KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

夢見果てたり・・・

今週のお題「花火」
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ロンドンオリンピックに湧いている昨今ですが、日本勢は奮闘すれどもなかなか金メダルには届きませんね。4年間頑張ってきたものの、惜しくも夢に届かず・・・というのは、選手の悔しさはいかほどのものか。

ここにも夢破れた男が一人。残念ながら前回の2000万サマーは、その期待むなしく300/20000000円にまで減じられてしまいました。要は末等の300円しか当たらなかったということですね(T△T)

まあ、元々当選確率が2万分の1でしたから、この前マリンスタジアムの日ハム、ロッテ戦を見ながら「あぁ、ここにいる観客の一人がホームランボールを取れる確率くらいかー」なんて思ったら、非常に絶望的な気持ちになりました(-。−;)

ホームランボールは選手の能力に応じて、右打者でプルヒッターなら、レフトスタンドのポール寄りに行って・・・などと、まだ捕球確率を高める努力はできますが、宝くじは完全に運しかありませんからね。もうどうしようにもありません┐( ̄ヘ ̄)┌

まあ元々もらい物の宝くじでしたから、良い夢を見られたことと2回もブログネタに出来たことを感謝しておきます。当たったらブログに書けませんしね・・・あーあ。ガッカリ(T△T)


さて、良い夢を見たい日経平均は続伸。前日のNYはECBによる政策期待の高まりから続伸。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。為替の円安なども追い風に、買い戻しに拍車がかかり一時9000円にまで迫るか、という勢い。

しかし後場にはTOPIXが一時マイナスに転じるなど急失速。チャート上の節目に達したことや、ここまでの戻りが急だったこと、明日の日銀政策決定会合に対する様子見ムードなどなど、手控え要因には事欠かない感じでした。

売買高は20億株、売買代金は1.2兆円と、ここ最近では大きく商いが膨らんだ格好に。ようやく75日線を上回りましたが、材料ナシでは最後の抵抗線200日線は上回れませんでした。


投資判断は「中立」。本日は大きく上がりましたが、前回に引き続き、為替との乖離が非常に違和感を感じさせました。日経平均が9000円に迫るには、それなりの為替水準が必要でしょう。

単純に前回9000円を付けた一ヶ月前の7月上旬には、ドル円は80円、ユーロ円は100円前後でしたから、当時より明らかに今の水準の方が円高です。なのにこれだけ強いのは、やはり売り方の買い戻しが続いている「だけ」だからでしょう。

特に今日は日経平均TOPIXの乖離が大きく、後場にはTOPIXがマイナスに転じる場面もありました。いつもであれば「指数寄与度の高いファーストリテイリングなどが上昇したから」とか説明できますが、本日に関しては確かに上昇はしているけれども、それ程でもありません。

これはすなわち日経平均先物とTOPIX先物の売り残の差だと思います。日頃取引が多く、特にNT倍率の乖離から日経平均先物の売りが大きかった。その買い戻しが優劣を分けたのだと見ています。

また、7/26のブログでは「8月は下落の月になるにしても、少なくとも目先のリバは取りに行って良いでしょう。足下で信用評価損率は19.6%と陰の極を示す20%に接近し、空売り比率は最高水準の31%となっている模様。前回30%台だったのは6月上旬だったこともあり、これらの数字を見る限りはそろそろ売りも陰の極という頃合い」としました。

こうして振り返ってみると、やはり「空売り比率30%越えが底値」説は6月の底値を示して以来、またその効果を見せつけた格好です。そこから6月は1ヶ月のリバウンド相場に入りました。

であれば、恐らく目先7/25の安値を割り込むことは無いと思います。ただし前回「例年ドル円は8月の第5,6営業日辺りに目先のピークを打って一ヶ月間は円高に向かう」としたアノマリーに従えば、丁度今日辺りがここ一ヶ月のピーク、ということになります。

そうなると、この買い戻しがいつまで持ちこたえられるか。私は8月は弱いと見て、緩やかな下落トレンドを想定しています。ただ、それはこれまでみたいに底知れぬ不安感の中で安値を割り込むようなものでは無いと思っています。

イメージとしては8月は三角持ち合いの月。6/4と7/25の安値を結ぶ下値抵抗線と、4/4の急落後の戻しである4/5、及び7/4高値を結ぶ上値抵抗線が作る三角持ち合いの中での推移が続くと見ます。それに従えば、今は丁度上値抵抗線に接したところで、短期的には8500円を目指す下落転換したのではないかと思われます。

丁度今日の出来高を伴った上ヒゲがそれを示唆しているようにも映ります。この下落トレンドを跳ね返すには、明日日銀が思い切った緩和策などを提示してくることですが・・・前回も述べたように、それはまず無理でしょうね。

政治絡みでは野党の内閣不信任案提出が、また消費増税論議に水をかけ、海外勢の日本国債売りを呼び込みかねず、非常に神経質な状況と言えます。昨日の東証の国債先物のシステム障害は、私は海外勢から大量の売り注文が入ったからではないのか、と思いました(ただし東証はルーター故障が原因と言っていますが・・・)。

それにしても、少なくとも次の政権を狙う自民・公明党辺りは消費増税という爆弾を民主党が処理してくれるわけですから、むしろ願ったり叶ったりのはずで、不信任案なんて出すわけが無いと思うのですが。本当にギリギリのところで政争の具にしてくれますね。ギリシャの混乱から日本は何も学び得なかったのでしょうか。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。前回も挙げたように、新興市場が上がらない理由は為替に関係ない内需株が多いため、及び空売りの入り辛い新興市場には、その買い戻しが入らなかったことによるものと思います。決算も出揃うまでもう少し時間がかかりますから、引き続き今は新興市場に触り辛い感じです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反落。全体相場がしっかりしている中で、特に8月以降は上値の重い展開が続いています。この辺りは前回も指摘したように「公募価格の130円」が重くのしかかっているのだと思います。明日の日銀政策決定会合で何らかのサプライズがあれば上放れのきっかけにもなりますが、その可能性は極めて薄いでしょう。


