KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀の金融緩和を受けて急騰!

今週のお題「おじいちゃん&おばあちゃん、ありがとう」
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日経平均は本日大幅反発。前日のNYは景気敏感株の宅配大手FedExが業績見通しを引き下げたことで上値が重かったものの、時価総額最大のAppleがiPhone5の予約好調を受けて700ドルの高値を超えたことで強弱感が対立。高安マチマチで何とか高値圏をキープしました。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。話題の再上場JAL(9201)が無難に離陸できたこと、また後場にも結果が伝わってくる日銀の金融政策決定会合に対する期待感から朝方からしっかりの値動き。昨日急落したファーストリテイリング(9983)が反発したことも指数押し上げに寄与しました。

そして後場に日銀の金融緩和決定が伝わると、先物主導で急騰。一気に9300円を伺う動きに発展しました。引けにかけては利益確定売りに押されて値を消したものの、それでも9200円台は維持。売買高は20億株越え、売買代金は1.4兆円弱とSQを除けばほぼ1ヶ月ぶりの活況でした。


投資判断は「強気の買い」。今回も日銀は緩和はしてこないのではないかと思ったのですが、10兆円の追加緩和を打ち出してきました。規模やインパクトはアメリカに遠く及ばないものの「あの消極的な日銀が緩和に動いた」という事実が大きかったのだと思います。ETFの買い取り枠増額が無かったのは残念でしたが。

個人的には資産買い入れ基金の10兆円増額という金額こそ大したことないですが、実は「債券の入札下限金利を撤廃」したことが大きいのではないかと思います。前回も書きましたが、実際には日銀が金融緩和目的で国債の買い取りオペを実施しても札割れの状態が続いています。つまり金融機関が国債を売ってくれないので、市中にお金を流そうとしても流せません。

それが下限金利を撤廃した、すなわちもっと高い値で買い取っても良いよ、と決めたことで、スムーズな買い取り実施に期待できます。本質的にはもっと景気が良くなれば下限金利撤廃などを行わずとも緩和効果が出せるのでしょうが、とりあえず今できることをやったという努力は見て取れます。

これで一応日米の緩和が出揃ったので、後は株も黙って上がっていくだけでしょう。買い余力のほとんどを買いに傾けても良さそうです。必殺「今買わなければいつ買うのか」の状態。

日経平均はチャート的には8月の戻り高値水準を上回ってきました。TOPIXはギリギリ抜けませんでしたが、ここの突破も時間の問題と思います。770ポイントに乗せれば三角持ち合いも上抜け、一段と買い圧力が強まってくるでしょう。

やはり9500円の回復はほぼ間違いない感じで、再度5/7のGW明け後に急落した窓を埋めに行く動きになりそうです。価格帯出来高の薄さ、また為替の(短期的な)安定感が支援材料となり、上値は軽いものと思われます。

また、売買代金もさすがに盛り上がってきたことは良い兆候です。先週末はSQ分を差し引いても1兆円超え。ようやく3日連続で越えてきており、市場エネルギーの高まりを示唆しています。今までが特に閑散相場だっただけに、その反動による流動性向上も期待できます。年末にかけて過剰流動性相場に突入する可能性すらありそうです。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。東証1部がしっかりしていることもあって、新興市場もさすがにしっかり。ただ双方共に主力株がそれ程でもなく、東証1部ほどの力強さはありませんでした。

やはり今週いっぱいは相対的に弱い動きが続きそうです。出遅れ感が出てくるには、恐らく日経平均で9500円を回復し、投資家が次なる出遅れ株を血眼になって探す段階になってからだと思います。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は小動き。アメリカに続き日本も金融緩和策を打ち出したことで、金融株に特に買いが入る格好。一時4月以来の高値137円を付けましたが、引けにかけては売りに押されました。他のメガバンクも同様で、実際の緩和が出た後場は結局行って来いに。

さしあたってここまで一気に駆け上がってきた反動も出た格好ですが、私はこれで既に金融相場に突入したと思っています。なのであとは放っておいても上がっていくはず。市場全体の流動性が高まれば、同社のように上値の重い銘柄の方がたくさん仕込みやすいわけですから、注目度が上がってくるものと思われます。


GCAサヴィアンG(2174)は堅調。東証1部上場以来ようやくまともに値が上がり、一時値上がり率ランキング上位に顔を出しました。テクニカル的に25日線に下値支持されて反発。ようやく5日線を抜いてきましたから、とりあえず短期的な上昇は期待して良いでしょう。200日線維持が目先の課題。


任天堂(7974)は続伸。ただ、昨日目標株価の1万円に到達したので、昨日にて終了となっています。為替が円安に振れていること、また東京ゲームショウが近いことで、ゲーム関連株に期待感。ただし同社は出展しませんが。

