KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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日経平均は続伸。前日のNYはIMFによるイタリア支援報道などで、欧州危機に楽観的なムードが拡がったことを受けて大幅反発。支援報道自体は否定されているものの、欧州主要国の利回りは落ち着きを取り戻しつつあることも好感されました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。為替がドルで78円、ユーロで104円というところまで改善したこともあって外需が買われ、金融・証券といったところも高くなり全面高の展開に。

前場こそ30円幅での推移で、アジア市場が始まると少し弱まりましたが、後場はいつもと違ってスルスルと上値を追う展開に。上昇率は2%を超え、久しぶりの高値引けとなりました。ただし出来高は今まで同様に薄いままでした。

投資判断は「強気の買い」。今週前半はとりあえずドレッシング買い期待もあってとりあえずしっかりしていると思います。商いが膨らまない中でアメリカのイベントも色々控え、まだ予断を許しませんが、上手くはまればようやく「買い、買い」と言い続けてきたことが報われるような展開になりそうです。

IMFの支援に関してはIMF側から否定コメントが出ていますが、もしこれが事実なら買い反転は決定的でした。日経平均が2003年4月の金融危機時の最安値7603円から反転できたのは、5月にりそな銀行の国有化が決定したからでした。つまり大底圏からの反転には何かしらの大きな材料が必要で、今回のIMF支援はそれに十分な条件を備えていました。

今回は一旦否定されましたが、火のない所に煙は立たないので、ほぼ同内容の話は事実として存在するのでしょう。時間の問題とも思いますが、確実に言えることは、いずれにせよ「遂にプラスの材料が出始めたという事実」です。11月に入ってからは「次はどこどこが危ない」という危機を煽る報道ばかりでした。逆に危機を煽るものしか出ていなかったと言っても過言ではないでしょう。

真偽は別としても、今回このような報道が出てきました。これは穿った見方をすれば、売り方が買い玉を十分しこんだことで「雰囲気を買い転換させよう」と画策した結果なのではないかと思います。

ここまで十分下がったので、一度歯車さえ逆回転できれば、上がるのは簡単です。売り方は買い戻しを急ぎ、一気に各国の利回りも落ち着いてくるでしょう。それの規模を小さくしたのがオリンパス(7733)の株であり、それの首謀者は大もうけしたGSかも知れません。

いずれにせよ、これでようやく反発の機運が高まってきたと思われます。為替も落ち着き、ここから一段の下げは想定し辛いのではないでしょうか。アメリカの景気指標で余程悪いものが出ない限りは。

とりあえずそのアメリカもブラックマンデーで過去最高の売上を記録したと伝わり、景気回復に対する実感が消費サイドから出てきました。逆に感謝祭セール後の反動も少し気にはなりますが、今は大人しくプラス材料に酔いしれておけば良いと思います。ここまでの下げがあれだけ厳しかったのですから、この先一ヶ月上がり続けたとしてもバチは当たりません。


新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。本日はIPOにベルグアース(1383)が登場。正直市場的には面白味の無い銘柄ではありましたが、それでも足下の市場の改善期待を受けてきちんと買い気配スタートとなりました。野村が主幹事の意地を見せたとも。

一方で来月19日上場予定だったQ&A(6056)は市場環境が悪いと延期を発表。一部では日興アセット(7156)も延期するかも、と言われています。個人的には環境が悪いと取りやめる会社は、所詮刹那的にしか株価を見ていないので、大したことのない会社だと思いますね。

環境が良くなったと思っても申請してから上場までまたタイムラグがありますし、結局先が見えていないということでしょう。とにかく会社側にすれば仮条件の上限で値が決まりさえすればひとまず安心と思っているだけで、投資家に安いところを買って貰おうという気もないようです。

まあそうは言っても、年末は少しIPOが駆け込みでたくさんありますから、バラけるのは良いことだと思いますが。東証1部が落ち着いてきたことで、新興市場でも買い戻しの動きが出始めてきました。いよいよここから新興市場の反撃も始まりそうです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。欧州不安の沈静化により、100円台を回復してきました。ここまでの下落を考えるとまだまだ物足りず、メガバンクが5%高とかした時に初めて危機からの回復を実感できるのでしょうね。とにかく最低限100円での値固めを期待。

ロート製薬(4527)は続伸。本日はシティが投資判断「買い」で目標株価1300円格上げしてきたことを受けて、ディフェンシブ銘柄ながらも買われる展開となりました。少しずつ外資の評価が高まってきている同社ですが、ポテンシャルを考えても今の水準は割安に放置され過ぎ。大証株の出遅れは、もっと大型株にも意識されてきて良いでしょう。

ソニー(6758)も続伸。ユーロ圏の落ち着きから同社にも買い戻しの動きが強まっており、ここでようやく買値を上回ってきました。やはり1300円台で底打ちと見て良いのではないかと思います。

上述のようにブラックフライデー、サイバーマンデーの売上が好調と伝わり、とりあえず商品提供元であるメーカーにも安心感が出てきています。ここまでとにかく売られた大型株ですから、ここからの巻き返しに期待大です。



【注目銘柄】
石川島建材(5276)は連続ストップ高。週末にHP上で「放射性廃棄物収納容器」が紹介されたことで昨日から動意付いています。直近では、神東塗料(4615)や技研興業(9764)など、放射性物質除去に関する材料が表面化した低位の材料株が急伸する展開となっており、同社にも思惑買いの動きが波及してきています。

それにしても、どこにも記事が取り上げられていないこんなマニアックな会社のHPの更新に、よく皆気付いて買い注文を入れてくるものですね。市場参加者の情報に対する貪欲さにある意味感心します。

これに触発されたのが日本鋳造(5609)。今までは放射性廃棄物を保管するための鋳鉄製容器と言えば同社で、震災後はそれを材料に大きく買われてきました。ちなみにこちらのHPもIRページ以外ほとんど更新されておらず、ニュースでさえ06年で止まっていたりします。

そんな時間の止まった東証2部銘柄達ですが、一般的には東証1部銘柄に遅行します。従来であれば大証銘柄も同様に遅行していたのですが、今回は仕手で盛り上がる大証がむしろ東証1部に先行した形となっているので、現状出遅れているのは新興市場と2部銘柄、という感じになっています。

東証1部銘柄の上昇に乗り遅れた場合は、これらの銘柄を買うに限ります。ただ、まだ東証1部銘柄も上がり始めたばかりですから、全く乗り遅れてはいません。これらの銘柄の存在に留意しつつ、今は東証1部銘柄や仕手株を追いかける地合に素直に乗っておけば良いでしょう。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。