ソフトクリエイト(3371)は続伸。地味ながらも同社にしては商いを増やし、終値ベースでは3月権利落ち後の高値を付けてきました。まあ正直実態ほどの意味はありませんが。

後述の富士ソフト(9749)が昨日好決算を出して大幅高してきましたが、今回の決算の特徴としてSI(システムインテグレーション)系の企業が好調です。その波に同社も上手く乗っている格好です。

それで引き続き1180円〜1215円の壁が厳しそうですが、この銘柄の特徴としてはβ値が小さめで地合の良い悪いがあまり関係ありませんから、ここから地合が多少軟化してもその効果は中和されます。優待、配当狙いの買いが風穴を開けてくれることに期待。



【注目銘柄】
キヤノン(7751)は反落。ここまで順調に上昇していましたが、遂に力尽きた格好。まだ自社株買いが終わったわけではありませんが、日証金で貸株が今週に入ってから増加しており、自社株買い終了を睨んだ下落を見越した筋がドンドン入り込んでいる様子。

特に自社株買い開始直後に、それまでの空売り筋はほとんど撤退してしまったので、ここから買い戻しが入るリスクも小さいですから、今の地合の中で売り入りやすい銘柄となってしまっています。

それで昨日配信の有料メルマガでは「本日の寄り付き2790円を割り込んだら終了」としていたので、今日で終わりにしましたが、取り上げ時からの上昇率は10%超に。最大では12.3%の上昇まであり、非常に実のある果実に育ってくれました。

そんなわけで、また上手くいった記念に、7/26に取り上げた際の根拠を記します。


「△キヤノン(7751) 東証1部 売買単位100株
2470円 出来高32252400株

7/27買値 2470円〜2543円
8/7までの目標株価 2900円

【評価】
業績      △(ただし直近の株価に下方修正分は本日の下落で織り込まれたと見られる)
テクニカル  △
需給      △(ただし短期に絞れば○)
同業他社比 △
その他ポイント 直近売られ過ぎのリバウンド

光学技術を生かしてカメラや複合機などで高いシェア。昨日発表した中間決算では増収増益を達成したものの、営業利益実績は前年同期比8.9%増の1752億円にとどまり、市場コンセンサスを100億円程度下回る内容。レーザープリンタの下ブレや、円高が大きく影響した格好に。同時に通期予想は4500億円から3900億円に下方修正したことで売りが殺到。商いを伴った急落で年初来安値更新となった。

それでも前年比でしっかり増収増益を確保しており、業績は順調な回復基調に乗っている。ここまで売られる筋合いはなさそうで、下期偏重の季節性要因もあることから、今期見通しは十分達成可能と見る。

通期見通しの想定為替レートはドルで80円、ユーロで100円と設定したことで、依然現在よりも円安水準となっているが、現値との乖離も小さく保守的な設定と思われる。なお、1円の円高で下半期の営業利益がそれぞれ53億円、29億円の減益要因になるとのこと。逆に為替さえ安定すれば、上方修正も可能になってくると言える。

テクニカル的には各移動平均線を下回って下落トレンドが続いているが、本日の急落で大きな窓を開けて、下ヒゲを長く伸ばしてきた。典型的な売り一巡場面と見たい。

MACDパラボリックは暗転しており、一目均衡表も三役暗転の形。ただストキャスは安値好転しており、ボリンジャーバンドは-2σを大きく下回ってきた。少なくとも-σ程度までのリバは期待できるタイミング。RSIは7月下旬以降10%を下回り続けており、200日線との乖離率も本日一時30%を越え、リーマンショック後の09年3月以来の水準をマークした。

需給面でも10年4月以降の下落トレンドの中で、全体的な需給は悪いと言える。ただ7/20以降の下落局面において2827円〜2872円、2681円〜2686円、2543円〜2636円と3つの窓を開けて下落しており、直近の価格帯だけに限れば上値は軽い。信用買い残は差し引き290万株で震災直後以来の高水準であるが、前日までの平均出来高で見ても十分こなせる水準で、それ程重石にはならない印象。

予想PERは11.6倍で、同業のリコー(7752)の11.3倍との比較ではほぼ同等。むしろリコーも今後下方修正の恐れがあると見れば、割安と言えるかも知れない。PBRは1.2倍で同0.4倍との比較では割高。

損切りは買値から4%程度下の水準で適宜」


富士ソフト(9749)は大幅高。こちらは先週の有料メルマガにおいて「今回の決算ではSI系の企業が好調。であれば、富士ソフト(9749)なんか狙ってみても良さそうです。同社は7日決算ですから、7日に買うのでも大丈夫」としました。

そして昨日発表の決算は、案の定営業利益・経常利益がそれぞれ3倍、5倍の超好決算。子会社の再バネットシステム(4312)やヴィンキュラムジャパン(3784)、サイバーコム(3852)の決算がそれ程でもなかった割には、本体が大きく頑張りを見せました。

ただ注意が必要なのは、今回の決算は、決算の善し悪しは次の日に過剰に織り込んでしまい、その後買われた、もしくは売られた反動が出てくることです。

前回取り上げたIIJ(3774)が好例で、ほぼ目標株価まで上昇を見せて当初設定の投資期間は何とか終えたものの、持ちこすと売られてしまいました。まあ真っ当に見れば再度ここから切り返して上がっていくと思うのですが注意が必要です。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。