KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ちちとして その1

今週のお題「寒さに負けない方法」
6年前の脳の手術から介護施設で半寝たきりの状態が続く父ですが、段々歩く力も弱ってきてスピードも一層遅くなり、距離も今までのように歩けなくなってきました。毎日施設でリハビリを続けているのですが、なかなか良くなりません。

母は「もう父さんも年をとっていく一方だから、悪くなっていくのは仕方ない」と諦め顔ですが、これ以上弱るといよいよ一時的に家に戻ることすらできなくなるので、何とかならんもんかなーと頭を悩ませています。早く介護用のロボットスーツが一般的になってくれれば、とか思ったりするのですが。

今年の正月も何とか家で年を越した父ですが、家ではガンガンに暖房を炊いて寒くないようにして施設のようにぬくぬくの楽園にし、とりあえず最低限の行動は自力でできました。が、立ち上がる時は元より、ベッドから起きあがる時も誰かの手を借りないといけない状態。しゃべるのも口や喉の筋肉がうまくうごかないので、イマイチ何を言っているのかはっきりわからず、耳も一段と遠くなった印象。

最近急激に弱ったのには一つ思い当たる節がありました。2ヶ月程前に父が一度車いすに乗ったままバランスを崩し、壁にゴンと頭をぶつけてしまい、内出血と未だにカサブタが治らないような衝撃と擦過傷を受けてからでした。

施設のお医者さんは「まあ問題無いでしょう」というのですが、それからどうも父の状態が悪化したようなので、私は「一度外の大きな病院でCTとか撮る必要があるんじゃない?ただでさえ父ちゃんの頭には神経質にならないといけないのに・・・」と言いました。

しかし、施設の外で受診するとなると、施設の許可が要るのだとのこと。そして施設はそれを嫌がるのだそうです。と言うのも、身内の他に誰か一人施設の人間が付いていかないといけませんし、手続きが何かと煩雑なようです。

ただ私は「施設の医者とのしがらみや、特に今回の一件は(我々は何も責めはしていないけれども)実質的には施設側の監督不行届もあるから、その問題が大きくなるのを恐れて、外部への受診を嫌がっているのではないか」と訝しんでいました。なので母に何とか一度病院に連れて行ってもらうよう頼むべき、と言いました。

母は「それでいざこざになって施設から出て行ってくれと言われても困るし・・・」と悩んでいました。未だに入居する施設が不足しているので、利用者側が弱い状態は続いています。また「それで結局頭が大丈夫だったら、逆にこの先良くなる希望が無くなるから怖い」とも。それは確かに私も感じないでもありません。

が、私は「足が悪くなったのも、しゃべれなくなってきたのも、耳が悪くなったのも、一度に全部悪くなってきたのであれば頭から来ている可能性が高いから、診てもらってすっきりしてもらった方が良い」と言いました。そして昨年末、何とか施設側に頼んで、外部の病院に診てもらうことになりました。(つづく)