KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

今週のお題「サンタクロース」
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足下の株価急落は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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日経平均は反発。前日のNYは日米欧の中央銀行が金融市場の流動性確保で協調と伝わったこと、ADP雇用統計の数字が良かったこと、中国の預金準備率引き下げが発表され中国成長の回復期待が高まったこと、など好材料が一気に重なり大幅高。

ダウは一気に12000ドルを回復し、各指数共に4%を超える上昇になりました。ダウの上げ幅は09年3月以降最大とのこと。

それを受けた日経平均も朝方から買いが集中。ただ為替が意外に円高に向いていることもあって、また朝方上げたらそこで終わり。その後はじり貧の展開となって、本日の安値圏での引けに。出来高は20億株を久しぶりに超えたものの、値幅は80円もありませんでした。

投資判断は「強気の買い」。本日から12月で、11月12日から「強気の買い」と言い続けてきましたが、ようやく報われた展開になってきました。11月の下旬に安値を更新していく中では孤立無援で「買い、買い」と唱え続け、一部読者からは人格を否定するような罵詈雑言を浴び続けましたが、信念を持って貫き続けた甲斐がありました。

私はここでまず「勝利宣言」させていただきます。当然、ここからが本番で来年には「大勝利宣言」をするつもりですが、ここが今後2年は続く上昇相場の起点になると信じています。何か予測のつかない災害や事故が起きれば別ですが、今までの相場のヒストリカル的な部分を至極真っ当に考えて、下落トレンドは終わりと見ています。

まず今回中央銀行が揃ってドル資金供給策を打ち出したことは、前回否定されたIMFによるイタリア救済と同様に、相場の大転換点をきっかけ作るニュースです。これはある種既定路線とも言えますが、今の中央銀行にそこまで余裕があるのか?という疑問もあったので、ようやく示されたファイティングポーズは間違いなく好材料と言えるでしょう。

「いや、単なる時間稼ぎに過ぎない」という声もありますが、時間稼ぎで上等です。前にも言いましたが、国を救うなんて大それた事はできません。国にできるのは銀行を救うまでで、それならば何とか可能です。それに必要なのが今回の流動性確保であり、リーマンショックの際にも結局これが効いて相場が反転しました。

ヨーロッパの債券価格下落も「逆バブル」と言えましょう。一方でドイツの短期国債がマイナス金利になるという珍現象が起きています。つまり債券価格の方が高いので、結果的に償還時にはトータルで元本割れということになるということです。

安全資産として「AAAのドイツでも長期国債は買えない。短期国債を買おう」という行動が「行き過ぎ」て、結果損をする形になっています。これは丁度リーマンショックの際にCDSによる債券の保証料が元本価値を上回ったことに似ています(もっとも、詳細な説明は割愛しますが、こちらの方がまだ納得のいくケースがあります)。

一方で、前回も申し上げたようにイタリアの半年国債の金利は7%超とやはり明かな異常。プライマリーバランスで黒字のイタリアの国債が半年で3.5%分毀損するかも?という水準なのです。そんなわけはないでしょう。

これらを冷静に考えて、ここから更に下げるとしたら、それは本当に世界の崩壊です。何年か先にそう言う日がいつか来るかも知れませんが、少なくともそれは今では無いはずです。もしこれを信じないのであれば、今すぐ現金を全て使い切るか、農業など生きていく上に絶対必要な仕事を始めるべきでしょう。この世のどこにも逃げ場はありません。

当然、頭の良い政治家達がこの危機を手をこまねいて見ているわけはありません。自分達の首がかかっているので、何とか食い止めようとあの手この手を打ってきます。市場が総悲観の中で11月12日以降のブログで何度もこの手の話を書いてきたので、これ以上は言いません。

その結果、例えば中国やブラジルなどの新興国も金融緩和に乗り出しています。ジムロジャーズ氏も言っていましたが、中国に近い日本は先進国の中で特にその恩恵が強いのです。実際、本日は建機株や機械株の上昇が顕著でした。

そういった追いつめられた各国の金融緩和策が、やがて奏功してきます。「穴の開いたザルにいくら水(金)を入れても意味がない」という人もいますが、とりあえず水を出さない限りは必要な場所に流れてもいきません。残念ながら各国ジャブジャブのお金がまた商品市況に流れていくのも否定できませんが、一方で株式市場にも流れてくるでしょう。

とにかく間違いなく言えることは、世界的に好材料が出始めて、それを素直に好感できる地合が整ったということです。今回の中央銀行の協調だけでなく、以後も次々と何らかの手だてが打たれるでしょう。一つ何か出る度に相場は好感して底離れが進むと思います。

そして次に何らか悪材料が出た時が見物で、それが悪材料視されない地合になって、初めて全員参加型の上げ相場になるでしょう。まだ懐疑の殻から出られない人がいますから。

直近では「25日線を越えてきたから一回売っておこう」などというのは意味がありません。何故なら、今の日本のテクニカルなどは一切関係なく、海外市場の動向で上げ下げするからです。

