KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

東証システム障害も堅調

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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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日経平均は続伸。前日のNYはISM製造業景況指数の好調や内外の景気指標が好調だったことを受けて反発。各指数共に再度上値を取りに行く動きとなっています。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ただ東証でシステム障害が発生し、上場241銘柄の売買が前場まるまる停止に。折角の上昇相場に水を差しました。それでもしっかりした買いが入り出来高も22億株超えの売買代金1.2兆円超え。値幅は50円未満でしたが、一時8900円に迫る場面がありました。

投資判断は「強気の買い」。本日は日経225の中でも20銘柄売買停止だったということで、恐らく「先物買い、その他224銘柄売り」の形で、機関投資家は今回の上昇タイミングの取りこぼしを避けたと思います。その結果、前場先物の影響が特に強めに出たようで、後場は取引の正常化からそれを解消する動きが出て上値が重くなりました。

また昨日シャープ(6753)が大赤字決算を出して、SUMCO(3436)が工場閉鎖と増資観測を受けてそれぞれストップ安となりましたから、後場は一転売れないこれらの銘柄をヘッジするために「先物売り、その他224銘柄買い」でポジションを作った影響もあったと思います。

それでも日経平均が強い。すごい違和感のある感じですが、それが今の市場の強さを示しているとも言えます。本日の引け後もソニー(6758)がまた大きな下方修正を出しました。もうどこを向いても下方修正のオンパレードなのですが、指数は不気味な程しっかりしています。

そんなわけで私も11月中旬から強気強気で押しているわけですが、じゃあどこまで強気で押すつもりなのか、というと、とりあえず現段階では2月中旬まではこの姿勢でいけると思っています。後半くらいから段々トーンダウンして、一度3月には様子を見たいというのが正直な腹づもりです。

今は良いんです。今は下方修正などは織り込まれていると見られ上昇するのもわかります。しかし後々皆冷静さを取り戻すと、日本企業の収益力の低さ、PER水準の高さなどが国際比較で意識され、上値が重くなってくると思います。ですからとりあえず今は強気で、決算が一巡してから一旦上値が重くなる展開を予想します。

ただ年間を通して考えると、春先の下落を通過すればいよいよ来期以降の回復を本気で期待する感じで一気に強含んでくると思います。ですから長期的には今が買い水準であるという姿勢に変化はありません。

節分天井彼岸底のアノマリーを信じるならば明日が天井ということになりますが、前回も示したようにアノマリーは実際にはほとんど成立しているとは言えません。まだこの流動性を背景に、強気で押していける場面でしょう。

チャート的には前回「日柄調整の方は十分なので、そろそろ反発に転じてもおかしくないタイミングになってきました」としたように、ここから再度上値追いのスタートだと思います。日経平均も25日線と75日線のゴールデンクロスが成立したので、また一つ後顧の憂いが取り除かれました。

MACDも暗転直前から再反発に向かう流れ、またストキャスも好転してきたので、ここ数日は堅調推移が続くでしょう。海外も特に大きく崩れるような材料が無く、目先は安心して見ていられる相場になると思います。

ところで昨日の東京市場終了後にユーロは一気に円安に振れました。ここまたユーロ売りポジションが歴史的な水準まで積み上がっていたので、見事に「仕掛け」が入りロスカットの連鎖がユーロ安に繋がったようです。だからFXユーザー言わんこっちゃない・・・という感じです。

ロスカットというシステムがある限り、金持ちが仕掛ければ一気に今回のようなことが起こります。また当然それを虎視眈々と狙っている筋もいるでしょうから、より加速度を付けて反対売買が行われます。これは一日中FXチャートを張り付いて見ていられる人なら逆手にとって楽勝かも知れませんが、そうでない方はやっぱりFXというツールは止めた方が良いでしょう。

個人的にはやっぱり株が一番無難と思います。信用取引のレバレッジはたかが知れていますし、何より夜は安心して寝ることができます。PTSの夜間取引もありますが、どんなに夜間取引が盛り上がっても(全然盛り上がっていないのですが)、基準値は東証の終値から翌日も始まりますし。

まして何より今が一番株式市場が割安に放置されている時期で、ここからそれが解消に向かう値幅取りが狙えます。FXに浮気していた人でも株式市場は暖かく迎えてくれますから、この流動性回復相場に乗るべきでしょう。

