KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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日経平均は続落。前日のNYはアメリカ財政赤字削減案が交渉決裂と伝わる一方で、フランス国債に対しムーディーズが「利回りの上昇が格下げに影響する」との見解を示したことで、欧米財務不安の高まりから大幅安。格付け機関が利回りの高さを追認するかも、とした皮肉な形に。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。朝方の外資系証券の注文動向は2日続けて1000万株以上の売り越しに。ただ寄りで投げ売りが収まると買い戻しの動きが強まり、一時プラス圏に浮上する場面も。

しかし後場は祝日を控えて再度売り直され、今日は日中の動きが出たものの右往左往するような展開。結局終値ベースでは年初来安値更新となりました。ただTOPIXはやはり年初来安値更新後何とか反発まで切り返しました。出来高は15億株と、昨日に比べて少し回復。

投資判断は「強気の買い」。欧米の混乱が続く中でその姿勢は一歩引いたものになっているものの、今が買い場であるという認識に変化はありません。これ以上悲観に包まれている中で、とりあえず格付け機関アメリカ国債の格下げに関してはそれぞれ否定。少し安心感が出ています。

それにしてもアメリカの共和党も民主党も何を考えているのでしょうか。アメリカの政治家って日本に比べて良いと思っていたのですが、単に隣の芝生が青く見えていただけのようですね。どこの国の政治家も国や世界のことより次の選挙をどうするかだけ考えて、今世の中がどのような状況におかれているのか全く理解していないようです。

世の中どんどん余裕がなくなってきて、今後このような政治不全は世界的に続くのでしょうね。税金を払う意味がなく、上納金だけ納めさせる公の暴力団組織と何ら変わらないような気がします。

日経平均も逆にあまりにも閑散過ぎて、悪材料にも不感症になっています。アメリカ財政赤字削減案が合意されないと昨日の昼時点で伝わっていたのですが、全くの無反応。確かに元々歩み寄りは見られない雰囲気で、万一合意したらサプライズというレベルのお話でしたが、これで売られることも買われることもありませんでした。

ところが、ヨーロッパ市場ではしっかり悪材料視されており、東京市場は「自分で考えて上げ下げする」機能を完全に喪失しています。NYの上げ下げに、寄り付き反応してそのまま一本値、という感じですから。

こうなってくるといよいよわけがわかりません。視点は買いでも信用買いなどは避けて長期戦でも大丈夫なようにし、少しは売りポジションも持っておくべきだと思います。

こんな不安定な世界情勢で無事なのは、世界がどうなろうと全く関係のない仕手株・低位株のみ。逆に一番の安全資産という皮肉な結果になっています。むしろ仕手株すらなかったら・・・と思うとゾッとするような市場展開ですから、仕手株様々とも言えるでしょう。

オリンパス(7733)もある種の仕手株とも言えなくはないですが、日ごとに強気材料、弱気材料が出てくるので、ストップ高・安をつけても明日にはどうなっているかわかりません。

外国人が「上場廃止にしないで」と言ってきていますが、外圧に弱い東証は受け入れざるを得ないのかも知れません。ただGSが6.6%超保有しているということで、相変わらずのしたたかさが見え隠れします。

しかし第三者委員会は否定していますが暴力団絡みの話が出てきた場合は、東証もかばいきれないでしょうから、本当に先々の展開は流動的です。あくまでデイトレに徹した方が良いでしょうね。


新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に軟調。JASDAQではTOBが報じられた大証(8697)や投資判断引き上げのあったフェローテック(6890)といった主力株が買われることで下げ渋りましたが、結局はこちらも終値ベースで年初来安値を更新しました。

一方で新興市場でもジーエヌアイ(2160)を始めとする低位株の意味不明な乱高下が相次いで、いよいよ個人投資家の資金の広がりも第二段階(仕手株、低位株の新規物色対象拡大)に入ったというような感じです。

この後は新興市場銘柄に拡がる第三段階を経て、東証1部銘柄に出遅れの買いが入ってくる流れとなりそうで、もう少し時間はかかりそうですが、やがて割安に放置されている新興市場銘柄に物色の対象が拡がってきそうです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は小動き。世界的な金融混乱の中で何とか100円を保っています。4.5億株と引き続き多い信用買い残ですが、金融危機通過後は構わず一気に買い戻しの動きが強まってくるものと考えられますから、まずは100円水準のキープが第一。

