KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

今週のお題「センチメンタルな秋」
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です!

「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,150円〜。

足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は水曜続落。前日の海外市場はギリシャのパパンドレウ首相が欧州の融資受け入れの是非を問う国民投票を実施すると伝わり大幅下落。そんなことをやったら国民の大多数が反対し、ギリシャへの資金注入ができず、ユーロ崩壊に繋がるという懸念が強まりました。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。明日の祝日を控えて、そのままジリジリ様子見の売りに押されました。ただ後場には日銀のETF買いが入ったと見られ一旦下げ渋り。

しかし購入額は164億円と、8月以降最低の水準で反発力は弱く。結局引けにかけて再度売りが集まり、珍しい寄り天・引け安の形で、日足は陰の丸坊主となりました。下げ幅は200円近くに達し3日続落。8700円をあっさりと割り込んでしまいました。

投資判断は「やや買い」。ここまで「もう一度急落の場面がある」と繰り返し言い続けてきた甲斐があったというものですが、当たっても嬉しい話ではないですね。

水曜のNYでFOMCを通過し、案の定QE3はなかったものの、今後の経済成長と失業率に対しての懸念を表明して、将来の追加緩和に含みを持たせました。それを受けてNYの指標はジワジワと上昇し、それぞれ概ね高値圏で引けました。

これはADP雇用統計が良かったように、今週末の雇用統計も結構良い数字が出てくるから、ということではないでしょうか。いずれにしても一つイベントを通過してホッと一息、また今晩の欧州がどうなるかに注目が集まります。

それにしてもギリシャの国債がデフォルト、デフォルトじゃないというような論議が続いていますが、50%もカットされるのであれば、名目上がどうであれ実質的には明らかにデフォルトでしょう。私は今回の問題が出だした時に「デフォルトは無いのでは」と思っていましたが、案外世の中は常識的に動いています。返せないものは返せない、と。まあ当然ですが。

今回の一件でギリシャの首相の気持ちもわからないではないですが、ドイツが折角私心を殺して救済に協力するって国をまとめたのに、そりゃないよって感じでしょうね。丁度構図としては銀行に公的資金を注入する時と同じようなもので、社長や国民は反対するけれど、やっておかないと経済は大混乱です。

日本の歴史を振り返ってもわかるとおり、最終的には公的資金注入は正解です。それの一つの証明として、りそな銀行に公的資金を注入した03年5月以降、日経平均は見事大底反転し、約4年で倍化しました。(ちなみにりそなの株価は2年半で10倍になりました。)

そしてりそなは10年以上かかってようやく公的資金を返済し終える目処が立ってきました。返済さえしてくれれば、もう誰も文句は言いません。りそなのように頑張って、最終的にはギリシャも復活してくれることを各国望んでいます。

ですからこの件に関して、国民に信を問うなんてこと自体そもそもナンセンスです。国民は皆ポジショントークですから、今の自分の生活さえ守れれば、それで世界の富が何兆円吹き飛ぼうが知ったことではありません。そんな意志の集合体の刹那的な決定に身を委ねるのは、結果的に皆を不幸に陥れます。

もし世の中全て多数決で決めようとすると、必ず破綻します。今はネットがありますから、やろうと思えばシステム上可能です。しかしそれを世界中どこもやらないのは政治家が職を失うからもあるでしょうが、直接民主主義の危うさ、暴走があるからです。

国家が危機的な状況にある時には、誰かが強いリーダーシップを持って強権を発動し、乗り切る必要があります。歴史を見ればそれがわかります。それを「皆の意見を聞いて・・・」なんて呑気なことを言っているから、「ギリシャはキリギリス」なんて言われてしまうのです。歴史の長い国なのに何も学んでいないようです。

ただ今回の危機は、ギリシャだけのせいではありません。本来債権の安全性をきちんと見極めて投資すべきだったのに、それを怠った各国の金融機関の責任でもあります。

もしギリシャの国債に危険を感じて皆買わなければ、危機は小さく、そしてもっと早く処理できました。金融機関はプロなのですから、きちんと査定すべきでした。そうすれば海外に飛び火することもなく、ギリシャが勝手にバンザイして、小国の問題で終わったかも知れません。なので、ギリシャ一国のみを責めるのもまた違う気がします。

直近の報道でパパンドレウ首相は来月頭にも投票を実施すると伝わり、ユーロ各国の高官は「それならユーロを離脱するかどうかを決める投票にしろ」と迫っています。このままではまた来月まで不安定な相場が続きかねないですが、昨日の欧州金融株の上昇を見ると、案外「もう終わったこと」としばらく割り切った相場が続くのかも知れません。

