KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

本日の株式市況と相場概況

今週のお題「2011年、夏の予定」
日経平均は反発。前日のNYはバーゼル委員会の大手銀行に対する自己資本の上乗せ基準が予想よりも大きくならなかったことで銀行株が上昇したことや、ギリシャ問題の沈静化を好感して堅調推移。

それを受けた日経平均は昨日下落の反動もあり朝方から買いが先行。為替が円安で落ち着いていることもあって、大型株中心に買われ一時9700円に乗せる場面も。ただ9700円に乗せると利益確定売りが上値を抑え、終値ベースでは昨日の下げ幅を帳消しにするまでは至りませんでした。

投資判断は「中立」。出来高は引き続き薄く、日銀短観などを控えて様子見ムードが強い流れには変わりありません。なので市場では上昇の継続性に疑問を持つ声があるのも事実。私もその辺りは半分理解できますし、指標次第では相場の反転もあり得る危ういバランスの上にあるとも思います。

ただ案外商いが薄いままスルスルと上昇していく相場もありますし、海外市場もひとしきり売り一巡感が出たような雰囲気になっていますから、とりあえず外部要因に邪魔されることはなさそうです。

テクニカル的に日経平均は雲抜けなるかどうかの瀬戸際、TOPIXも75日線を抜けれるかの瀬戸際ですが、今週は9700円以下のレベルであれば月足陽線のためのドレッシング買いも期待できるため、個人的には素直にもう少し上値を追うと思います。丁度商いも薄く動かしやすい相場のため、ドレッシングをかけやすい状況にあるのは間違いありません。

ほぼ投資判断は「やや買い」の気持ちですが、その辺りは今週末の短観の動きを見てから判断することにします。

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。アメリカでネット関連株が強かったこともあって、マザーズは主力のミクシィ(2121)を中心にネット関連株が相場を牽引。ただ売買代金は引き続き薄いので、JASDAQの方は低位株ばかり盛り上がる状態。雰囲気は今は1部市場の方が良いですね。新興市場は日柄調整をこなして上値追いの準備を整える段階。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は反発。25日線が接近してきたことで、反発しやすいタイミングとなったところに地合の好転も重なりました。

テクニカル的にはMACDやストキャスが暗転していることから、もう少し上値の重い展開が続きそうですが、株式的な割安感を鑑みれば50万円でも割安。また分割期待も持てます。

みずほFG(8411)は小動き。アメリカでも銀行株が強かったことから、朝方こそ堅調だったものの、テクニカル的にはとりあえず130円に達し、一目均衡表の雲や75日線に接するところで一服感が出てきました。上値の重い印象は拭えず、もう少し様子見で良いでしょう。

GCAサヴィアンG(2174)は続伸。昨日上がった反動や、テクニカル的な上値の重石もあった割には堅調を持続し、個人的には満足な結果。

一方、同業として比較される日本M&Aセンター(2127)の方は一目均衡表の雲や75日線を上抜けて先高感が強い形になっています。これに連れ高する形で、同社も案外スルスル上に行けるかも知れません。逆に125000円を抜けたら上値は一気に軽くなります。

プロミス(8574)は続伸。朝方はジャックス(8584)が大和の強気な投資判断を受けて急騰。それに引っ張られる形でその他金融株も強い動きが見られましたが、既に昨日大きく上がっていたこともあり利益確定売りの動きが見られ、一時マイナス圏に沈む場面も。

テクニカル的に2/21、5/13高値を結んでできる上値抵抗線の延長線に達したことが上値の重石要因。ストキャスも暗転してきてしまいましたが、個人的には一服の後に下方に位置する移動平均線支持のもと、きちんと上抜けてくると思います。

メディカルシステムネットワーク(4350)は大幅続伸。引け間際に年初来高値を更新すると、一気に値上がり率上位に。昨日の見せ板がおそらくは自作自演で消えて(自分の売り板に買いをぶつけるor関連会社名義で買う)、結果買いに提灯の勢いがつきました。

おそらくは明日の寄り付き段階からも無事目標株価到達ということになるでしょうが、上手くいけば上場来高値更新(ヘラクレス時代の実質的な高値は750円)でそのまま800円乗せの期待も。上値にしこりもないので、売り板も薄いです。

テクニカル的には上げ相場が始まったばかりの印象も。筋がどこまで持っていくか。空売りが入ってこないため、勢い付くと強いと思います。


【注目銘柄】
日本ラッド(4736)ストップ高比例配分。本日はさくらインターネット(3778)やITHD(3626)といったデータセンター関連銘柄の値上がりが目立ちました。アップルが発表したiCloudがデータセンター関連銘柄にジワジワと注目を集めさせる要因となっている模様。

もっとも同社の場合は一層売買代金の薄くなった新興市場で、材料系低位株物色が強まっている地合にピッタリ当てはまったという見方が正しいでしょう。一昨日から動意付いて、回転が効き短期資金を集めやすい銘柄なわけですが、ストップ高を付けたことでそろそろ天井も近い感じです。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。