ソニー(6758)は反発。本日も朝方年初来安値を更新してきましたが、切り返して一時値上がり率上位に。明日の祝日を控えて売り方の買い戻しが顕著になってきたということでしょう。正直ユーロも反転しない中でまだ底打ちとは言えませんが、半年後にはあの辺が底だったと言えるような相場環境になっていると思います。

昨日から買いポートフォリオ入れとなったオリエンタルランド(4661)は反落。全体相場の流れには抗えず、といった感じです。まあこの銘柄に関しては逆日歩の付く売り長銘柄ですし、気長に待ちましょう。


【注目銘柄】
GMOPG(3769)は大幅高。こちらは恥ずかしながら昨日の有料メルマガで売りとして取り上げたのですが、大きく上昇し、瞬間的に損切りとなってしまいました。いくら本日の地合が寄安・場中高とはいえ、この上がり方はそれ以外の要因があったということでしょう。GMOAP(4784)の好決算は特に関係無いはずですが・・・。

夏場は調子が良かった売り銘柄推奨も、秋以降は損切りの連続で会員の皆様にはご迷惑かけっ放し。逆にこの下げ相場で、よくこれだけ上がる銘柄を取り上げるとは見事過ぎると自分でもあきれ果てています。すっかり外し屋に。

一応損切り指示した銘柄に関しても、全体地合が悪いのでさすがに結果的には目標株価に到達している銘柄が多いのですが、INのタイミングとEXITのタイミングを見誤っているなら誇ることもできません。単なる結果論ですね。

今回は恥を忍んで売り根拠を全文掲載しますので、反面教師にしていただければと思います。

「▼GMOPG(3769) 東証1部 売買単位1株
307500円 出来高201株

11/22売値 304500円〜310000円(今晩のNYダウが100ドル以上下がって終わるなら下限、それ以外なら上限辺りで)
12/2までの買い戻し目標 280000円

ネット上でのクレジット決済を提供。8日に出した前期決算は2桁の増収増益と増配を発表。そして今期見通しも同じく2桁の増収増益。好調な事業環境をはやして、順調に業績を伸ばしている。足下ではスマホの普及やFacebookなどのSNSに対するサービスでの需要拡大が追い風。

しかし市場の期待値には届かなかったようで、決算後は軟調な展開が続いている。元々リーマンショック後に付けた08年の安値から丁度3年間ほぼ一貫した上昇トレンドが続いてきただけに、3年サイクルの終焉と材料出尽くしと見る向きが多い模様。

テクニカル的には10/13と11/7でダブルトップを示現し、M字型となっている。特に8日の大陰線が致命的で、足下では75日線を割り込んで200日線を伺う局面に。一目均衡表でも雲を割り込んで、今度は厚い雲が上値を抑える流れに。MACDパラボリックなどのトレンド系シグナルは下落傾向を示し、ボリンジャーバンド-2σを拡大する形での下落が見込まれる。

需給面では長期的な上昇トレンドであるからそれ程悪くない印象ではあるものの、短期的には先々週、先週の商いが直近で特に大きくなっており、大部分が現値より上値での膨らみであるから上値を重くしている。信用倍率は直近1.1倍ではあるが、足下の日証金の推移を見ると買い残は差し引き200株ほどに増えている印象。まだ致命的な水準ではないが、悪化の状況は見て取れる。

予想PERは27.6倍で同業他社がいなくなってしまった(ウェブマネーがKDDIに買収されてしまった)ので単純な比較できないものの、親会社のGMO(9449)の8.7倍や情報通信業の平均16.3倍に比べると割高な印象。PBRは6.2倍で、ソフト開発会社であれば人的資源が主のため高くなる傾向があるにしても平均4倍前後であることを勘案すると高い感じ。

売値は本当は11/16に開けた窓(319000円〜323000円)を埋める辺りを狙いたかったが、一目均衡表や75日線を下回ってきたため、その手前の水準で。今晩のNYが暴落するようなら本日の安値を少し超えたところで売りたいが、NYダウで100ドル以内の下落に止まるならば31万円以上の水準まで引っ張りたい。

目標株価は9月最初の上昇起点である280000円に。損切りは売値から3%程度の範囲で適宜」

一応当人としては、売り見通しに一貫性を持っているつもりなので、ボタンの掛け違い箇所がわかれば今後の強い武器になると思っています。お気づきの点などございましたら、またブログのコメント欄やメールなどでご指導いただければと思います。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。