KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ギリシャ支援進展の期待感で大幅高!

今週のお題「最近、ハマっていること」
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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

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日経平均は金曜大幅反発。前日のNYはギリシャへの第二次支援が承認されると伝わって、安心感から大幅高。新規失業保険申請件数が順調に減るなど、アメリカの景気に対する安心感も後押しし、ダウはリーマンショック前の水準まで戻してきました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。為替がドルで79円台に、ユーロは104円に近づくと、引き続き大型外需株中心に買い戻しの動きが強まる流れに。いきなり9400円台に乗せた後は強弱感が対立する中で値幅は70円未満の範囲内で終始。

短期的に上昇してきた過熱感や週末要因もあって、引けでは9400円を維持することができませんでした。売買高は26億株、売買代金は1.5兆円と商いは膨らみました。

投資判断は「中立」に。先般から予告していた通り、来週辺りから一旦利益確定売りなどが広がるとの見方から投資判断を一段階引き下げました。これで昨年11月中旬に強気の買いにしてから一貫繰り返してきた強気見通しは一区切り。指数ベースで2割近く上がってきたわけですから、十分でしょう。

で、大体私が相場の見方を変えてから、まだ少し行き足がついて上がったりしますから、天井はもう少し先だと思います。とりあえず月曜は強いと見て、その辺りから一旦利確で様子見が良さそうです。

金曜のNYは引き続きギリシャ支援の進展が好感されて続伸。NASDAQは反落となりましたが、ダウは連日の高値更新。月曜はNYがお休みですから、全般的に様子見気分もありました。シカゴ225は9500円に接近していますので、日本株も寄り付きから9500円に乗せることも十分考えられます。

そうなると日経平均TOPIX共に前回示した「現値水準より3%程上のところを目指す」という目標値に達してくることになります。チャート的にも「表面的には」窓を連発して開けてきているので、利食いの良いタイミングとも言えます。天井形成後はまず2週間程度の日柄調整を要すると見ています。


新興市場は「強気の買い」。金曜は両指数共に堅調。ただ引き続き東証1部よりは弱い上昇となっています。両市場共に時価総額の大きい銘柄が売られ、その他の銘柄が買われるような流れになっています。

個人的には来週東証1部銘柄にやや買い疲れ感が出てきたら、今度は出遅れ感の感じる新興市場銘柄の出番だと思います。遅れて出てきた個人投資家の買いに注目でしょう。

そしていつもの東証2部指数は24連騰となりました。最高記録は26連騰らしいですがどこまで記録を伸ばせるか。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は小動き。ギリシャ支援に道筋が見えたことで、銀行株は一喜一憂の「一喜」部分が出て強含み。一時132円の高値を付け、昨年8/1の高値となりました。

それでも先般書いているように、やはり10年の60億株の公募水準130円という到達感で、ちょっと上値抵抗感。この辺りは致し方ありません。時間をかけて解消するしかないでしょう。


ソニー(6758)は続伸。為替、特にユーロ安の反転から外需株の買い戻しに乗って、昨年11月1日以来の高値水準を付けてきました。本当はせめて1700円乗せまで追い掛けたかったのですが、この辺で利食いとします。

長期的にはまだ上を目指せると思いますし、来週ももう一伸び期待できますが、一旦は過熱感を見る向きの利食い千人力に押されそうです。その他の外需銘柄をポートフォリオに組み入れることで対応しますので、ソネットエンタテインメント(3789)も同じソニー系でポートフォリオに入っていることからも、これでお役ご免とします。

来週月曜は高いと見て、もし1700円に乗せるなら1700円で、そうでないなら月曜の引けで売却、利食いとします。


金曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとなった安川電機(6506)は続伸。無事200日線を抜けてきました。ただいきなり調子よく上昇し過ぎたので、来週は一旦反落の場面を想定すべきだと思います。月曜は良いとして、以後は5日線辺りまでの調整を余儀なくされそう。


【注目銘柄】
SUMCO(3436)は反落も朝方は800円を突破する場面も。こちらは7日の有料メルマガで取り上げ一時は損切りの憂き目に遭うも、一貫した強気を主張し、何とか本日目標株価800円に達することができました。上昇率は12%に。

8日に一部公開しましたが、目標達成記念に取り上げ根拠の残り部分を公開します。ただ文字数の都合上、前回と重複する部分はカットします。

「△SUMCO(3436) 東証1部 売買単位100株
716円 出来高3383500株

2/8買値 721円以下
2/24までの売値目標 800円
損切り 685円割れ

【評価】
業績     △
テクニカル  ○
需給     ◎
同業他社比  ×
その他ポイント アク抜け感や半導体業界の底打ち感。

シリコンウエハ製造。半導体、ソーラーパネル共に世界的に事業環境が厳しさを増す中で、先日大規模な事業リストラを発表。不採算のソーラー用ウエハからの撤退と、半導体ウエハの再編を目的とした特損及び増資計画を打ち出し、報道直後はストップ安まで売り込まれる流れに。

ただ既に事業環境の悪化を受けて震災後からほぼ一貫した右肩下がりの株価推移を見せ、高値から1/3の水準まで下落してきていたところであったため、アク抜け感から翌日は一転ストップ高に。リストラ計画による不採算事業からの撤退、またコスト削減に向けた動きに期待感が高まって、来期の回復に向けて膿を出し切る形と好感された。