ともかく、私はなんだかんだで国民投票は行われず、結局資金を注入するという「常識的な」決着で終わると思います。もしくはギリシャは完全に無視してデフォルトで損失を受けた金融機関に資金を入れるという超ウルトラCもあるかも知れません。

いずれにせよこれくらいの危機を乗り越えられないなら、今までに世界は何度も崩壊しています。ですから、今回の混乱は最後の押し目買いの好機と捉えるべきでしょう。


新興市場は「強気の買い」。水曜は2指数共に軟調。全体相場が弱含む中で主力株中心に売られました。まあこのような状況では仕方ないですね。これからぼちぼち新興市場の決算も出てくるので、明日以降の動きに期待です。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続落で、再度上場来安値に面合わせ。もう110円を割ることは無いと思っていたのですが、思いがけぬギリシャの行動によって、再度割り込んできました。

ただ、今回の混乱はあくまで一過性でしょう。アメリカではFOMCを通じて、海外の金融株はとりあえず反転しました。今晩の海外マーケットにも注目ですが、いずれにせよこの辺りが大底圏であるという認識を変える必要はなさそうです。

GCAサヴィアンG(2174)は大幅続落。終値ベースでは年初来安値水準に。久しぶりに同社HPの実績一覧が更新されましたが、決算が嫌気されている格好が続いています。

テクニカル的には三空窓開けが完成したので、あとは黙ってドテン買いのタイミングにはなってきました。昨年も11月上旬が安値だったので、今年もそのパターンの踏襲ではないかと思います。ここは落ち着いて下値を拾っていく場面。

デジタルガレージ(4819)は続落。テクニカル的には25日線、75日線の重なったところで下げ止まり、何とか陽線となりました。売り一巡感は出てきているので、ここから再度反転でしょう。東証1部が落ち着けば、新興市場主力銘柄の買い戻しが始まると思います。


【注目銘柄】
新日本理化(4406)ストップ高比例配分。前回「加藤氏のHPが6年半ぶりに更新された」ということを書きましたが、有料メルマガでは更に一歩踏み込んで「「今回のターゲットはLED関連、信用売残が多い、5円復配、200円台の銘柄で、今後1300円を目標とする」というようなくだりがありました。私がこれでピンときたのは大証の新日本理化(4406)」としました。

予想は見事に的中し寄り付きからみるみる買われ、あっという間にストップ高に。加藤氏の影恐るべしですね。

ですが、これは単にクイズに正解しただけのこと。私が胸を張りたいのはここではなくて、むしろその後に指摘した部分です。

「もしこの情報がまるっきりでたらめのウソだとしても、それを信じて買う人がいれば上がるわけですから、明日も本日のような閑散相場であるなら、明日も仕手株が人気化しそうな状況でもあります。去年の今頃もそういった相場付きでしたし、割り切りなら乗ってみても良いのかも知れません。

ちなみに、偽K氏の私の予想する明日来そうな低位株はJALCOHD(6625)にしておきます。10/21からの売りが一巡したことで、一旦大きく上げる場面があっても良さそうな感じです」

JALCOHDの方が手垢が付いていませんでしたし、スタートダッシュは新日本理化を上回る上昇率でした。一時約14%の上昇に。偽者的にはこの程度が限界ですが、それでも短期間でそれなりの幅は取れたのではないかと思います。

それにしても加藤氏の上手いところは「復興特需によるこの銘柄の株価上昇を機に、他にも3銘柄の出世株が誕生する予感がします」とHPに追記し、新日本理化以外の銘柄の存在をほのめかすことで、色々な仕手株を乱舞させ、自分の本命を見えにくくするところですね。さすが歴戦の手練れと思います。

一応断っておくと、私は仕手株などは専門外です。ただ仕手株が盛り上がれば、それが良いことか悪いことかは別として、個人投資家が盛り上がり、市場に資金が回帰します。結果1995年阪神大震災後の低迷相場や03年、05年に動いて、その結果日経平均はそれぞれ大きく上がっていきました。

少なくとも今の個人投資家が閑散としている相場の払拭には一役買ってくれそうです。そうすれば新興市場株などにも資金が回り、大きく値幅が短期で取れる銘柄がドンドン出てくるでしょう。FXや商品・先物などに流れた個人マネーが戻ってくる契機にもなります。大王製紙の元会長もラスベガスで大金使わずに済んだかも知れませんね。


そんな有料メルマガは下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。