KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は反落。前日のNYはイタリア国債利回りが危険水域の7%を突破したことを受けて大幅安。VIX指数はまた大幅に上昇し、S&Pは9月以来最大の下落率になりました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。発表された9月の機械受注の数字が悪化したことで一段と売り圧力が強まった格好に。200円を超える水準での下落幅が続きました。後場には日銀によるETF買い期待もむなしく一段安の展開。結局8500円をギリギリキープするのにやっとでした。

投資判断は「やや買い」。私は前回「それでも「次はイタリア」と言っているのは弱気派の常套手段であり、私はむしろここからの上昇局面を控えて仕込みたい筋が過剰に不安を煽っている印象を受けます。財務状況が悪いのは今更であり、昨日・今日発覚した新しい不安材料でもありません。逆に想像が付く範囲での悪材料しか出ないのであれば、弱気派のネタ切れとも言えるでしょう」としましたが、その姿勢を変えていません。

売り玉を残したままのところが、最後に仕掛けやすいイタリア国債売りを仕掛けているのだと思います。そして総仕上げにかかっているのでしょう。大体ギリシャが一服したら次にすぐイタリアの話が持ち上げられるってどう考えてもタイミングが良過ぎておかしいですね。売り筋が都合良く仕掛けている証左です。

それに拍車をかけたのが各決済機関のイタリア国債取引にかかる証拠金の引き上げ。こういう取引サイドの要因が売りに拍車をかけています。これは決済機関が悪いと言うよりは、売り仕掛けによって市場が乱高下したので規制が増すのは当然な話で、ある種自然な流れでもあります。

そもそも2年もののイタリア国債の金利が7%なら買っていくべきと思いますが。皆本気でイタリアが2年でデフォルトすると思っているのでしょうか?それでも皆がこの水準でイタリア国債を買わないのは単純に「今日より明日の方が安く買えるかも知れない」と狙っているだけで、一旦戻り始めたら戻りはあっと言う間でしょう。

百歩譲って万一イタリアの国債がデフォルトしたとしましょう。皆根本的に「イタリアを救えなければ世界の経済は終わり」と真剣に思っているのかも知れませんが、冷たい言い方をすればイタリアを救う必要はありません。債務者、つまりこの場合の大半の銀行が破綻しないようにして、他国への飛び火を消火さえすれば良いのです。イタリアの借金は本来あくまでイタリア自身の問題であるはずです。

ECBはイタリア国債を買い支え、これら債務者の負担が増えないように苦心しています。これ以上情勢が悪化するならば、新興国も金利の引き下げ、アメリカもFRBが金融緩和に踏み切らざるを得ないでしょう。各国の政策が危機回避に動くことで市中にお金が余り、やがて過剰流動性相場がやってくると見ています。

日本の株価も日経平均こそリーマンショック後の安値から2割上の水準に居ますが、TOPIXは5%程度しか下値余地がありません。あの時は「100年に一度の危機」とか言われていましたが、私は当時からブログでその見解を否定し「10年以内にはもう一度起こる」と書いていました。それがわずか3年で実現するとまでは思いませんでしたが。いずれにせよ、今ではもう「100年に一度の危機」と言うセリフは死語になっています。

あの時は突然世界トップクラスの金融機関が破綻した(救われなかった)ことで、そのマイナスインパクトの波及、とにかく市場が嫌う「不透明感」の急激な高まりが、他の金融機関の資金供給に対する懸念を高めて投げ売りに繋がりました。

今は世界が基本的に「救う」と言って、それに向けて動いているのです。規模は国単位の話ですから、当然リーマン一社の話と次元が違います。しかしイタリアがダメなら日本なんてもっとダメです。他国が日本国債をほとんど持っていませんから、世界は助けてくれません。

ただそこまでの事態はまだ起こらないでしょう。何故なら日本はまだ経常黒字国だからです。そもそもイタリアの破綻は目先無いと言っているわけで、更にその先の話をするのは意味がありませんから割愛します。

なので私はやはり現水準が今年最後の買い場であると見ています。ヨーロッパ危機は終わらないと言っている人には言わせておけば良いのです。そんなことは去年から皆わかっている、と。日本なんて何十年も前から同じようなことが言われているんだぞ、と。それでも07年には日経平均は18000円超えまで上昇しました。

株は10年や20年先の世界経済のみを織り込んで動いているわけではありません。売られ過ぎれば当然買いが出てきます。有り難いのは人間の欲望にはキリが無いこと。もしキリがあるならば、大富豪は投資を止めてしまうでしょう。そうなると資金の出し手は勝ち逃げとなり、株は上がらなくなります。