株価的には短期過熱感、目標達成感などから一旦9500円辺りまで下押す場面が来ると思いますので、それまでしばしのお別れとします。歴史的な大底を打ったかどうかまでは判定できませんが、為替の円安が続けば普通に業績は戻りそうですから、為替の動きを見ながら再エントリーのタイミングを伺いたいところです。


マネックスG(8698)は反発。こちらも無事目標株価15000円に到達してきたので終了となりました。世界的な株高観測から証券株が買われる動きに。

と言うわけで、ポートフォリオ銘柄の証券株部門が空席になったものですから、以前も書いたようにSBIHD(8473)を代わりに追加します。あの告発で有名な雑誌FACTAに目を付けられて以降ボコボコに売られていますが、かなり安くなってきました。最新号でも目立った進展は無かったので、しばらくは新規の悪材料も出ないでしょう。

実際に何かあるかどうかは不明ですが、まあ北尾氏も根回しが上手いですし。ライブドアがちょっと粉飾したら上場廃止でしたが、日興は企業ぐるみの粉飾でも廃止されませんでした。結局はその根回しの巧拙が、企業の命運を左右してくると言えます。そもそも裁判中は上場廃止とかはないと思いますから。

そんな怪しさもあるため、株価は出遅れ感が強いです。ただ業績はここから世界的な株高に向かうのであれば、同社の行う金融事業にはどれもプラスに働いてきます。不透明感が強い分、戻りだしたら早そうです。

本当は5000円割れ辺りを狙いたいですが、明日の寄り付きで買いポートフォリオ入れ、目標株価は6000円とします。


ソフトクリエイト(3371)は続伸で、またまた年初来高値を更新。やはり「権利落ち前1ヶ月半は上昇トレンドの法則」はしっかり。ただこの法則は一方で「権利落ち後1ヶ月半は下落トレンドの法則」とセットなので、来週には一度利益確定しておかないといけません。

それでも株価が上がっていることで利回りが相対的に低下し、その分の下落率も小さくなるであろうこと、実際に業績も良いので四季報評価なども高いことなどから、長期的な上昇トレンド自体に変化は無いと思います。何にせよあと一週間で、できるだけ高い位置に行ってもらいたいです。


そして今回は一銘柄売りポートフォリオにも加えたい銘柄があります。それはファーストリテイリング(9983)です。

昨日は反日デモによる影響や足下まで続いた内需好業績株買いの反動から大幅安。日経平均を52円押し下げる原動力になってしまいました。本日はそれの反動もあって大きく買い戻し、22円押し上げる要因に。

ただ、私はここから円安反転による外需主導の相場展開になると見ているので、内需の代表格である同社も相対的に売られていくと見ます。足下で派手に値を上げたジーンズメイト(7448)やタカキュー(8166)も反落の動きが出ていますが、衣料品株全般に手詰まり感を感じます。

そもそも今の株価水準は明らかに高過ぎで、PER24.4倍、PBR4.7倍の銘柄を敢えてここから買う必要も無いでしょう。

NT倍率はITバブル以来の12倍越えとなっていますが、今後解消の動きが出てくると考えるのが自然です。メジャーSQも通過したことで、日経平均操作の必要度が低下したことからも、先物絡みの恣意的な売買の必要性が当面低下しています。結果、ポジション解消の動きが出やすいものと思われます。

チャート的にも金曜の窓開け上放れで、出来高を伴ったアイランドリバーサル示現後のはらみ線。これでもかという程の天井感を出しています。MACDパラボリックなども暗転しており、ボリンジャーバンドも−2σさえ割り込んできたら、完全に下落トレンドに移行しそうです。

ただ需給は良いので、下値の目処は16000円程度までに。明日の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
富士ソフト(9749)は大幅高。こちらは先週の有料メルマガで買いで取り上げ。その後少しずつ上値を切り上げていましたが、本日売り方が抗しきれず大幅高に。ようやく上げ本番開始で、まだ初動段階ですから、目標株価はまだまだ上。また到達の折には当欄で取り上げ根拠を開示します。


野村HD(8604)も続伸。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、先週有料メルマガで買いで取り上げ、以後強い動きが継続しています。緩和による株高期待から、証券最大手の同社に買いが集まっている格好。

一応、本日でチャート的には赤三兵を示現。先高感のかなり強いチャートになってきました。ちょっとこれは大化けの可能性を秘めています。当然、こちらも目標株価はまだまだ上です。


マツダ(7261)も大幅高。こちらは昨日有料メルマガで買いで取り上げ。ユーロ安の進展を見込んで、上放れの動きが強くなると見ました。三角持ち合いも上放れしてきたことで、ここからの上げ加速に期待。やはり目標株価はまだまだ上です。


お陰様で有料メルマガで取り上げている銘柄が軒並み上がっていて、もっと紹介したかったのですが文字数の関係上、今日はここまで。

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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。