予見されていた最悪シナリオが明確になったことで、むしろ売り一巡感が出て反転の流れになってきた。また増資も主要株主相手の優先株のため、ひとまず希薄化懸念が和らぐ格好に。

テクニカル的には75日線を上抜けて、上値の節は一つ無くなった格好。また昨年10月以降200日線との乖離率が50%近くに達している状況が約3ヶ月近く続いていたが、これはやや異常な状態とも言える。足下はその解消局面であり、200日線に接近する流れであると思われる。

MACDパラボリックは好転継続で上昇トレンドに。また一目均衡表では雲抜け及び遅行線の雲入りを示現。ボリンジャーバンド+2σ到達感から上値は少し重い印象もあるが、上向きに拡がっている段階であり、+2σを追い掛ける形での上昇継続に期待。

(中略)

目標株価は10月にダブルトップを付けた800円を少し超えた程度のところまで。損切りは本日安値を割り込む685円割れで」


竹内製作所(6432)は大幅高。こちらもやはり8日に当欄で取り上げ「前回の高値645円抜けは十分可能」としましたが、本日無事上抜いて、昨年9月以来の高値水準を付けてきています。こちらも有料メルマガでは目標株価を提示していますが、ユーロ安を支援材料にまだ上値を目指せると思います。


ライト工業(1926)は大幅続落。こちらは12日の有料メルマガで売りとして取り上げました。ところが損切り条件に達してしまい、小幅損切りとなってしまいました。その後、日銀の金融緩和が行われて流れが一変し、結局良い塩梅に落ちてきています。

そんなわけで失敗の銘柄なのですが、一応下落理由などは参考にできるかと思いますので、有効利用するために以下に取り上げ根拠を全文掲載。

「▼ライト工業(1926) 東証1部 売買単位100株
506円 出来高1045800株

2/13売値 502円〜510円
2/24までの買い戻し目標 430円
損切り 532円超え、もしくは終値ベースで517円超え

【評価】
業績       良好
テクニカル  短期的には悪い指標が目立つ
需給      短期的に悪化。特に信用買い残
同業他社比 どちらとも言えない
その他ポイント 好決算・節目・イベントの通過。500円での信用買い残

東北発祥の基礎・地盤改良で法面(人間が手を加えた斜面)緑化や耐震補強に強み。復興需要ど真ん中の銘柄として、震災以後は順調に買い上げられてきた。特にその専門性から同社の受注は現実的にも急拡大。7日の第三四半期決算発表時には今期見通しを上方修正してきた。結果、四季報予想を上回り、営業利益は前期比70%増の急拡大。

受注は引き続き好調で、来期も業績の拡大は見込まれるものと思われる。それに合わせて株価も長期的には上値拡大余地があるが、ここまで一本調子で上昇してきた反動もあって、一旦は反落する場面を想定したい。復興庁発足というイベント通過による一巡感も見込む。

まず株価水準としては500円という心理的節目到達感が挙げられる。今年に入ってからも500円を手前に株価は逡巡を見せ、今月に入ってから決算期待で上抜けた。結果、決算翌日には532円の高値を付けたが、そこで出来高を伴った陰線を形成。足下は出来高を減らしながら続落歩調が続いている。

テクニカル的には200日線との乖離が50%を越えているところに過熱感が強く出ている。一般的には上下共に乖離率は40%程度が限界とされているが、50%を越えたまま1月中旬以降高値推移が続いている。一旦反動が出てもおかしくない場面である。

MACDは暗転に転じているが、パラボリックなどは好転継続。一目均衡表も三役好転となっており、長期トレンドは上昇傾向。ただボリンジャーバンドは+2σに達した後に下落に転じてきており、短期的な買い一巡感が表れている。

需給面でも長期上昇トレンドが続いてきたことで回転が効いている状態。ただ短期的にはやはり8日の陰線で大商いとなっており、買い一巡感が見て取れる。

信用買い残は今年に入ってから再度増加傾向に転じ、特に株価500円を超えた水準で急増。これは500円超えの原動力の大部分が信用買いだったものと見て取れ、逆に500円を割り込んだら上値が重くなることを意味する。

直近でさらに買い残は積み上がっており、1月当初は差し引き30万株程度まで改善してきていたものが、160万株まで拡大。一般的にはこのように上昇してきている銘柄は売り長になるものであるが、そのようになっていないところで上昇の持続性に疑問符が湧く。ちなみに先週の日証金の動きを見ると、一段と買い残が積み上がっている様子である。

予想PERは20.9倍で、同業のサムシングHD(1408)の42.1倍との比較では割安。またPBRも0.9倍で同6.0倍との比較では割安である。ただし、サムシングHDの方は完全に需給主導の相場展開になっており、指標的にまともな数字を示していないと考えるのが妥当。

安全策を採るのであれば、売値は500円割れを確認してからの方が無難ではある。目標株価は75日線手前辺りの430円で。ただしボリンジャーバンド-2σでも一旦抵抗力がありそうなため、450円辺りからは随時利食い圏と見ていきたい。長期的には上昇トレンドの途中であり、あくまで短期的な下落部分のみを切り取る形を意識。損切りは532円の高値超えか、終値ベースでの高値となる517円を終値で付けた場面で」


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。