ならばせめてアメリカ株のチャートを見るべきですが、ダウとS&Pのチャートは共に10/27と11/11の高値を結ぶ上値抵抗線にタッチして、昨日は引けました。個人的には本日一気に上抜いてくると見ていますが、ここは今晩が正念場とも言えそうです。

有料メルマガでは今週から「信用の買いまでも駆使して親の敵とばかりに買っていっても良い頃合い」という表現を使っています。天与の買い場である今買わなければ、多分今後2年参加する場面は無いと思います。加藤氏風に言えば「天から見放されてしまう」でしょう。


新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。売買代金は少し回復しましたが、とりあえず今日のところは主役は東証1部でした。ただどこの市場もまだ値上がり率上位は低位株ばかり。まだ全面高の局面とは言えません。新興市場が本格的に注目を浴びるのは、もう少しだけ時間がかかりそうです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反発。海外の金融株高を受けて、日本のメガバンクにも買いが波及しました。各国が銀行を救おうとしているので、銀行株が上がるのは至極当然。

これも前々からの繰り返しですが、その中でも特に健全な邦銀は、やがて世界の投資マネーがドッと流入してくると見ています。株式市場の復活には内外の銀行株復活が絶対に欠かせません。

ソニー(6758)も反発。世界同時株高の中で、国際優良株・・・と今も言えるのかどうかはわかりませんが、同社にも買いが入ってきています。とにかくここまで下げ過ぎでしたから、買いを入れやすい水準であるには違いありません。このまま11/4に開けた窓(1450円〜1514円)を埋めに行きたいところ。

SBIHD(8473)は続伸。昨日は自社株買いが発表されて大幅高となりましたが、自社株買いはたったの1.6%。それでも直近大きく下げていたところでの買い戻しのきっかけとして大きく貢献した格好です。

そして本日の世界同時株高を受けて、当然のように景気敏感株である同社も買われました。SBI証券も傘下にある同社ですが、本日の業種別値上がり率上位の証券業は株価回復局面に強いです。まだまだ全然評価の足らない水準で、ここから更なる上昇余地は十分あります。


【注目銘柄】
デ・ウエスタン・セラピテクス(4576)は大幅高。一時寄り付きから17.7%上昇しましたが、こちらは昨日の有料メルマガで数多ある低位株大幅高候補の中から一つに絞ってピンポイントで紹介しました。残念ながらストップ高まではいかなかったものの、大きく上昇したので、結果的には良かったと思います。

また、一昨日に有料メルマガで取り上げたアクセルマーク(3624)は昨日ストップ高比例配分。結局メルマガに示した買い値にはあと300円届かなかったのですが、目標株価はあっさり本日クリアしてきました。

折角なので以下に取り上げ根拠などを示します。

「△アクセルマーク(3624) 東証マザーズ 売買単位1株
42100円 出来高362株

11/30買値 41500円〜43000円
12/9までの売値目標 50000円
損切り 4万円割れ

セプテーニHD(4293)の子会社でネット広告やコンテンツ作成。4日に出した前期決算は減収減益。ただ今期に入ってからマーケティング力とSNSゲーム開発に強みを持つfroute社と合併。合併によって今期は大幅な増収増益を見込み、それを受けて株価は急伸。丁度倍化したところから一服となってきている。

今期から事業環境の良いSNSゲーム製作を事業化できた点、またネット広告は引き続き市場規模が拡大していることから事業環境は良く、業績に対する達成確度は高いと見られる。株価的にもゲーム関連銘柄という見方はまだ浸透しておらず、ゲーム株としての評価分は見落とされがちである。

株価は4万円まで調整したところで下げ止まりを見せているが、10/21安値26120円→11/15高値52500円の半値押し水準が39310円となることから、妥当なタイミングでの下げ止まり。本日も4万円を下値に下げ止まり、24日以降は下値を少しずつ切り上げてきている。ストキャスも反転してきたところから、ここから反転の流れに期待したい。

需給面では46000円以上のところで上値にしこりは見られるものの、逆に24日以降商いが減少してきている割には下げ渋っている点で、売りが一巡したと見られそう。特に11/21は大陰線の割に商いが薄いので、42000円〜46000円辺りはしこりが少なそうだ。信用買い残は1161株とやや重苦しい感じもあるが、ここから新興市場の売買代金が盛り上がってくれば、十分にこなせるレベルにはなってくる。

予想PERは20.6倍で、同業のクルーズ(2138)の10.7倍との比較では割高。ただPBRは1.5倍で同6.4倍と比べて圧倒的な割安感がある。

目標株価は半値押しの倍返しと考えれば65000円だが、さしあたって前回高値の5万円近辺での売り圧力を考えて5万円で。損切りは4万円割れも、ボラティリティの高い銘柄のため、瞬間的に割り込むだけであればホールドで」


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そして次回は11月の成績発表です。先月とてつもなく悪かった反動もあって、今月はまあまあだと思います。お楽しみに。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。