KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は金曜続伸。前日のNYはEUの債務危機対策に対する楽観論から大幅高。それを受けた日本株も朝方から買いが先行。寄り付きから一気に9000円を超えてきました。

しかし介入の無いと見られる海外市場で円が買われ、引き続き円高が上値の重石に。一方で特に出遅れ感の強かった金融株中心に買いが先行。値幅は100円未満と小さかったものの高止まり、終日9000円を割り込むことはありませんでした。出来高は久々の20億株超えで売買代金は約1.5兆円と盛り上がりました。

投資判断は「やや買い」。引き続き出遅れ株を中心に物色していく一方で、警戒感を忘れずに向かうべきでしょう。来月頭にアメリカで予定されているFOMCが次の需要イベントで、ここでQE3が発表されるかも?と楽天家は考えているようです。

しかし実際にはなかなか難しいでしょう。それでもNY連銀総裁の「あるかも」発言で、少なくともアメリカ市場は期待感に溢れています。無かったらやはり失望売りが出てくるでしょうが、重要なのはQE3を「今後」やるかも知れない的な前向きな発言が出るかどうかでしょう。これがあるかないかで随分変わってくると思います。

まかり間違ってQE3の実行が次のFOMCで決まれば、すぐでも投資判断は最上位の「買い」に、それも「超」を付けてでも良い程の買いとします。ただ現在は私が繰り返している警戒感を心の片隅に持ちながら、相場にあたることが肝要と思います。

足下世界が順調に戻りを試していますから、2番底は回避されたため暴落という表現は止めて急落という言い方にしますが、一度突っ込む場面がありそうです。そしてその場面があったらそれが今年最後の押し目になると思います。あとは黙ってアレコレ買っていくだけ、という正に天与の買い場ということになるでしょう。

一方でFOMCがサプライズなく通過するのであれば、これも繰り返しになりますが完全な買いとするには11月中旬頃。その辺りまでで為替も円安反転し出す頃合いと見ます。今はQE3観測で円高に一層圧力が加わっているので、QE3が先ならば一旦は反転という形になるでしょう。

それまでは海外市場での円高に注意が必要です。特にFXをやっている人をターゲットにして、75円でのロスカットを誘う買いが、また板の薄い明け方などに突然入り込んでくる可能性があります。瞬間的に75円を割る可能性は覚悟しておくべきでしょう。

日経平均のテクニカル的には商いを伴って75日線を上抜け、9/1以来の終値で9000円回復を実現しました。TOPIXの方は75日線を抜けられませんでしたが、今後金融株の株価が戻ってくるのであれば、突破は時間の問題でしょう。

金曜のNYは高安マチマチ。S&Pなどはかろうじて小幅プラス、一方でNASDAQは小幅マイナスとなりました。宴が終わり一息ついて、さあ来週のサザエさんは?的な感じでFOMCの行方を見守りたいという感じでしょう。それを受けて月曜の日本株もこじっかりした展開を予想します。

新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に堅調。特にマザーズでは主力のサイバーエージェント(4751)が好決算・自社株買いで大幅高。それを受けてマザーズ指数も大幅高となりました。

それにしても東証は相変わらずツメが甘いというか、折角東証マザーズCore指数を設定したのに、ETFも組成されず。もし組成されていたら結構値を上げて、マザーズ市場も盛り上がったでしょうに。

そもそもCore指数をリアルタイムで確認できるサイトすら東証のHPに無いようですから、仏作って魂入れずの状態です。この辺りが大証と大きな差がある東証の旧態依然とした体質だと思います。

一方で日経JASDAQ平均の方は伸びがイマイチでした。ただこの辺りの出遅れ感は来週次第に解消されてくると思います。足下ではJASDAQの上値余地が大きくなってきています。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は小動き。欧州債務問題の解決に向けた「包括戦略」のEU合意を受けて、欧米の金融株が上昇。東京市場では前日から期待感が優勢でしたが、海外金融株高が追加の支援材料となる形で買いが先行。

ただ、大引けTOPIXリバランスでは、メガバンク各社とも売り需要の発生があり、総じて伸び悩んで取引を終了。同社も最後に売られてしまいました。

それでも世界的に金融株が回復してきましたから、同社も一旦100円割れ位まで落ち込むのではないかと思っていましたけれど、これで底を打ったと言って良さそうです。銀行株の上昇が景気回復のバロメーターですから、早く上がってもらいたいところ。

