KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ギリシャ選挙を控えて上値重く

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは欧州の混乱に対して各国の中央銀行が協調して対応すると伝わったことからしっかり。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ為替が円高に振れたことやチャート的な上値の重石、また何よりギリシャ選挙を控えた様子見ムードから、前日終値を挟んで一進一退の展開に。

昼休みに日銀の金融政策決定会合で現状維持と報じられると、為替は一段の円高に振れ値を消す展開に。結局何とかプラス圏で終えるのがやっとでした。出来高は14億株台と薄く、売買代金は1兆円割れで、今週は遂に1兆円を超える日はありませんでした。週間ベースでは続伸となったものの、陰線となって力強さには欠けました。


投資判断は「強気の買い」。それにしても日銀はあれだけ各方面からプレッシャーを受けておきながらも、現状維持でETF買取枠の拡大なども無し。ある意味すごく強靱な信念を持っていると言えましょう。それが投資家や日本にとって良いのかどうかは別ですが。

一方それに対して市場の反応が薄かったところが良かったというか情けないというか。今の日本株は日本固有の要因では動きません。消費増税に対しても決着するか否かは関係なく、全ての関心事が欧州を中心とした海外に注ぎ込まれています。

よもやこんな国も珍しいと思いますが、それもこれも市場参加者の大部分が外国人投資家という歪な構成によるもの。参加者に日本人が少ないため、株式市場は日本にあっても日本のものではない印象です。

昨日は投資主体別売買動向が発表されましたが、その外国人が大幅な売り越しという結果に。これはショッキングでした。特に6月第一週は最安値からの反発過程でしたから、ここで外国人が買っていないというのは意外感があります。海外の不安定さからリスク回避の動きが出たようですが、日本株のメインプレーヤーがほぼ唯一の売り手とは。

これはなかなか判断に難しいところですが、良いように捉えれば、地合が改善してきた際には日本株のウエイトを高めるために彼らが大きく買ってくる余地があるということでもあります。ちょっとこの辺りは特殊要因があるかも知れませんから、来週の数字を見て外国人の動きを推し量りたいですね。

金曜のNYは出てきた景気指標が予想を下回ったものの、逆に20日のFOMCの金融緩和に対する支援材料になったとの見方から堅調。ダウとS&Pは5月下旬の戻り高値を上回り、一旦リバウンド色の濃い流れとなっています。

あとは明日のギリシャ選挙に注目ですが、もう何がどうなろうと、ギリシャだけの問題でここから下押すことはないでしょう。アメリカでも欧州でもそのような機運が高まっている結果、週末の株価は共にしっかりしていました。

あるとすればスペインかイタリアの話で、今はまた誰かがイタリアに火をつけようとしています。ひょっとしたらまた格付け機関のターゲットがイタリアに向いてくるかも知れません。

それでも国債入札も無事通過しましたし、そもそももう大体燃え尽くしてしまったので、再度火を広げるには可燃性のあるものを蓄える、すなわち株価がもっと上がってからでないと、売り方も盛り上がらないでしょう。

ちなみにTOPIXの方は一足先に25日線を上抜いてきました。本来はあまり大きな意味はなさそうですが、出来高が薄いので結構大きな抵抗力となっていた同線なので、一応の明るさは感じられました。

日経の方もシカゴ225先物が8630円となっていますが、ギリシャ選挙の結果を真っ先に織り込むのが日本ですから、この数字は上下どちらかに振れる可能性もあります。個人的には上述のようにアク抜け感に繋がる可能性が高いと踏んでいるのですが、さてどうでしょうか。とにもかくにも月曜の動きに注目です。


新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。前日にDeNA(2432)がコンプガチャ問題後初めての第一四半期好決算予想開示と発行済株式総数の10%に及ぶ自社株買いを発表。またエイチーム(3662)も好決算を出したことでSNS関連株が揃って買い気配スタートに。

それによってSNS関連株の多いマザーズ指数は堅調推移となりましたが、JASDAQの方は東証1部同様に週末を控えて様子見の売りが出ました。ちなみにエイチームは結局引けでは下げに転じました。

SNS関連株に関してはギリシャ選挙がどうなろうと、あまり市場連動性が強くないですから、ある意味ディフェンシブ色が強い株。そういう意味ではコンプガチャ問題の影響度合いがはっきりすれば、この地合で買われやすい株ということになるのでしょう。実際の業績はどうであれ、直近大きく売られた印象の強い株ですから、買い戻しは入りやすいと思います。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は大幅続伸。上述のようにDeNAが買われたことで、大株主の同社にも買いが入ってくる格好に。また同社自身もSNS関連株という見方も若干できますから、上手く地合に乗れた形に。

テクニカル的には底打ち感を出すことができましたが、窓を開けて25日線を抜けられなかった点がちょっと苦しい。来週地合に乗って一気に上抜くことができれば初めて「一皮剥けた」と言えそうです。


みずほFG(8411)は続伸。5/2以来の高値を付け、一応5/7に開けた窓を埋めてきました。ギリシャ選挙後の金融株の戻りに対して期待が高まっている格好。またアメリカの金融緩和実施などで過剰流動性相場が始まろうものなら、真っ先の買われるのがメガバンク株。日本株に対して強気で見るなら今が一番買い時です。


NEC(6701)は大幅続伸。金曜の日経1面にルネサス(6723)への融資が報じられると、アク抜け感から大幅高に。一応同社は引き続き難色を示しているものの、少なくとも株式市場的にはこれで「織り込んだ」様子。

テクニカル的には明確に25日線を上抜けて、一ヶ月ぶりの高値水準に。ストキャスは高値で暗転しかかっているものの、一目均衡表では遅行線が実線と重なったところで上抜けの雰囲気が出ています。とりあえず雲や75日線のある140円辺りまでは節が無いので、その辺りまで戻してくれてもバチは当たらないと思います。


【注目銘柄】
宮崎銀行(8393)は大幅高。金曜の値上がり率2位となりましたが、その他青森銀行(8342)やみちのく銀行(8350)など、地銀株の値上がりが目立ちます。

実は分足を見ると、金曜の値上がり率上位銘柄の大部分が引け直前に大きく買われた銘柄と言えます。これはつまりギリシャ選挙を控えてポジションを縮小しておきたい売り方が、最後に買い戻しを入れたものと考えられます。

ここまで特に売られ続けて安値更新が目立った地銀株なんかは、売り方による売り浴びせが大きかったでしょうから、その特徴が顕著に出たのだと思われます。そしてギリシャ選挙後の金融株の戻りが強まると見る筋も多いということでしょう。

地銀株に関しては、新四季報などを見ても今期一段と業績が悪化している銘柄が多いです。と言うのも、地元の有力企業の資金需要が世界的な不況の中で伸び悩み、また現金保有が高まる中で、優良企業に対する融資も増えません。また足下は何とか中小企業に対する金融円滑化法による与信コストの減少で、利益を出せているに過ぎないからです。

その円滑化法もとりあえず今期いっぱいで期限を迎えることや(条件付き延長は有り得るでしょうが)、メガバンクが中小企業に対する融資にも本腰を入れてくることで地銀の収益力は益々弱まってくると思われます。

そうなると、やはり弱いところから救済合併などを求め、業界再編の機運が高まってくると思います。今年から来年あたりにかけて、地銀の再編が何かと増えて話題になってくるような感じがします。

有料メルマガでは先週地銀の一つにスポットを当ててみました。欧州危機が収束すれば当然金融株が強くなるものと思われますが、4月以降特に大きく売り込まれた地銀株への巻き戻し買いが強く入ることを期待しています。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。