KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

行動経済学で見るスカイプでの実例 続き

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前回Skypeについて書きましたが、今回はその具体的な料金などについて、今更解説してみます。

私が当初Skypeがとっつき辛いと思ったのはその料金体系でした。SkypeのHPを見てもらえばわかりますけれど、元々アメリカの企業で、日本語版HPもいかにも「アメリカのサイトをそのまま翻訳しました」的な感じの書き方になっていて、抵抗感があったんですよね。なので料金体系もイマイチわかり辛い┐( ̄ヘ ̄)┌

SkypeのHP
http://www.skype.com/intl/ja/home/

Skypeには大きく分けて2つの料金体系があって、先払いのプリペイド型か、月額の固定制か。私のようにあまり電話をかけないというタイプだと、前者のプリペイド型が有利ですが、プリペイド型の場合は少し通話料が高くなります。厳密に言うと「接続料」なるものが科せられて、一回電話をするとまず約5円とられます。加えて1分につき固定電話であれば3.22円、携帯電話であれば17.5円かかります。

もし1分以上電話をするなら間違いなくSkypeの方が得ですが、仮に携帯にかけて30秒以内で用が済むのならば、30秒21円のソフトバンクのホワイトプランでも、普通にかけた方が得ということになります。まあ普通30秒以内ってなかなかないでしょうけれど。

一方の月額固定制は、例えば月額130円で60分分通話可能となります。その場合接続料などは発生せず、1分あたりの通話料も安くなります。ただ、月額が安いものは固定電話にしかかけられず、携帯電話にかける時はもっと上の料金体系にしなければなりません。

・・・というところまで、結局今回のような「きっかけ」がないとなかなか調べて乗り換えようという気にまでならないのが人間というものです。ただ、先日母の携帯を変えた際に真剣に自分の通話料も見直してみたら「あれ?あまり電話をしないと言っている割には、結構電話使ってるぞ(・・;)」と案外無駄が多いことに気付いてしまいました。

そんなわけで早速Skypeに申込み・・・したのかと言うと、実はまだやってません(;^_^A次に電話をかける機会があったら申し込めばいいや、と。そういう意味では私は非常に人間くさい生き物のようです。

さて、乗り換えたい日経平均は本日続伸。金曜のNYは堅調推移で、先週のNYは全て陽線という強い相場でした。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。シカゴ225先物が1万円だったこともあり、金融株を中心として一気に1万円を伺う水準まで買われました。

その後アジア株の上昇もあって、後場寄り後間もなく無事1万円に到達。ただ本日のNYがお休みということで商いは引き続き膨らまず。上値を一段追うには迫力不足で、利益確定の売りに押されました。結局寄り値を下回り、日足は陰線になりました。

投資判断は「やや買い」。ただ今週は1万円の目標達成感や週末にSQが控えていることもあって、このままグイグイ上値を追っていく展開にはならないと見ています。

また、本日窓を開けて上昇してきたことで、実はチャート上では6/22,6/29の上昇で開けた窓と合わせていわゆる「三空」が完成してしまいました。ちなみにTOPIXの方は金曜も窓を開けて上昇したので、その他の小さい窓も合わせると窓が開きまくりなのですが、これらは足下の出来高が薄いせいとも言えましょう。

なので今週は上記テクニカル的な要因、以前示したように3月以降月初高→一週間は弱含む傾向、そもそも足下2週間で日経平均が600円以上も上昇してきた過熱感、の3つが重なって、日柄調整を要求される週になると思います。

一方でこれも前々から言っているように、月曜で震災から75日が経過するということで75日線が上向いてきましたから、下値は固いと思います。なので、調整はあくまで日柄的な過熱感を吸収するものに止まり、下値は大体9800円程度までではないでしょうか。

方向性としては上向きで、SQ通過後から1万円超えの水準に居場所を移すのではないかと見ています。ただし上値を追って震災前の水準を試すには、為替のトレンド転換や夏場の電力供給に対する不安心理が上手く改善する必要があります。

ところで「7月はドル円が円安に振れやすい。8割は円安となっている」と言っている人がいたので、ホンマか?と思い7月の1日と31日のドル円の比較を、データが取れる88年から23年分調べてみました。結果は13勝10敗と確かに円安の方が多かったですが、微妙なところ。

確かに00年以降の11年では8勝3敗と勝率は7割にはなりますけれど、そのうちの4回は1円幅も円安にはならず辛勝。逆に円高の時は3円以上円高になったりします。また07年以降は1勝3敗とリーマンショック以降の7月はむしろ円高に振れやすい傾向があり、結果7月が良いとも悪いとも言えないような気がします。

逆に8月は円高になる傾向が顕著で、特にピークとなりやすい8月の第5,6営業日から1ヶ月間見てみると、98年以降の13回のうち円安になったのはたったの1回だけ。やはり夏場は円高圧力が強く、株式市場にとっても警戒感しないといけません。

新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。日経平均が1万円を一時的にも回復したことで、サブ市場としての新興市場にも安心感が漂った様子。

日曜の日経によればアメリカでFacebookの上場が近いと囁かれていることで、周辺関連会社のIPOも盛んになっていると出ていました。それによってネットバブルの再来も指摘されている格好。

