KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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日経平均は反落。前日のNYはイタリア国債5年ものの入札が満額調達は達成できたものの、利率が前年に比べて1%上昇したことにより不安感が台頭し反落となりました。イタリア国債の利回りもじわりと上昇に転じたことも不安視。

ただ市場ではあの著名投資家バフェット氏がIBMインテルといったハイテク株を買っていると発覚したことが話題に。今まで80歳過ぎの氏は「何をやっているかわかる株しか買わない」ということで大好きなコカコーラやP&Gなど、いわゆるオールドエコノミー株がお好みでした。

ところが、今回遂にハイテクという分野に手を出し始めたことで、NASDAQ市場では一部銘柄が盛り上がりました。とりあえずパソコンというハードに関してはオールドに認定されたということでしょうか。より進んだITであるAppleGoogleが買われるのはまだ先のことかも知れませんが。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。為替が海外市場で77円割れしたことを受けて、上値の重い流れになりました。ただ薄商いの中で下値は買われて案外底堅い動き。お昼休みに為替に一時大きな売りが入りましたが、当局は関与を否定。

後場にはアジア株が安くなったことに連れて、ジリジリと売りに押される展開に。商いは12億株台と超が付くほどの閑散。引き続き様子見という言葉が好きな市場で、日中の値幅は60円未満でした。

投資判断は「強気の買い」。今日のところは一服となりましたが、今度はスペインの国債利回りが上がりだしたということで、また不透明感が強くなっているようです。はっきり言ってしまえば、日本国債はもとより、ドイツの国債だって安全でもありませんから、好きにしてくれという感じです。

もっと言ってしまえばアメリカ国債が一番つっつき甲斐があるはずです。何よりアメリカでは地方の市単位で財政破綻しているところがドンドン出てきています。こんなちっぽけな私でも、不安材料を煽っていこうと思えばいくらでもできるでしょう。

それでもアメリカの国債に関しては誰も不安を煽ってきませんね。それは一気に本丸を付くと本当に世界恐慌がきて終わってしまうからです。今世界のお金持ちが真剣に売っていけば、いくらでも世界恐慌を起こせるだけのポジションにあります。

しかし何故しないか?市場には常に「稼ぎたい」と思っている人たちが参加しており、彼らは今この瞬間に大金を稼げれば良いわけではなく、今後も継続して稼いでいきたいと考えているからです。従って、下値余地の小さい株価が下がり過ぎた今の水準から更に一段売り込むよりは、もう一度持ち上げて上げ相場を作った方が効率が良いと言えるでしょう。

良い例として、国内外共に政府がだらしない中で、投資家レベルでの押し目買いが観測されています。上述のバフェット氏もそうですが日本もあの加藤氏がいよいよ動き出しましたし、やっぱり稼ぐ人はこの下げ局面できちんと拾っているようです。

下げすぎた局面は必ず是正され、また上げ過ぎたら売られます。相場は今も昔もその繰り返し。混迷の度合いを深める中で、きちんとした相場哲学を持ち合わせている者だけが最終的な勝者となるのでしょう。私もこの場面は積極的に拾っていく場面だと思っています。

ところで話が変わりますが、個人的にちょっとビックリしたのがメッツ(4744)の解散決議。取締役会でバンザイしてしまったようですが、もう経営の自信を喪失して「赤字を垂れ流すより止めた方がマシ」と考えたようです。

まあマザーズの銘柄で時価総額も5億円程度と規模も小さかったですが、実際にそう判断する会社にはちょっとびっくりです。赤字を垂れ流しても増資増資で何とか自分たちの役員報酬を確保するゾンビ企業が多い中で、ある種の英断と言えるかも知れないですね。まあ株主にしてみれば、どうせならPBR1倍割れの時にしてくれよ・・・と思っているかも知れませんが。

ひょっとしたら今後はこういう企業が増えてくるかも知れないですね。MBOで退場する企業も多いですが、企業価値が低く評価され過ぎ、また過剰に評価されていると思う企業はドンドン積極的に市場に関与すべきと思います。それによって投資家の見る目は変わってくるでしょう。そしてそれがきちんと正しい評価であれば、市場はドンドン活性化すると思います。


新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に軟調。マザーズのCore指数連動型投信の概要が正式発表されましたが、設定上限は15億円ということで、昨年設定されたJASDAQ-TOP20(1551)の50億円の1/3以下の水準です。

一応設定上限の数字は市場の流動性の高まりに応じて増やすことは可能なようですが、思った以上に規模が小さくがっかりな感じ。ざっくりと考えて、1銘柄に対する実需買い需要は最大で1億円という程度ですから、インパクトは思ったより小さいです。

またJASDAQ-TOP20の場合は、三井住友アセットがETFではない純粋なファンドを上限200億円で設定しました。こちらはぶっちゃけ5億円しか集まらなかったのですが、それでも買い需要は発生させているのですから、本当はこのような他社への波及もあって、もっと盛り上がるべきでした。

これを考えると、やはり東証は遅きに過ぎた、というような感じがします。市場も今はPTS(私設取引所)が勢力を伸ばしてきていますから、いつまでも安穏と殿様面はしていられないと思うのですが。どうも動きが緩慢です。過ぎたことは仕方ないのですが、そのような流れからCore指数設定特需もこれで終わったような感じを受けます。

ただそれとは別に、純粋に新興市場の主力株が比較的好調です。本日もミクシィ(2121)や後述のデジタルガレージ(4819)がアナリストの格上げを受けて底堅さが目立ちました。

また年末にかけてIPOの承認が増えてきました。これらに牽引される形で他の新興市場銘柄にも買いが波及し、強含んでくるものと思います。ここからの新興市場は要注目です。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は小動き。昨日は国内メガバンク3社が決算を発表。同社は減益決算となりましたが他社はそれぞれ好調な数字を出してきました。元々メガバンクはそれぞれ連動性が高いので、総合的にはメガバンクの決算は好調と受け止められ、比較的底堅い値動きが続きました。

もっとも、利益のほとんどは相変わらず債権売買益なので、これで銀行業務主体と言えるのかどうかわかりませんが。同社に関してはとりあえずリストラや支配銀行の一本化などを柱に立て直しを表明しています。

一方三井住友(8316)は上方修正と自社株買いをセットに出してきて、株価も堅調推移。それにしても自社株買いですか、という印象。メガバンクの増資懸念は、峠を越えてきたと言えるのかも知れません。いずれにせよ出口が見えてきた感じです。日本株復活には銀行の復活が必須。金融株は引き続き強気で見ていって良いでしょう。

ロート製薬(4527)は反発。本日は野村が目標株価を引き上げたこともあって堅調な推移。テクニカル的には上値もみ合いの良いタイミングで引き上げられたことで、一目均衡表の遅行線が実線を上回り、上値追いが続きそうです。引き続き1000円割れは仕込み場。

デジタルガレージ(4819)は反落。本日はコスモが投資判断を新規に最上位、目標株価は36万円としたことで朝方から買いが先行。ただ後場には全体相場が下落する中で売りに押されました。

なかなか公募水準である268800円の上値が重くなっていますが、地合が落ち付けば難なく突破できると思います。下準備は整った印象。


【注目銘柄】
JUKI(6440)は大幅高。前場の動きを見て本日の昼に有料メルマガで取り上げましたが、ちょっと遅かったですね。後場寄りからの値動きも大きかったですが、もう少し待ってくれると思っていました。

明日も本日と同じように手がかり難の相場であればみるみる200円まで上昇できると思います。今の相場主体は仕手を主体とした低位株ですね。逆に安心感があります。


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