GCAサヴィアンG(2174)も小動き。まず前日出た同業の日本M&Aセンター(2127)の決算は中間期大幅な上方修正を事前に出していた通りの好決算でした。しかし通期見通しの修正が無く、金曜はやや失望売りに押される形。

そして金曜引け後に出た同社の第三四半期決算はイマイチな数字。前期比大幅増収増益ではありますが、売上の対通期進捗率は66%。利益も約50%と下方修正が出なかっただけマシな内容に。

一応この銘柄は最終四半期に偏重する季節要因があり、前期も最終四半期で一気に伸ばして大幅な上方修正を勝ち取りましたが、その中身はファンドの回収益がほとんどでしたから、今期はそこまで期待できなさそうな感じです。

それでもアドバイザリー事業の方は前期比2割増のペースで案件を獲得し、足下でも受注はアメリカのIT業界を中心に好調のようですから、最後の追い込みには期待が持てます。

いずれにしても最近の株式市場では決算が悪い銘柄ほどアク抜けで上がったりしますから、この銘柄も案外上がるかも知れません。実績一覧の進捗が低かったこともあって、既にある程度の悪さは折り込み済みでしたし。ただM&Aの事業環境が良かっただけに、個人的には失望の決算でした。

売りポートフォリオ任天堂(7974)は大幅反発。前回「1万円割れは確実」として、海外のADRでもマイナスだっただけに下落スタートかと思いきや、朝から買いが先行。前々回に「決算を受けて買いスタートだったら買い戻し」という条件が発動して、小幅利食い終了となりました。

やはり前回「最近下方修正や決算の数字が悪かったら出尽くしとなる傾向が強い」と懸念した形になってしまいました。うーん、残念。不可解ですが、これが足下の地合を象徴していると言えましょう。長期的には下落トレンド継続と見ており、また頃合いを測って売りで追います。

ソフトバンク(9984)は大幅高。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価を3390円としており、買いに拍車をかけました。本日の寄り付きで損切りとしましたが、危ないところでした。やはり決算を見てから売りにすべきでした。残念。


【注目銘柄】
今回は一銘柄買いポートフォリオに加えたい銘柄があります。デジタルガレージ(4819)です。

先日取り上げ根拠などを当欄で公開しました。その後27日に一度落ちかけましたが、下方の窓を埋めずに反発してきたため、市場全体の盛り返しムードも背景に、ポートフォリオ銘柄として正式に取り上げます。

調整が十分ではないためすぐに大きな上昇はちょっと期待できませんが、緩やかな上昇トレンドが続きそうです。また来月10日の第一四半期決算は特段サプライズも無さそうで、トレンドも安定的でしょう。

個人的に一番期待しているのはアメリカTwitter社の上場が現実味を帯びてくることです。アメリカの景気回復期待を背景に、上場しやすい環境が整ってきました。上半期にIPOしたLinkedInは今でも値をしっかり保っており、SNS関連銘柄の周辺を明るくしてくれています。

一方Twitter社も当然上場する気は満々で、後はタイミングだけの問題です。既に上場前に時価総額が84億ドルとも言われており、上場すれば大きな話題になるのは間違いありません。

となれば、日本でTwitter唯一の関連株とされる同社にも当然買いが入ってくる形になるでしょう。個人的にはこのタイミングを逃すとまた世界の景気が悪くなってしまう恐れもあるため、そろそろ上場に向けて具体的に一歩踏み込んだ話が出てくるのではないかと見ています。

また、あまり引っ張りすぎると栄枯盛衰の早い業界だけに、Twitter社に取って代わるような新サービスが勃興してこないとも限りません。M&Aを受けるとしても既に図体が大きくなりすぎて、買収余力のある会社も少ないでしょうから、経営陣の考える「Exit」の選択肢が狭まります。Facebookなども上場を睨んでいますし。

そのため(企業価値を上げるため)に「Twitter内で広告を出す」という方針を打ち出してきました。フリーミアムのビジネスモデルをより確立させるための施策であり、これで業績を安定させて、上場時に投資家の需要を呼び込みやすくするための布石だと思います。

そんなわけで、少なくとも来年前半までにTwitter社の上場があると睨んで同社の買いとします。目標株価は30万円。月曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。