/26に出した中間決算は営業利益の通期見通しに対する進捗率が85%超と絶好調。丁度一週間前の4/20に実施した立ち会い外分売の売りをこなして、昨年9月上場以来の高値を更新すると株価は爆発。一気に2.7倍となった。

そこから株価は半値以下に調整してきたが、ここからのリバウンドを狙いたい。下方には75日線が下支えするところであるし、震災後の3/17安値(3/16の安値は混乱の中のトラッキングエラーとして捉える)1025円→5/11高値4605円の2/3戻しの水準が2218円。パラボリックが暗転してから久しいが、リバウンドのタイミングとしてはこの辺りしかない。週変わりによるトレンド転換にも期待。

需給面では高値近辺に大きなしこりを残しているが、そこから1ヶ月以上の日柄調整を経て、高値までにも距離がある。足下では出来高も落ち着いてきたことから、2500円辺りまでの上値はそれほど重くなさそう。信用買い残もそれなりに多いが、大部分は3000円以上の水準で貯めこまれたものであり、その辺りまで上昇しないと戻り待ちの売りも今更出てこないだろう。

第一四半期の好調は投資家に懐疑的に見られた様子で反応はイマイチだったが、中間期を経て見方が変わりつつある。事業的にはおそらく下期偏重のクセがあると思われるので、下期は震災の影響と相殺しても十分上半期並の数字を出せるのではないか。

会社計画の上ブレは必至とみて四季報予想では予想PER9.2倍。個人的には四季報予想もやや上回るラインで着地できると見る。PBRは3倍台だが、人的資源が営業資産である同社のような業態では当然ともいえる数字。」

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。