ただそれに水を差したのが本日の東証のシステム障害。こういう時のために大証と重複上場している日立(6501)やソニー(6758)は大証で全然商いが膨らまず、ほとんどバックアップ市場として機能していないことが明らかになりました。何か勿体ないですね。


新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。日経JASDAQ平均は12連騰で、一方マザーズ指数はこんなに市場の雰囲気が良い中でもマイナスに。やはり引き続きネット関連株の弱さが目立った格好です。

JASDAQは好調で、値上がり率上位にはストップ高銘柄が並びます。同じ新興市場でも随分と雰囲気が異なり、ここでも何らかの違和感を感じます。ところで実は東証2部指数も13連騰と好調が続いています。ただ2部銘柄は商いが薄く、なかなか手を出し辛いというのが本音。こちらは参考程度に考えておいたほうが良さそうです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。世界的な金融不安の後退から邦銀にも買い直しの動き。決算も無事通過したことで、世界的な邦銀のポジションの良さが見直されています。銀行ではありませんが同じ金融株として見られる野村HD(8604)の堅調さも牽引した格好。

本日株価は昨年8月以来の120円を付ける場面がありました。短期的に需給は大きく改善しており、歴史的な株価の転換点に向け、着実に歩みを進めている印象です。アジア系マネーなどを巻き込みながら、強い動きの継続が期待できそうです。

GCAサヴィアンG(2174)も続伸。前場は障害の影響を受けて止まっていましたが、後場に取引開始。鬱憤を晴らすように買われ、終値ベースで11月1日以来の高値となり、また8月4日以来75日線を明確に上抜けてきました。

とりあえず上値には一目均衡表の雲上限や10万円など色々な節があり、上値の重い雰囲気もありますが、ここは一枚一枚時間をかけて剥がしていくしかないですね。相方の日本M&Aセンター(2127)の底力にも期待。

ソニー(6758)は続落。こちらも前場は障害で止まっていました。前場は大証ではプラス圏で取引されていましたが、後場東証でマイナススタートから一旦切り返し、その後引けにかけて売り直され・・・と忙しい相場展開でした。

本日引け後に決算を控えていたということで、シャープのストップ安が投資家の脳裏に焼き付いていた感じですが、その決算は案の定大赤字。今期営業利益を950億円の赤字に下方修正し、アナリスト予想などを下回る見通しとなりました。

ただこちらはシャープと違ってとっくに売られており、株価水準も既に低かったですから、悪いのは悪いでしょうし明日売られるのは避けられそうにないですが、それ程ひどい売られ方はしないでしょう。むしろ一巡後のアク抜け感に期待できると思います。

それより何より為替動向を気にしないといけません。同社の場合はドルの感応度は0に近いもののユーロの感応度が高いので、ユーロ相場が安定さえしてくれればいくらでも盛り返せます。同社の行く末はそれ次第というところでしょう。


【注目銘柄】
商船三井(9104)は大幅高。こちらは昨日の有料メルマガで以下のように説明し取り上げました。

「決算通過によってアク抜け感があり、歴史的な安値圏から抜け出す準備が整った印象です。一目均衡表では三役好転の形になってストキャスも好転してきたので、明日も買われる流れを期待したいところです。終値ベースで10月以来の高値水準となっていますから、需給も軽い印象。

ただバルチック海運指数が未だ下げ止まらず、特に今年に入ってから半分以下に落ち込むなど、暴力的な下げになっています。
http://chartpark.com/baltic.html
指数が同社の業績に与える影響は軽微だと同社は説明しますが、そうは言っても株価は同指数に連動して動いてきましたから、無視することもできません。個人的には世界的な金融緩和の動きからそろそろ反転しておかしくなく、そうなった時の海運株の上昇も爆発的なものになるのではないかと思っています」

まだバルチック海運指数が下げ止まっていないところですが、本日は上手く上昇しました。個人的には商品市況の回復に合わせて、同指数も間もなく反転に転じると思います。なので少しずつ仕込んでいく場面であると認識すべきでしょう。


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お陰様で有料メルマガの会員数は日に日に増えて、登録会員数は過去最高を更新中です。実績に派手さが無いので一気には増えませんが、地道に利幅を積み重ねることで更新率が高いのが強みです。この場を借りて皆様にお礼申し上げます。本当に有難うございます。


そして次回は今年最初の成績発表です。1月は忙しさにかまけて全然ポートフォリオ銘柄を増やしませんでしたが、果たして吉と出るか凶と出るか・・・。お楽しみに。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。