足下でもソーシャルゲームのZyngaIPOを申請し、日本のSNS関連銘柄も買われましたが、アメリカのIPOが加熱する中で、日本のネット関連株への刺激材料となる可能性は強いです。ネット関連銘柄の多い新興市場には、まだまだ上値余地が大きいと言えましょう。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。米ISM製造業景気指数の上振れを受けて、世界景気の先行きに対する警戒感が後退、欧米金融株が大幅高となっており、国内金融株も連れ高する状況に。バーゼル委の新規制に伴う自己資本の上乗せ幅に関しても、落ち着き処が見えてきており、過度な増資懸念なども払拭された模様。

それらの不安要因の後退とともに、出遅れ物色の流れが強まる展開になってきた形で、なんだかんだで疑心暗鬼の中で値を上げ続け、5/13の戻り高値水準まで戻ってきました。

ちなみに5/13は枝野官房長官による東電(9501)に対する債権放棄要請があって、後場にメガバンクが大きく急落した日ですが、そこから需給を崩して株価は底這いを続けました。ようやく当時の水準まで戻ってきた格好です。

他のメガバンク、地銀などの上昇と共に本日の日本株上昇の原動力になったのは間違いないと思いますが、それでも引き続きここからの上値追いは慎重に見ておくべきだと思います。上値には200日線が控えますから、一旦は日柄調整が必要でしょう。

日本オラクル(4716)は続落。先週末ストップ安比例配分で終わった流れや、大和証券による投資判断引き下げを受けて上場来安値を更新。ただこれで悪材料が出尽くしと思われ、何とか上場来安値更新後は底堅さが見えていますから、この辺りで下げ止まってくれそうです。逆にここで下げ止まらなかったから底が見えなくなってくるので注意が必要です。

さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに加えたい銘柄があります。それはメイコー(6787)です。

プリント配線板製造で国内上位の同社ですが、震災による直接的なダメージが大きく、前期は赤字転落。福島工場は原発に近いため再稼働の見込みが立たない状態ですが、中国やベトナムといったアジアに生産拠点を移すことで、未だ旺盛なスマートフォンの需要を取り込み増収増益見込みとなっています。

元々海外の生産能力の方が国内の10倍規模ということや、国内工場は国内自動車減産もあったので停止の影響は限定的。一方で7月にも工場再開を目指すと伝わっており、再開が報じられればアナウンスメント効果から強含む可能性もあります。  

株価は6月に入ってから1200円前後で推移してきましたが、25日線の上昇に沿って上放れの動き。しかしそれでも震災前の株価水準にはほど遠く、出遅れ感が強い状況。3/14に急落した際の窓はまだ埋まっておらず、出遅れからの自律反発に期待ができます。MACDも好転目前の位置に。

一目均衡表は遅行線が雲からまだ抜け出せていませんが、DMIが好転しており、パラボリックも好転。指標面では概ね買いシグナルが優勢のため、素直に上抜けてくるでしょう。75日線も本日から上向きに転じ、下値不安は一層小さくなります。

3/16に下値で大商いをこなしてから明らかに需給は好転し、そこからは右肩上がりの状態が続いています。信用買い残は足下減少傾向にあり、信用倍率も4.3倍にまで改善。上値にしこりもない感じ。PERは13倍と普通ですが、PBRは0.7倍と割安感があります。

目標株価は窓埋めの1400円で。200日線も位置するため、上値はその辺りまででしょう。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
鉱研工業(6297)は大幅高。本日の日経で「東京大学海洋研究開発機構などの研究チームが、太平洋の海底でレアアースの巨大鉱床を発見。推定の埋蔵量は陸上の1000倍に達し、日本で使う2年分程度のレアアースが確保できるもよう」と報じられると、海洋掘削に対する需要増の期待感から日本海洋掘削(1606)や三井海洋開発(6269)共々買われました。

正直同社は陸上での掘削が主力ですから、今回の一件での反応は明らかに過剰ですが、株式市場にとってはそれが事実かどうかは二の次。足下既に好調な株価推移が続いていたこともあって、短期資金の一段の呼び水となりました。

本日は朝方から全体の地合が良かったことや、他に大きなニュースが無かったこともあって、寄り付きから大きく買われた結果、一方他の2銘柄は陰線となりました。ただ、こちらは実際に業績に与える影響も色濃く出てきそうですから、売り一巡後は買いを狙っていくべき局面とも思います。

それにしても大きなお宝が発見されたようで、久しぶりに日本にも希望の光が見えてきたニュースのように思います。その他にもメタンハイドレードの実用化が実現すれば、いよいよ日本も資源を持つ国に生まれ変わることができます。

ただ、そのためには権益確保をしっかりと行わないといけません。新幹線技術も中国に盗まれようとしている中で、日本の国レベルでの抗議があまり見られないのがヤキモキ。とにかく日本は海洋国家ですから、海にはもっと多大な関心と投資が必要でしょう。


ところでブログの形態を少し変えて、一日に何度か分けてアップしていこうかと検討しています。いつも長文を一気に並べていると、読む方も疲れますでしょ?ただメールマガジンに関しては今まで通り一日分まとめて配信しますのであしからず。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。