しかしそうでないからこそ相場はまだまだ続きます。ピンチはチャンス。以前から言っているように今週が年内最後の買い場でしょう。明日のSQ通過後にでも投資判断は最上位の「買い」に上げたいと思っています。


新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に軟調。この辺りは東証1部がこの様では仕方ないですね。東証1部がある程度落ち着いていてこそのサブ市場ですから。主力株の楽天(4755)は好決算を受けて底堅い動き。先日はサイバーエージェント(4751)、ミクシィ(2121)などが決算を受けて強含んでいて、主力株は相対的にしっかりしています。

不況時のネット株ということでしょう。そもそも今の不況を作ったのも、ネットというフリーミアム社会が生み出したデフレが原因、と考えれば当然なのかも知れないですが、この辺りの話をし出すとまた長くなるので止めておきます。

個人的には今流行っている仕手株相場が継続すれば、やがてその資金は個人投資家を通じて新興市場に向かってくるものと思います。昨年も10月の低位株の盛り上がりから11月以降の新興市場高に繋がりました。今年もその流れは間もなく出来上がると見ています。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反落で上場来安値更新。一時100円に面合わせの状況となりました。昨今の市場の象徴的な出来事ですが、逆にこれでもう下値余地は無くなってきたのではないかと思います。売りは一巡してきたでしょう。外部環境が少しでも好転すれば、次第にじり高局面に移行すると思います。

GCAサヴィアンG(2174)も続落で年初来安値を更新。昨年同様今年もこの時期に安値を付けてきました。

ここまで市場が悪いと仕方ない部分もありますが、一方で決算通過後に何故3割近くも株価が下落するのか違和感がありました。いくら悪い決算だったとは言っても前年比で伸びているし異常だと。

それで色々調べてみると、どうも市場ではオリンパス(7733)に絡んだ取引があるということに過剰反応しているようです。同社HPで確認できる今年の実績一覧を見ると、確かに2月に「Stryker Corporationの資産買収に伴うオリンパスへのアドバイザリ」とあります。

しかしこれは解任されたウッドフォード社長時代の話であり、これが不当に過大なアドバイザリ料をとっているわけではないでしょう。それならそもそもウッドフォード氏が告発するわけはありません。

決算説明会資料を見ても第一四半期決算の日本のアドバイザリ料はここ2年で12億円と最も大きいですが、それはアドバンテスト(6857)のベリジー買収という総額900億円規模のメガ案件がありますから、むしろ少ない位です(一般的にこれだけの大型になると買収額の1%程度が相場とされている)。もし過大なアドバイザリ料をとってるのであれば、むしろ同社にとっては大きな利益です(それは冗談ですが)。

なので、足下の下落は地合にも背中を押されている部分が強く、テクニカル的にはこれで決算以後4つも窓を開けて下落しています。長期的に見ても第一四半期決算発表時から半年で株価は半値に到達してきました。

浮動株が8%と低いところに信用買残がまだ5000株近く残っているところが重石になっていますが、混乱収束後に戻り出すと一気でしょう。我慢の時期。

昨日より買いポートフォリオ入れとなったソニー(6758)は反落で年初来安値更新。この辺りは仕方ないですね。ユーロと相関性の高い同社にとってユーロの混乱は大きな痛手です。

ただ取り上げ時にも書いたように、何もここが底値であるとは確信していません。完全な底値で拾えれば越したこと無いですが、大体3月くらい先までを見据えて、その時に上がっていれば良いと思っています。そして今くらいの水準ならその可能性が高いということです。あとは同社が云々というよりも市場の落ち着きを待つのみ。


【注目銘柄】
日成ビルド(1916)は反落。ただ昨日は実質値上がり率1位で、一昨日の有料メルマガでは「加藤氏のHPに「他にも3銘柄の出世株が誕生する予感」とある中で、一つは日成ビルドではないか」としました。またもう一つ名前を挙げたエスバイエル(1919)は2位でワンツーフィニッシュに。

自分で分析する銘柄はなかなか当たりませんが、こういう銘柄がドカンと来るので心情的には微妙です。ただ今のご時世一番安全なのは仕手株かも知れないですね。今年だけで225採用銘柄のうち東電(9501)とオリンパスが逝きましたから、むしろ下げ余地の小さい低位株の方が安全と言えるのかも知れません。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。